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ふっつーの夕食

「おぉ! 新品だ! まるで!」


一旦奥へ入り、また出てきたキョクヤから鎧を受け取り、ツバキは歓声をあげる。


「こんくらい自分でやったらどうすか。その方が金かかんないすよ?」


「え? 自分でやれるの?」


「脳ミソ論外っすね」


確かにできなくもない。服に付いた糊を取るより簡単だろう。

コテとか使って、こう、なんというか、こうやって。


「いくらだ?」


「20Gっす」


「安いね」


ハルマには安いかどうかわからないが、ツバキの発言から察するに、安いらしい。


「まぁこんなクソ簡単な単純作業、この4分の1くらいでいいんすけどね。こっちも経営あるんで」


「たった15Gの儲け?少ないね」


「一応他の客もいるんすよ」


脳ミソが論外なツバキの感想に、キョクヤは呆れたように返す。


「じゃあ帰るわ。じゃな」


「ういっす。あざました」




帰るなり。


「お腹空いたー!」


モミジの叫び声が聞こえた。


「今日の炊事当番誰だっけ?」


ツバキは首を傾げる。


「この流れ、ツバキのパターンじゃ?」


「いや違う違う」


ハルマの問いかけに、ツバキは手を顔の前で振る。


「わかんなくなっちまって」


イノが苦笑しながら言う。

……大問題じゃねーか? それ。


「じゃあ俺が飯作るよ、しゃーねーな」


「え?ハルマ君ご飯作れるの?」


「舐めんな」




ハルマは早速料理に取り掛かり始めた。

飛び跳ね始めてしまうのではないかと、キャベツとレタスを睨みつけたが、どうやらそんなことはないらしい。


「何食いたい?」


「ビーフストロガノフ」


「作れるかそんなもん」


ツバキの要望を、ハルマは一瞬で却下する。


「もみじ饅頭」


「ここは広島じゃねぇんだよ」


モミジの要望も、これまた却下。


「七草粥」


「今は春なのか?」


イノの要望は、却下とは言いづらいな。


「まぁいいや、時間的にとりあえず晩飯になるだろうし、シチューでいいか」


「え?シチューってそんな軽いノリで作れるの?」


「ん、まぁな。煮込むだけだし」


「確かにそうなんだけど……。って、え!?ハルマ君、クリームから作るの?」


「当たり前だろ」


僕が料理できないからかな、僕が書くキャラって、料理に謎のこだわり持つ奴が多い気がする。




「お待たせ!」


「おおー!」


ハルマが持ってきた大鍋を覗き込み、3人が歓声をあげる。


「美味そう!」


「ねぇハルマ君、もうこれ食べていいの?」


「ああ」


ハルマの許しを得た3人は、一斉にシチューを自分の取り皿によそい始める。

そして食べ始める。

当然のごとく、口の中をやけどした。

はい!存在を忘れてたインタビュー企画第何弾だっけ!?もういいや!!


りぺあ「はいどーもー」


キョクヤ「よろしくっすー」


りぺあ「いやー、忘れてて(笑)」


キョクヤ「忘れんなよ。で、なんで自分なんすか?」


りぺあ「なんか気に入ってるキャラだからだねぇ。それ故に、ビジュアルもかなり初期から決まってて、それで具体的な描写になったってのがあるねー」


キョクヤ「ほうほう。確かに自分と姉さんの描写はしっかりしてたっすよね」


りぺあ「まぁね。普段はビジュアル考えるのもだるいし」


キョクヤ「おい」


りぺあ「まぁでも、読者の皆様にはそこは想像で補ってもらえると信じてるよ」


キョクヤ「それはもっと有名になってからいうセリフじゃないすか……?」


りぺあ「まぁ、そうかもね」


キョクヤ「ところでこれ、三人称視点の小説っすよね?普通に一人称入っちゃってるじゃないっすか」


りぺあ「うーん、三人称って何気に書きづらいからね。だから僕の一人称にしちゃった」


キョクヤ「まぁ作者の特権でワープもキャラの心情描写も可能すからね」


りぺあ「そゆことそゆこと。まぁ言うなら三人称と一人称の中間、みたいな感じ?」


キョクヤ「二人称?」


りぺあ「それは違うと思う……」

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