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005:倒せそうな敵を探して

しばらく忙しく、更新できませんでした。申し訳ありません。


 よし、そうとなったらレベル上げだ! 敵を倒して経験値を稼ぐぞー。

 最終目標は、人間への進化だ。そのためにもレベルを上げて進化を重ねるんだ。やる気満々な僕は、経験値になってくれそうな生き物を探して歩き回る。


 といっても、さっき見たようなトカゲを、今の僕が倒せるとは到底思えない。確実に胃袋行きである。トカゲなんか、あの大きさだ。僕なんかおつまみ感覚でぺろりと食べられるだろう。

 もっと小動物的な、お手軽に倒せそうなやつがいいなあ。そんで、飛ばないやつ。空中戦は僕にはできないし、地上で追い詰められたとしても空に逃げられたらそれまでの戦闘が徒労に終わってしまう訳だ。小さい昆虫とか、小型の草食動物とか。そういう類の、弱そうな魔物、いないかなー。


 そう思って、辺りを散策する。

 さっきのトカゲや、オオカミなどをちらほらと目にはするものの、どれも軒並み強そうだ。そのすべてを草むらに隠れてやり過ごす。生き残るための戦略的撤退というやつだ。経験値は早く欲しいが、昔の偉い人も言っていた。急がば回れだ。今すぐに焦って挑んで、死んでしまっては意味がないのだ。生き残ることが一番大事だ。

 今も、イノシシがのしのしと目の前を横切っていく。息を潜め、その赤い巨体が通り過ぎるのを待つ。ふごふごと鼻をひくつかせるのを見ると、本当に気が気じゃない。早く行ってくれないだろうか。見つかれば、即お陀仏だろう。僕は何秒くらい持ちこたえられるだろうか。などと、そのイノシシがどれくらい強いのか考えていると、視界にステータスが浮かび上がる。



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種 族:レッドボア Lv.26/50

ランク:D


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 え? これだけ?

 他の生き物のステータスが見られたことはありがたいが、自分の時と比べて情報が少なすぎることない? 種族とレベルとランクだけって。

 それにしても、イノシシさん、レッドボアって名前があったんだね。今度からそう呼ぶよ。26レベルにDランク。強そうだ。僕の勝ち目は薄そうだ。というか、ほぼ皆無だろう。情報としては少ないが、それが分かっただけでもありがたい。

 そういえば、このランクってのは最低いくつなんだろう。まさか、僕のランク、G-が最低ランクなんて事はないよな……?


 僕よりランクが低い生き物が居ることを願いながら、片っ端から【ステータス閲覧】をかけていく。

 ちなみに、レッドボア以外の生き物のステータスはこんな感じだ。

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種 族:フォレストウルフ Lv.18/40

ランク:E-


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種 族:ミニサンドドラゴン Lv.39/60

ランク:C-


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 オオカミはフォレストウルフ、トカゲはミニサンドドラゴンというちゃんとした名前がついていた。

 トカゲだと思っていたら、ドラゴンだったのか...翼がないのは、サンドドラゴンだからかな?名前にミニってついてるし、成長してないからかな?

 見かけた生き物の殆どがフォレストウルフだったことを鑑みるに、ここら一帯は基本的にはフォレストウルフの縄張りのようだ。群で居るところもしばしば見かけた。オオカミっていうからには肉食だろうに、一体何を食べて生きているのだろう。これだけ探しているのに、捕食対象になりそうなウサギのような草食動物は見当たらない。単に大きい生き物に目が行きがちなだけだろうか。

 レッドボアやミニサンドドラゴンも見かけたが、全体としてみると数は少なく、単体で居ることが多かった。いずれもフォレストウルフよりもランクもレベルも上だが、多勢で襲い掛かられたら無事でいられるのだろうか。もしかしたら、こいつらがフォレストウルフの食べ物になっているのかもしれない。


《スキル【ステータス閲覧】がLv.3に上昇しました。》

 スキルのレベルが上がっても、僕より弱い生き物は、今のところ見つかっていない……





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個体名:なし Lv.1/20

種 族:魔物のタマゴ

HP  :10/10

MP  :5/5

攻 撃:5

守 備:10

魔 力:5

精 神:10

速 さ:5

ランク:G-


スキル:

【ステータス閲覧 Lv.3】【体当たり Lv.2】


呪文:


アビリティ:

【進化の可能性 Lv.-】【超成長 Lv.-】【食材の見分け Lv.1】


耐性:

【打撃耐性 Lv.2】


称号:

【異世界人】【採集家】

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