第3話 連携攻撃
ガーディアンシャドーは、守りがとても硬い。
クリスタにとって、スノウとレイカは、自慢の弟子である。
さて、どう乗り越えるか。
「スノウ、同時に攻撃するよ、あなたは上から攻撃。私は、下から魔法を打ってみる」
「おっけぃ!」
スノウは再び、空高くジャンプをした。
同時に攻撃をすることで、魔物の注意を分散させることが目的のようだ。
2人は、瞬時に魔物の弱点を見破っていた。
ガーディアンシャドーは、単体への防御力は高いけど、意識を分散させることで、攻撃は通るようになる。
「今度は、さっきみたいにはいかないよ! マジックスイング……フローズン!」
スノウは、剣に魔力をまとわせ、氷の力を剣に宿した。
クリスタとの修行の時は、息が上がっていたが、しっかりと自分の技として利用できていた。
魔物は防御の構えで応戦し、飛んでいるスノウに注意が集中している。
スノウの長所は、攻撃の素早さであり、三度土偶の岩の攻撃を裁く。
「これは、もっと魔力を込められる」
この隙を見逃さなかった、レイカはさらに魔力を溜める。
「よし、準備完了だよ! スノウ距離をとって!」
レイカの魔法の砲撃準備が完了する。
「おっけー! とどめ刺しちゃえー!!」
空中で受け身を取るスノウが、レイカに声をかける。
「任せなさい、フロスト・スピア!!」
スノウが魔物の注意をひきつけ、大きな隙を作りあげた。
そして、先ほどよりも強力な〈フロスト・スピア〉をレイカは放ち、魔物を貫いた。
レイカの魔法の威力は凄まじく、魔物は見るも無残な木端微塵となった。
「よくやったねぇ、ふたりとも」
クリスタは2人を労い、無傷で討伐できたことが嬉しく、頼もしく見えていた。
「レイカ、魔力少し溜める時間長くとったでしょ!」
「えぇ? そんなことないよ?」
「全く、あと少し長かったら、私がとどめ刺してたからね!」
またもや、スノウとライカの言い合いが始まった。
――全く、喧嘩するほど仲が良いとは言うけど……
――喧嘩……しすぎだよ……
クリスタは、この先が少し不安になったが、『喧嘩するほど仲が良い』ということわざもある。
冒険が進むにつれ、きっと凄いコンビになることを期待した。




