帝都で買い物
あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします!
次の日から帝都を観光する事になった。帝都民はすっかり元に戻った様で、街には活気が戻っていた。帝国にはミスリルを使った工芸品が多く売られていた。王国ではミスリルは高級品のため嗜好品に使うなど考えもしないのだが、帝国では多く取れるため武器はもちろん工芸品になるそうだ。
「ミスリルの髪留めなんて王国で作ったらおとんが失神するで」
「アクセサリー入れも綺麗ね。角度で色も変わるし、輝きがやっぱり違うよね」
「女性に人気が高いのはやはりアクセサリーです。ピアスなんかは幅広く人気ですよ」
メイベルは商人として、リリアは自分で作る魔道具の調査のために、ステラは自国の特産品を売り込むために。利害の一致した帝都観光だった。当然そうなると男性陣は荷物持ちになる訳で、両手には多くの荷物が抱えられている。アイテムボックスに入れてもいいのだが、皇女様が自ら案内する人間が何も買っていない様に見えるのは不都合が生じる。見栄えも時には必要だ。
「おい……まだ増えるのか……?」
「まあ、楽しそうだし良いんじゃないかい?」
「楽しいのは構わないが……」
「こっちは腕が2本しかないんだがな……」
女性陣の買い物はそう簡単には終わらない。そこはどこの世界でも同じなのだ。
「お、フィアン!これええんとちゃう?」
「あ?」
「シャリーのお土産や」
「なっ!」
「あら、彼女さんへですか?」
「まだ恋人やないけど、両思いやしもうプロポーズでもええやろ」
「おまっ!」
「でしたらこれはピッタリですわ!」
「誰なの?」
「花屋の子や。幼馴染でな?ずっと両思いやのに歯痒ーてたまらんさかい、発破かけとんねん」
「何暴露してやがる!」
「良いではないですか!祝福されるカップルというのは良いカップルの証拠ですよ!」
結局、本人そっちのけでプロポーズ用の指輪を購入するメイベルとリリアとステラ。
「アイツら……」
「良いきっかけなんじゃないかい?」
「あのな……」
「がんばれ」
「他人事かよ!」
「俺はもう終わったからな」
バルトはニヤッとした。王国に戻ったらもう1組カップルが誕生するかもしれない。
買い物が終わったのは結局夕方になってからだった。
作者もウィンドウショッピング大好きです!
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