レガクロス基本設定
主にアイゼルフ王国で運用されている魔法と機械の巨人兵器。
【通常のレガクロス】と呼ばれる機体はバルディッシュシリーズのことである。
国で運用と作成が行われる機体は、基本的に全長十メートル前後。大きく分けると【ゴーレム装甲】【回路骨格】【MP増殖炉】【MPモーター】【キメラ武装エンジン】で基本的に構成される。機体修復用、弾丸用のスライムは拡張空間に収納されるが、整備のための取り外し交換しやすさから、他の機械や魔法装置は拡張空間の中ではなく装甲の内側に納めてある。
これはテックマウンテンから発掘されたレガクロスオリジンを模倣した構造を採用しており。レガクロスレガリア、レガクロスロード、バルディッシュシリーズ、ハルバートシリーズの構造はほぼ一緒。違いは動力炉。
アイゼルフの国力を示す戦略兵器だが、ダイアレスやディセニアンが個人的に作成していることもある。使用目的と性能を大きな都市に届け出でれば、作成と保有は基本的に許される。届け出と違う目的で使用されているのが発覚した場合、国から派遣されたレガクロスによって、文字通りレガクロスを叩き潰された上に重い罪に問われる。
MP増殖炉の作成方法、MPモーターの同一規格培養方法は、国の秘匿技術。個人で作成するはほぼ不可能。購入することは可能だが厳重な審査と定期的な連絡が必要で、勝手な破棄と転売は重罪である。
そのため個人で作成するレガクロスに多くのMP増殖炉は存在せず、大きさは国のレガクロスの半分以下。モンスターから採取したMPモーターの大きさや出力はバラバラで、手足の形状や大きさも違うのが普通。臀部に大きな車輪を備える車輪と脚の複合下半身が多い。
国民のヒーローであるバルディッシュシリーズと同じカテゴリーに入れるのは恥ずかしいと【デミクロス】。または臀部の補助輪利用して移動する様子が座っているように見えることと、左右非対称の統一感の無い姿から【ジャンクチェア】と呼ばれたりする。
キメラ武装エンジンは、錬金術が扱えるなら時間を掛ければ誰でも作れるので、備えている機体はそれなりにいる。
【MP増殖炉】
操縦者が一定量のMPを充填することで起動。その後、一のMPを■倍にしながら供給されるMPを増幅する。素材はアイゼルフ国内のモンスターの多くが保有する、MPモーターという体外器官を錬金術士が培養、それを加工することで作成される。
増殖された操縦者のMPは、レガクロスの全身に行き渡り、それを通じて操縦者はレガクロスを自分の身体のように動かせる。
【MPモーター】
アイゼルフ国内に居るモンスターの多くが保有する、回転、発電する体外器官。MPを器官に流すだけで回転し発電するためMPを消費せずに回転運動と電気を獲得できる。僅かにロスがあるので完全に消費が無いわけではない。
モンスターから得られるMPモーターは、大きさの違い、大きさは一緒でも発電量の違いという形で個体差が存在する。アイゼルフはMPモーターを同じ規格で、培養と大量生産する秘匿技術を保有している。
【キメラ武装エンジン】
キメラを利用した人体に存在しない、レガクロスの内臓武器を感覚的に操作するための補助装置。レガクロスの頭部の中に存在し、全身に根を張るように神経が延びている。頭部にあるのは、小さな人が金属の巨人の身体に適応するため感覚補助でもあるため。
破壊されると内蔵武装の感覚的な操作が出来なくなるが、非常用の物理装置が用意されている。
【ゴーレム装甲】
主に金属で作成された装甲型ゴーレム。
レガクロス装甲の多くがゴーレム化されており、動きに合わせて最適な形に変形、大きくへこんでも短時間で元に戻り、欠けた場合でも欠けた部分を装甲に接触させると取り込んで修復される。モンスターと組み合う場合は装甲が変形、連結し一時的に強化外骨格としての役目を担う。鋭い刺を成形して防御や攻撃も可能。
個人製作のレガクロスは素材に石、土、木材、布、使われている場合がある。国内で入手した素材なら金属が含まれているのでそれでもかなり頑丈。
【回路骨格】
十メートルと巨大を支えるため、主に金属で作成される骨格。
MPモーターの出力に耐える、MP増殖炉から供給されるMPを効率良く循環させる等、重要な役目を担っている。
個人製作のレガクロスは素材に石、土、木材、布、使われている場合がある。国内で入手した素材なら金属が含まれているのでそれでもかなり頑丈。