ぐっだぐだー↑ ぐっだぐだー↓
投稿遅れて申し訳ありませんね、頑張ります。
ぐっだぐだー↑、ぐっだぐだー↓
ぐっだぐだー↑、ぐっだぐだー↓
そんな効果音が聞こえてきそうなほど、4人はぐだぐだしている。
理由は簡単。
ハルマが強すぎて、まともに稼ぐ必要がないからだ。
ハルマはソファに寝転がりながらテレビをぼーっと眺め、モミジはそのハルマの上に寝転がりながらマンガを読み、ツバキは机に突っ伏しながら眠っており、まともに冒険者らしい事をしているのは、銃の手入れをしているイノだけである。
「あれ? イノの武器って鎌じゃなかったか?」
違和感に、ハルマはイノに向き直る。
そのせいでモミジは振り落とされかけるが、わわっ、と言いつつもバランスを保つ。なかなかに物凄いことを地の文でやってのけている。
「あー、そうだったよ?」
「なんで変えたん?」
「言ってなかったっけ? 僕元々はガンナーなんだよ」
「ほー」
イノがガンナーは少し意外だ。
「ほら、ウチ、ハルマが来るまでアタッカーいなかったからさ」
たしかに、モミジは俊敏さを生かしたアサシン、ツバキはドMを生かしたウォーリアーである。
なるほど、純粋な火力要員ということか。
「でもなんで急に」
「あぁ、百極堂に銃器追加されたからな」
百極堂、たしかに銃器が少なかったな。
ビャクヤもキョクヤも銃器が苦手なんだっけ。
ビャクヤはダガー、キョクヤは罠が好きなんだっけか。
たしかに置かないはずだ。
「じゃあ聞くけど、例えば、ピンポイントで狙いたい時は?」
ハルマが尋ねると、
「ライフル系か? アサルトとか」
腕組みをしながらイノは返す。
「派手に行きたい時」
「そりゃロケランだろ」
「いつでもどこでも」
「ハンドガン」
「話しが合うな」
ハルマとイノは話が合うようだ。何より。
「じゃあ最後だ」
ハルマは少し間を持たせて言う。
「一番好きなのは?」
「「ガトリングガン」」
2人はハモったあと、無言でハイタッチ。
完全にモミジが振り落とされた。
「痛いよ!?」
「バランス取れよ」
「おんぶの形になっちゃうけど!?」
「本望」
短く言うハルマの顔面にモミジの拳が叩き込まれる。
「へんたい」
「パンツは被ってねーぞ」
「マンガじゃねーんだよ」
顔を赤くするモミジに、真顔で返すハルマと、冷静に突っ込むイノ。
この小説、ボケとツッコミが転換しまくってようわからん。
「ていうかツバキの寝顔笑えるんだけど」
ハルマがツバキを指さす。
ツバキを見ると、机に頬を押し付けて、ヨダレを垂らして眠っている。
これにはさすがのイノとモミジも吹き出す。
「ん? …んにゃ……」
ツバキは目を擦りながら起きあがる。
モミジが口元を指さしているのに気がつくと、慌てて袖口で口元を拭う。もはや笑うしかない。
「なぁ、こいつら本当に女子か?」
「さぁ……」
ハルマとイノが怪訝な顔でヒソヒソと話しているのに、女子陣が気づくことは無かった。