1/2
「あらすじ」
今回、初作品です。
連載頻度は連続になったり、ならなかったりバラバラだとは思いますが、宜しくお願い申し上げます。
「この世界はなぜ人との繋がりを持たなければいけないのだろう」
いつからだろうか、こんな事を考えるようになったのは。
人は生まれた瞬間から、自分以外の人と出会い繋がりを持つもの。
産んでくれた親、看護婦と、この世界に生まれた時には既に繋がりを持っている。
もし、人は生まれた瞬間から自分しかいない世界に飛ばされるとしたら?
自分しかいない世界で生きていけたらどんなに幸せだろうか?
1人なら、人に暴力、暴言を吐かないし、恋愛もしない、友情も生まれない。
それはある意味、人を傷つけないし、自分も傷つかないのではないだろうか。
「そんな世界に生まれ変わりたい」
僕の名前は、鮫島涼太。年齢は今年で27歳だ。
僕のこの暗い雰囲気のせいか
名前を書くときには、よく「冷島かと思った。」と言われる。
そのことを、僕は何も気にしてないし、そんなどう猛な動物の名前より自分に合ってる「冷」の方が自分には合ってると思っているくらいだ。