家出しましょう!
私は、すたこらさっさと家にもどり自分の部屋にこもる。
お母さんに何か言われた気がしたが、血の繋がった親さえ敵だとおもうことにしたから、適当に答えておいた。冷たい気もするけど、ここらへんが前世の記憶をもって生まれたおかげだろうか?最初は性別の違いなどいろいろあったけど、まぁいいかってことで今は慣れた。
私は、箪笥の中からできるだけ大きなカバンをひっぱりだし、ナイフ、ランプ看板に詰め込んで行く。そういえば昔なんかそういった歌があったなーって少し思ったがそんな暇はない、何時でも逃げだせれる準備をしておかないといつ、記憶をいじくられるかもわかんないしって考えてたら、今の記憶とか作られたものだったのだろうか・・前世の記憶とかの実は植えつけられのものだろうかって不安になってきたけど、なぜか、前世の記憶だけは大丈夫だと思う。
「これ以上考えると、知恵熱がでそう・・まっいいかっ」
そう、昔の前世の記憶も、臆病で怖がりでうだうだ考える性格だった。
性別が変わってるけど、今度こそ幸せになるんだと生まれ変わったんだって気が付いたときに決めた。
だから、いろいろ考えるけど悩んだ時は、まっいいかっで思考を閉じ行動することに決めたのだ!
正直、今の性格も前世の記憶の時の性格もあまり変わってない気がするけど、どんな些細な事でも行動することで変わるって信じてる、それが今の私の原動原。
「適当に詰め込んでたら、鞄からあふれちゃった・・いるものだけにしないと」
あれこれ悩んで詰めていたら、日が落ちて夜が来ていたことに気が付いた。
母に呼ばれ、父と母との3人で夕食をとり、みんなが寝静まったぐらいに私は部屋をそっと抜け出した。
さすがに、育ててくれた親に何もないのは申し訳ないなと思い手紙を残していくことにした。
<家出します! 探さないでください。>
自分で書いておいてあれだけど、なんか由緒正しい?家出になったなー?と思ったりしたけど、まぁ、いいかっでサクッと家を抜け出した。