表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/64

感染者

こうして慌ただしく一ヶ月が過ぎた頃、年末に向けて人々の往来が多くなり、ついに恐れていたことが起きた。


「メイベルが流行病に感染した!」


夜中に突然発熱したメイベル。王都に行き、商人の護衛をしながら戻って来た。挨拶の時も話し合いもマスクを外していたので、恐らくその時だろう。Sランクの魔法使いでも流石に防ぎきれなかった様だ。


「ホンマごめんなぁ……」


ベッドの中で体を起こして水を飲みながら言う。


「しょうがないよ。ゆっくり休みな」


卵粥をよそいながらいう。そうは言っても、正直痛かった。年末は冒険者も商人の護衛が多いのだ。しかも国王主催の夜会も控えている。夜会は2週間後だから大丈夫だろうが……


「1週間は部屋で隔離だけど、ごめんね」

「ええねん。うつしたら事やからな」


インフルエンザは5日の隔離だったはずだ。念の為に1週間隔離措置をとることにした。さすがSランクだけあって、症状としては軽い方だ。思いの外元気だし、これなら大丈夫そうだ。ちなみにリリアはSSSランクのため問題ない。


「重症にならなくて良かったな」


バルトは昼食後の紅茶を飲んで言う。


「本当だねぇ。メイベルは行動力もあるし、うちのパーティの財務を担当してるからねぇ」

「商会との連絡もメイベルだしな」

「そう考えるとメイベルは縁の下の力持ちだな」


マスクの件も石鹸も王都の商会との連絡はメイベルがやってくれていた。なんだかんだ忙しかったのだ。何だか申し訳なかったな。


「あとは夜会の準備だけだからね」


夜会には制服で参加出来る。衣装に悩まくていいのはありがたい。必要なのはお土産だ。『エンシェント☆キラーズ』からは絹織物で出来たマスクと、領地で採取された抗菌効果の高い木の樹液を使った石鹸だ。絹は寄子の領地の特産品だ。それを糸の状態で輸入し樹液に漬け込む。樹液と言っても性質としては油だ。それを染み込ませて洗い乾燥させてロベルト領へ。ロベルト領では絹織物も名産なのだ。そうして織った絹織物を使って錬金術でマスクを作った。国王と王妃、王子3人分だ。ドミニクが素直に付けるとは思わないが、まあ一応ね。


SSクラスまでは『風邪を引かない』わけではなく。『風邪を引づらくなる』だけです。SSSは風邪を引きません。無敵です。











予約投稿です。誤字脱字がありましたら連絡お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ