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お墓参り  作者: 水々
5/6

嘘~参~

改訂中

ボクの予想はこうだ。 ボクが乗り移っている間は、ボクの体は抜け殻みたいになっている、そう思っていた。


しかし違った。


普段どうりのボクがそこにはいて、変わった様子はない。 いつもより少し明るい気がしたが、違和感は感じられない。しかし、先ほどのメールの話が気になる。 そんなもの送った記憶はない。 そもそも携帯を持っていない。


どうゆうことだ?


しかし考えても答えはでず、あのカミサマに文句を言いたくなってきた頃に、今日の授業は終わった。


忘れかけていた。 家に帰る前に、元の体へ戻らなくてはいけない。 まだ教室に残っていた自分に、こっそり近付くと最初の乗り移りと同じように“相手の中を見る”感覚。 少しの頭痛とともに、戻れたのだと実感する。 しかし違和感を感じる。 他の人と間違えたか? しかし周囲に人はいない。


おかしい。


そう思った。さっきまで乗り移っていたヤンキーがいない。 何故だ? 驚きすぎたのか頭が回らず、ポケットから携帯を取り出……何故、携帯がある!? つい無意識に、友達に“携帯”で助けを求めようとしていた。


驚きを隠せないでいると、あいつの声が聞こえた。


「調子はどうだい? 水無日向みずなしひゅうがくん」

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