王都[アルマ]
「うわ〜おっき〜」
妹の真理亜は、王都の門をくぐってすぐの
噴水を目をキラキラさせながら見てる
噴水から出た水は王都中に張り巡らせている。
「綺麗な街ですね。」
「ああここは、水の国とも言われるくらいだからな
それにこの国の王は、民の事を第1に考えてくれるから、たまに城から出て民から直接話しを聞いて、
改善に取り組んでくれるんだぜ」
「とても、いい王様なんですね。」
「まぁこの国で暮らすならその辺は苦労する事は、ないと思うぜ。」
「私ここに、住みたーい」
とおねだりするように俺に抱きつき上目づかいで見てくる
「そうだなここなら、不自由なく暮らせそうだしな。冒険者でもやりながら、部屋を借りて暮らそうか」
「にいちゃん達よー話まとまってるとこ、申し訳ないが・・・この辺には、そこそこ強くモンスターばっかりでよ。にいちゃん達じゃここで冒険者やっていくんじゃ厳しいと思うぜ」
「そんな・・・・じゃあ私達はどうしたらいいのでしょうか・・・」
「まっそんな心配しなくても、とりあえずここで冒険者登録だけして、別の街でやっていけばなんとかなるだろう移動にも転移門があるからそれを使えばいい」
「それにこの街でならお前らみたいな身元が分からないような奴らでも結構簡単に冒険者登録できるからよ」
そう言ってカイは、俺たちを冒険者ギルドへと紹介してくれて、難なく冒険者に登録することが出来た。
「では、こちらが冒険者カードになります。
こちらは、ご自身の身分証にもなりますので無くさないでくださいね
無くされると、再発行されるまで報酬が受け取れなかったり
スキルアップが出来なくなるのでご注意ください」
20代前半くらいの受付嬢が俺たち3人に冒険者カードを渡す。
「あっそれとよ、こいつら異世界からきたとか、言ってて
金も装備もないみたいんだけどよ。こいつらが初めにやる手頃な街はないか?」
カイは受付嬢に俺たちの状況を説明してくれる。
て言ってもいきなり異世界から来たとか信じてもらえるのだろうか・・・
受付嬢も不思議そうな顔でみてるし・・・
そうしてると1人の中年ぐらいの男が話しかけてきた
「お主らか、異様な格好をしているものがおると聞いてきたのじゃが・・・」
!!...
周りの空気がいっぺんした