しらす
サブタイと内容はほんとに全く関係はないです。
反省はもちろんしてません。
その後、全員が集まったので、メシアが貸してくれるという部屋に移動することにした。
ちなみに、武具はみんな新調したようだが、いいものが安く手に入ったと、みんな機嫌がよかった。ハルマは見せて欲しいと言ったのだが、帰ってからのお楽しみだとはぐらかされてしまった。
「すげぇ、広くね!?!?」
貸してもらった部屋に入るなり、ハルマは感嘆の声を上げる。
メシアは意外と多くの事業に手を出しているらしく、たまたま自身のホテルに予約が入っていなかったため、ハルマたちに部屋を貸してくれる事になった。ちなみに、このホテルは先程の武具屋からは徒歩で20分もかからない。
「あははは、スイートルームってやつだよ」
「え、いいのかこんな部屋タダで借りちまって…」
「あ、いいのいいの! ほんとに気にしないで!!」
そんなメシアの様子を、皆は不思議そうに見る。昨日会った時はこんな性格ではなかったはずだがみたいなそんな顔である。
「じゃーアタシはあっちにいるから、なんかあったら声掛けとくれよ」
「わかった」
そう言うと、メシアは足早にホテルを出ていった。
「なんであの人あんな急いでんの?」
「さぁ?」
ユウキがハルマに耳打ちすると、ハルマは肩を竦めた。お前は自覚しろ。
「俺と居るのがいやとか?」
「何があったんだおまえらマジで…」
ハルマがふざけ半分に言うと、イノがやれやれといった感じでため息をつく。
いや実際それに近いところなんだろうが。会話の内容的に。
そんなこんなで、夜を過ごした。
もちろん女子と男子は部屋が別だ。当たり前だ。
同性愛者はツバキ以外いなかった。当たり前だ。
もうツバキという新しい性別を作ってコイツを隔離したらどうだ。無理か。
次の朝、モミジとユウキはげんなりとした顔で廊下に集合した。
「聞きたくはないが何があった」
「聞きたくないなら聞かないでよ…」
ハルマが尋ねると、モミジはクソデカため息と共に答える。
相当なことがあったらしい。
「でも、声はしなかったよな?」
ハルマがイノに確認をとると、イノは首を縦に振る。
「……口、塞がれてました」
「うそだろ」
モミジが死んだ顔で答えると、ハルマはすかさずツッコミを入れる。彼はこうでなきゃならない。
「いやー、ガムテープくらいは持ってこないとね。それだけだと声が漏れちゃうんだけど、ティッシュ丸めて詰めたり最悪その娘が穿いてる下着とかも詰めちゃえば」
「いい加減黙れ」
ハルマはツバキの腹部に蹴りを入れる。攻撃力は低いが、気持ちだけでも。
「でも、そんなん自分で取れば」
「どこかの誰かがロープ持参してた話でもします…?」
ユウキの口が敬語に戻っている。いやほんとに何があった。
「…でも、新たな扉を開いたかも…」
「開くな!!」
ハルマはついででユウキの鳩尾をぶん殴った。何だこの一行。変態しかいねぇのか。
「鳩尾はやめてください…いくら攻撃力低くても鳩尾はきついっす…」
「お前が敬語ってなんか気色悪いから死ね」
「なんかにかこつけて死ねって言いたいだけでは」
「そやな」
さすがはハルマである。言動の支離滅裂さだけなら世界一だと、僕は思う。




