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プロローグ
その少女は、
まだ15歳だった。
「女王陛下、万歳!!!」
ある日突然、平民の少女は女王になった。
「私が王族だなんて言われても受け入れられる訳が無い」
「それでもあんたを望んだんだあの方は!」
「私はもう、誰も信じない」
「私は王。誰よりも威厳を持ち、誰よりも民を慈しむ。この命をサンエルドラド王国に捧げましょう」
――そして彼女は、伝説と成る。
「あ゛〜〜〜死ぬ!死ぬ!死ぬ!誰か私に棒付キャンディちょうだい禁断症状出てるっ!!!!!」
実は割とお気楽かもしれない転生女王の物語。