6/6
カミサマの悪戯~参~
改訂中
「調子はどうだい? 水無日向くん」
やはりカミサマか。 現れたことには感謝したい。 こいつは何故ボクの名前を知っている? そこまで考えて思い出した。 こいつ、知らないことはないって言ってたな。 やっぱり気持ち悪いなこれ。 ボクが言えたきりじゃないが。
とりあえず能力について聞かないといけないな。
「この能力では他人の思考を覗けなかったが、どうゆうことだ?」
カミサマは笑顔で話す。
「調子は良さそうだね。 で、それについては答えておこう。 実は君に与えた能力は、乗り移る能力ではない。」
こいつを信じたボクが馬鹿だったのだろうか。 どうゆうつもりだ?
「君に与えた能力は、最初から自分が対象の人だったらという“別の世界”へ意識をとばし、その人になる能力だ」