MP増殖炉の種類
【MP増殖炉・基本設定】
操縦者が一定量のMPを充填することで起動。その後、一のMPを■倍にしながら供給されるMPを増幅する。素材はアイゼルフ国内のモンスターの多くが保有する、MPモーターという体外器官。それを錬金術士が培養、それを加工することで作成される。
増殖された操縦者のMPは、レガクロスの全身に行き渡り、それを通じて操縦者はレガクロスを自分の身体のように動かせる。
魔法士にとって夢のような装置だが、増殖されたMPはそのままでは魔法には使えず、特殊な変換器が別途必要。炉事態もかなり重く、起動すると凄まじい騒音と振動が発生するため携帯するには不便。炉の使用中は使用者のMPが自然回復しないとい欠点もある。
【MP増殖炉】
┣全長 :二メートル
┣起動MP:二百
┗増殖値 :五十八倍
レガリアやロードのMP創成炉が技術的に高度過ぎ、量産も技術継承も難しいことから開発されたレガクロス用の動力炉。創成炉の下位互換。しかしその完成度は高く、アイゼルフ建国時代から同じ設計であるのにも関わらず。同じ設計の物が現役。むしろ機体が炉の性能に追いついて居なかった。
外見は樽のようなMPケーブル等の接続部備えた外殻に覆われ、中に特殊な加工を施されたMPモーターが入っている。
レアなモンスターのMPモーターを使用したより増殖値の高い炉もある。
【大型MP増殖炉】
┣全長 :七メートル
┣起動MP:二千
┗増殖値 :三百倍
アイゼルフがより高い増殖値のMP増殖炉を作成しようと苦心した結果生まれた大型炉。レガクロス並みに巨大で増殖値の効率も悪い失敗作。更に近くに入れば鼓膜は破ける程の騒音と、発生する熱で人が燃える。それを防ぐために巨大な筐体が必要。
ゲルドアルドが居るため、炎熱をMPに変換できるレア素材、ニトロハニービーの体毛が気軽に使える環境のゲシュタルトが改良してサンダーフォーリナーに積まれている。
【高出力MP増殖炉】
┣全長 :四メートル
┣起動MP:四百
┗増殖値 :二百倍
ゲシュタルトが大型MP増殖炉の稼働データを元に開発した、大型MP増殖炉の小型化した中型炉。まだかなり大きいが、起動MP大幅に減らし増殖値は下がったが効率が増した。
サンダーフォーリナー以外の、ゲシュタルト幹部専用レガクロス積まれている。
【超大型MP増殖炉】
┣全長 :十五メートル
┣起動MP:■億
┗増殖値 :十万倍
プロジェクト・ウロボロスで採算度外視で開発されたMP増殖炉。横幅はレガクロス二機分。高さはレガクロスの一・五倍という超大型炉。増殖値が十万倍という恐ろしい増殖値だが、異世界転移する前のゲルドアルドだと起動すら出来なかった色んな意味で化物炉。
ゲシュタルトの倉庫で埃を被っていた一号機が、異世界転移後の膨大なMP保有するゲルドアルドによって起動。その恐るべき増殖値をオゾフロやダイ・オキシンに披露したが、直後に自らが発生させた振動と熱で自壊、大爆発した。
素材を一から見直した二号機が超弩級レガクロス【ゲシュタル・ゲル・ボロス】積まれている。
【オゾフロ式MP増殖炉】
┣全長 :四メートル
┣起動MP:三百
┗増殖値 :五十倍
ギルドを作る前のオゾフロが、レガクロスオリジンの動力炉とMPモーターを見て、独力で完成させたオゾフロオリジナルのMP増殖炉。性能は他の炉と比べると最低だが、その真価はオゾフロがMP増殖炉の構造を知らずに独力で完成させた点にある。
この炉を搭載していたオゾフロのオリジナルレガクロス【タイラントアーティザン】は国に届け出を出していたが、余りにも個人で作るには巨大でスペックが高く、不審に思った衛兵が当時の最新鋭機バルディッシュⅡ一体伴い赴く。
タイラントアーティザンにMP増殖炉が搭載されている事が分かり、勘違いした衛兵が増殖炉の窃盗容疑でオゾフロの連行とタイラントアーティザンの破壊がその場で決定。謂れの無い罪でぶちギレたオゾフロがタイラントアーティザンで大暴れして、随伴していたバルディッシュⅡを破壊。
その後、衛兵の援軍で七体のバルディッシュⅡが出撃し取り押さえれたが、五体も破壊され、生き残った二体も修理するより新造した方が早いという状態だった。