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謎の手紙
「君のために」
不自然なくらい綺麗な文字だった。純愛みたいだな…なんて軽く考えてしまう私がいた。
でも、わからないことがあるのだ…それはこの「手紙」の差出人だ。私はこんな愛を手紙に書き記してくれる相手は思い当たいどころか今まで彼氏、というものを作ってきたり自ら愛す人はいなかった。
「恋、か…」
ポツリ、と口に出した言葉は静かに消えていった。不自然な手紙。差出人のわからないその謎の手紙はいつしか大事な物になっていき、そして私は相手は誰なんだろう。なんでこんな手紙を?と胸を膨らませた。
よくよく考えたらこれは恋愛の手紙なんかじゃないかもしれないのに。初めての甘い幻想のような心地よさに私は沈むように部屋のベッドに体を沈ませて意識を手放した_______
初めての投稿ですが、読みにくい等がありましたら声をかけてくれると嬉しいです。