なんか電柱になっちゃったんですけど!?
「疲れたぁ〜」
今日はなぜかとても疲れていた、フルマラソンを昔完走した事があるが今日はその日以上に疲れていた何かしたわけでもなく、いつものように学校に行っただけだっただがとても疲れた学校帰りの俺は2階に上がり自分の部屋のベッドで横になるとそのまますぐに眠ってしまった。
寝ちゃってたのか?俺は体を起こそうとした、しかし
体は動かなかったというか体の感覚がないのだ腕の感覚も足の感覚もない、ただ意識だけはあった。
そのまま数分たち困っていたら声がした
「困ったのう」
老人のような声だったが耳にというより意識に話しかけてきているような気がした。
「そこの青年よ、正しくは元青年だが聞こえているだろう」
多分俺の事をいっているのだろうが応えようと声を出そうとするが声もでない、しかしその老人のような人は俺の思っていることが分かるかのようにこう言った。
「聞こえているようだな、いきなりこのような事になってしまい申し訳ないお主は今電柱に意識がある。」
電柱に意識があるぅ!?俺は理解出来ていなかったがその老人はさらによくわからないことを言い出した。
「わしは神じゃ、色んな世界を見守っておるのだが世界の管理人として色々な事が出来るのだ、今別の世界では魔王なる者が大暴れしておる」
まさかそいつを倒しになんて言わないいだろうな!
「言うわけないじゃろ、お主のような勇者がいたら魔王は大喜びじゃ。それはそうと別の世界でちゃんとした勇者を作ったのだがその勇者に力を与える時にちと失敗してな、お主に夜の間に別のものと入れ替わるようにしてしまったのだ」
なるほどな魔王大喜びは心外だが勇者じゃないだけましだ
「それでお主は勇者が魔王を倒すまで毎晩入れ替わるようになっている」
ちょっとまて、勇者が魔王を倒すまで!?それ完全に勇者頼みじゃないか。
「この世界で1ヶ月もすれば魔王は倒されているだろう、まあ悪い事ばかりではない昼は普通に生活出来るし勇者のレベルに応じてお主が入れ替わるものも良いものになっていくだろう」
この生活を1ヶ月もしてたら悟りでも開きそうだな
「まぁとにかく何も出来ん状態の今では暇だろうから目は付けてやろうそれと勇者の状態を見れるようにもしておく」
そう言うと周りが一気に明るくなった、本当に電柱になってしまっている
「色々大変だろうがよろしくな」
そう言うと神の声は聞こえなくなった、なんて迷惑な神なんだまぁなったもんはしかないとりあえず勇者の世界でも見てみるか。
あれが勇者か?まだ子供じゃねーかさっきから色々あるけど勇者が子供っていう事実が1番心配だ、まぁ今日はやることないし勇者様の様子でも見て過ごすか。
そのまま勇者の様子を見ているといつの間にか自分の体に戻っていた、元の体でも勇者が見られるようだ。
もう朝になっていた疲れているかなと思ったが昨日の疲れが嘘みたいに元気いっぱいだ、毎晩と言っていたので今日の夜にもあるのだろうか、とにかく今日もいつもどうり学校に行きますか!