水 放射性物質編
素人の作者が2週間ほどでホームページを読み漁り、まとめたものです。
※ 素人作者が2週間の独学で得た知識なので間違っているかもしれません。
※ ホームページ参照の為、片寄った知識等あるかもしれません。
※ 出来るだけ一般の方に分かりやすくまとめたつもりですが分からなかったらすみません。
(一般人基準:作者)
一言:作者は、飲み物を極める事にしました。
まず最初にそして基本となる水からと思い、色々調べる事にしました。
そして、ただ水と言っても単純じゃない事が分かりました。
とりあえず、最近、何かとニュースなどで取り上げられている放射性物質の水にかかわる部分(放射能汚染原因主要三核種)をメインに調べてみました。
※不溶性も飛散し、植物等が付着・吸収したり、沈殿し、魚類等が摂取しています。
放射性物質:人工放射線物質だけでも200種類以上。
近年の原発事故で放出されたモノが約30種類との事。
放射線の種類、生物学的半減期(内部被爆)、物理学的半減期(外部被爆)で危険度が異なる。
放射性物質名称の数字は、質量数(陽子+中性子の合計数)を示す。
同位体は、原子番号(陽子数)が等しく、質量数が異なるもの。
被ばく:放射線が少量の場合、DNAが持つ修復機能で回復する。
500ミリシーベルト以上で白血球が減少する。
1000ミリシーベルト以上で自覚症状が現れる。
4000ミリシーベルトで半数の人が骨髄障害で死亡する。
年齢、性別、体質、体調によって、症状が異なる。
自然にも存在し、土壌や水場から飲食物に取り込まれる。
普通の生活で年間2.4ミリシーベルトほど被ばくする。
人体の中にもカリウム40、炭素14、ルビジウム87、鉛210、ポロニウム210などが一定量ある。
放射線:元素の放射性崩壊によって、放射線を放出したもの。
アルファ(α)線=電離作用が強い為、内部被ばくに注意。
1枚の紙で遮蔽できる。
ベータ(β)線=遮蔽物で減速する際に制動放射によりエックス(X)線が発生するので注意。
1㎝のプラスチック(低い原子番号)で遮蔽できる。
(X線対策も必要。)
ガンマ(γ)線=飛程が長く、電荷が無い為、方向転換できず、防護が難しい。
10㎝の鉛板(比重が重い物質)で減衰される。
中性子線=他の放射線と異なり、同様の対策では遮蔽できず、水素原子で減衰できる。
単位:ベクレル(㏃)=放射性物質が1秒間に崩壊する原子の単位。
ミリシーベルト(m㏜)=被ばくに生物学的影響(線量)の単位。
グレイ(㏉)=放射線によって人体に与えられたエネルギーの単位。
元素・同位体:
-セシウム-
分類:アルカリ金属・水溶性核種
物理学的半減期:約2年(セシウム134)
生物学的半減期:約90日(セシウム134)
物理学的半減期:約30年(セシウム137)
生物学的半減期:約90日(セシウム137)
放射線:ベータ線、ガンマ線
特徴:淡水に溶けにくく、海水に溶けやすい。
影響:内部被ばく、外部被ばく
成人の体内元素量は、1.5㎎程ある。
飲料水等規制値10㏃/㎏を1㎏摂取した場合、実効線量0.00019m㏜となる。(セシウム134)
距離1mの場所に100万㏃の線源がある場合、1日線量は、0.0055m㏜となる。(セシウム134)
飲料水等規制値10㏃/㎏を1㎏摂取した場合、実効線量0.00013m㏜となる。(セシウム137)
距離1mの場所に100万㏃の線源がある場合、1日線量は、0.0019m㏜となる。(セシウム137)
(新基準値(他の放射性物質を含めた設定)10㏃/㎏で計算している。)
排出:約10%は、速やかに排出されるが残りは、長く残留する。
対処:アップルペクチンが放射性セシウムを体外に排出する効果があるとの事。
カリウム濃度を上げ作物が吸収するセシウム量を減らす研究事例があるとの事。
治療薬、プルシアンブルーが用いられるとの事。(300m㏜以上の場合、他にも注意点有)
測定:作物毎に移行係数があり、指標が用いられているが正確には、測定器で測るしかない。
-ヨウ素-
分類:ハロゲン・水溶性核種
物理学的半減期:約1570万年(ヨウ素129)
生物学的半減期:約120日(ヨウ素129)
物理学的半減期:約8日(ヨウ素131)
生物学的半減期:約80日(ヨウ素131)
放射線:ベータ線、ガンマ線
特徴:甲状腺に集まる性質がある。
通常のヨウ素は、必須元素で成人の体内元素量は、11㎎、1日に摂取する量は、0.20㎎との事。
影響:甲状腺被ばく
海水と海藻に吸収され汚染が広がっている。
飲料水等規制値10㏃/㎏を1㎏摂取した場合、実効線量0.0011m㏜となる。(ヨウ素129)
飲料水等規制値10㏃/㎏を1㎏摂取した場合、実効線量0.00022m㏜となる。(ヨウ素131)
距離1mの場所に100万㏃の線源がある場合、1日線量は、0.0014m㏜となる。(ヨウ素131)
(新基準値(他の放射性物質を含めた設定)10㏃/㎏で計算している。)
1歳児の甲状腺が成人の1/10なので10倍の被ばく線量になるとの事。
排出:ほとんどが排出されるが一部が残留する。
対処:安定ヨウ素剤を用いて放射性ヨウ素の蓄積を抑える方法があるとの事。
高性能逆浸透膜清水器があり、軽減できる可能性があるとの事。
測定:簡易測定でも測定器が用いられている。
-ストロンチウム-
分類:アルカリ土類金属・水溶性核種
物理学的半減期:約50日(ストロンチウム89)
生物学的半減期:約100年(ストロンチウム89)
物理学的半減期:約29年(ストロンチウム90)
生物学的半減期:約50年(ストロンチウム90)
放射線:ベータ線
特徴:骨の無機質部分に集まる性質がある。
成人の体内元素量は、320㎎との事。
影響:内部被ばく、外部被ばく
骨肉腫や白血病の原因になる。
飲料水等規制値10㏃/㎏を1㎏摂取した場合、実効線量0.000026m㏜となる。(ストロンチウム89)
飲料水等規制値10㏃/㎏を1㎏摂取した場合、実効線量0.00028m㏜となる。(ストロンチウム90)
皮膚表面に100万㏃は付着した場合、1日線量は、100m㏜となる。(ストロンチウム90)
(新基準値(他の放射性物質を含めた設定)10㏃/㎏で計算している。)
排出:一部は、排出されるがカルシウムに似た性質を持ち、長く残留する。
対処:アルギン酸の投与で体内残留量が減少するとの事。
(ニュースで取り上げられるセシウム、ヨウ素よりも危惧する記事が多く
一方で、危惧にわりに対策等記事がほぼなく、政府への批判的な記事が多い。)
測定:測定器で測定しなければならない。
-トリチウム-
分類:三重水素
物理学的半減期:約12年
生物学的半減期:約90日
放射線:ベータ線
特徴:水素の同位体で固有の名称が付けられている。
水素の成人の体内元素量は、7㎏、1日に摂取する量は、0.35㎏との事。
影響:軽い内部被ばく
1㏃/ℓの水を1年間摂取した場合、実効線量は、0.00002m㏜となる。
現在の降雨中は1~3㏃/ℓとの事。
(核兵器使用前は、0.2~1㏃/ℓとの事。)
排出:全身に分布し、約2ヶ月で排出される。
対処:水と性質が似ている為、除去は極めて難しい。
測定:低いベータ線の為、測定器で測定しなければならない。
-キセノン-
分類:希ガス
物理学的半減期:約5日(キセノン133)
生物学的半減期:蓄積されない(キセノン133)
放射線:ベータ線、ガンマ線
特徴:キセノンオーバーライド(一時的出力低下)やキセノンポイズニング(核分裂制御)等が発生する。
影響:キセノン自体は、強い放射性物質では無い
ただし、特徴に書いた現象を原子力作業員が知らなければ爆発事故につながる。
排出:すぐに体外に排出されるとの事。
対処:キセノン濃度が高い場合は、近くの原子力発電所に注意する。
測定:測定器で測定しなければならない。
-クリプトン-
分類:希ガス
物理学的半減期:約10年(クリプトン85)
生物学的半減期:蓄積されない(クリプトン85)
放射線:ベータ線、少しのガンマ線
特徴:フィルターでは、抑えられず、処理施設等から気体廃棄物として排出される。
影響:皮膚表面の外部被ばく
1㏃/㎥の場所にいた場合、年間線量は、0.0004m㏜となる。(クリプトン85)
排出:すぐに体外に排出されるとの事。
対処:そこまで危惧されていない様子。
ヘリウムガスの様に声が変わると充満している可能性があるので注意。
測定:特殊な測定方法で測定されている。
説明や数値の間違い、勘違い等ありましたら指摘してもらえると助かります。
また、追記等した方が良い事、他に知りたい情報がありましたお教えください。
_( _´ω`)_ペショ