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018:着工

 PVが70000突破、ユニークは15000突破です!

 自分の文章が皆様のお目に触れているのだと思うと、大変嬉しいです。


 次回更新は明日土曜日を予定しています。

 マイホーム建設に適した立地条件の土地を探すこと丸一日。

 ご飯のために魚くんを一匹だけ倒し、レベルは6まで上がっていた。熟練度も、レベルアップボーナス以外で、【不意打ち】と【投石】、【槍術】がそれぞれ上がった。


 成長のペースが遅くなっている、ような気がする。スキルは順調だが、レベルの上がりがいまいちだ。まだレベル1の段階でレベル10の敵を倒したのに、五つしか上がっていないのだ。これは、僕がはじめて魚くんを倒した時の上昇分と同じだ。

 普通に考えれば、レベルが1から6に上昇するのより、9から14に上昇する方が必要経験値は多いはず、というか、それが常識だろう。それに、以前魚くんを乱獲していた時は段々と一回の戦闘でのレベルの上がり幅は小さくなっていった。レベルが上がるにつれて、だ。

 いや、ランクが僕の方が上になったからもらえる経験値が減少しているのか?

 それとも、同じ敵ばかり相手にしていると少なくなっていくのだろうか?


 だめだ。考えても結論が出ない。もう少し情報が揃ってからもう一度考えよう。


《称号【穴掘り名人】を獲得しました。》

《称号【穴掘り名人】により、アビリティ【暗視】を獲得しました。》


 そんな風に思案している僕は今何をしているかというと、絶賛穴掘り中だ。

 日がな一日探し回って、ようやく住居にしても良さそうな場所を見つけたのだ。もう、へとへとになっちゃったよ。いや、条件を鑑みれば一日で済んで良かったと思う。

 なかなかに厳しい条件なのだ。穴を掘ると言っても落とし穴のようなものではなく、横穴を掘りたかったので、そもそも「壁」「崖」「傾斜」といったものが有るところでないと話にならない。加えて、襲われる危険性の少ない場所、すなわち人通りの少なく目立たない場所であるのが最低条件だ。


 穴を探し始めた頃。この二つの条件を同時に達成できそうなところ、と考えて、思いついたのが山の斜面だ。

 山、とは言っても、そんなたいそうな物ではない。この森は山間部というほどは険しくはないが、平野というほど平らでもない。そこそこ流れの速い川があることからわかるように、斜面はあるにはあるのだ。


 しかし斜面があると言っても、この低い視界の上に木が立ち並ぶ森である。どちらが山頂に当たるのか眺めからは検討がつけられない。木に登っても見たが、僕の乗れそうな太さのある枝からでは、葉が生い茂って眺めはわからなかった。

 そこで、川を上流に向かって遡っていくことにした。これなら、山の斜面に向かいつつ、さらに、水場の近くをキープしながら住居を探せる。我ながら賢い選択だ。


 四、五時間ほど歩いた辺りで、周りに横穴の掘れそうな良い感じの坂道が増えてきた。

 そこで次に僕は果物の木を探すことにした。というのも、ドングリ以外の果物が生っている木も、道中いくつか見つけたのだ。小さなオレンジ色のリンゴが生っている木や、柑橘系の青い実をつけた木もあった。

 十分ほど歩いたら果物を探しに川を離れ、見つからなかったり群生地が近ければまた川沿いへ戻って坂を上り、ということを繰り返した。群生地が近いとみんな餌場にしたがるからね。何度かその反復をしていると、二本だけ立っているドングリの木を見つけた。

 おっ、と思った僕は、その場所と川の場所を覚えておき、近くに横穴を掘れそうな斜面が無いか探す。一時間ほど探していると、横穴の候補が3つと、ドングリの木よりも少し上流側に小さいリンゴの木が一本見つかった。


 一つ目は、川からすぐの所。リンゴの木までは十分、ドングリの木までは二十分ほどだ。

 二つ目は、ドングリの木とリンゴの木の間辺り。川へは十分かからない。

 三つ目は、それよりもっと川から離れた所。リンゴの木にもドングリの木にも、二十分はかかるだろう。


 いろいろと考えたが、今回は利便性は捨てることにした。

 木から遠いからといって、往復の時間が長くなるだけだ。死ぬわけではない。

 それよりも、餌場に近いところに住居を作ってしまって、簡単に他の生き物たちにばれてしまう方が恐ろしい。コンビニ感覚でご飯を得られないのはストレスとなるだろうか。しかし、背に腹は代えられない。利便性を追い求めるのは、身の安全が保証できてからだ。今回は三つ目の候補地に決まり。もし余裕が出てきたら、他の候補地に別荘を作れば良いのだ。


 そうこうしているうちに辺りが暗くなってきたので、食いっぱぐれる前にと川へ戻り魚くんを食し、候補地へ向かうついでに寄り道してドングリを食し、穴を掘って称号を手に入れ、今に至るのである。


 現在の穴の深さは僕が六人分くらい。幅や高さは僕が通れる程度にしてある。これならフォレストウルフに見つかっても大丈夫だろう。前足を限界まで伸ばしても僕の体には届かないはず。殻の中に非常食としてドングリをいくつか入れておいたし、これなら安心して寝られるだろう。


 それにしても、今日は疲れたな。はぐれ狼と戦ったのは徒労だったけど、後半はとても意義のある日だった。心地よい充足感が僕を眠りに誘う。

 ……良い感じの暗さだ。おやすみー。


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個体名:なし Lv.6/30 (5↑)

種 族:魔物のタマゴ+1

HP  :112/112 (21↑)

MP  :39/39 (5↑)

攻 撃:107 (33↑)

守 備:202 (46↑)

魔 力:39 (5↑)

精 神:45 (6↑)

速 さ:67 (19↑)

ランク:F-


スキル:

【ステータス閲覧 Lv.5】【体当たり Lv.6】【踏みつけ Lv.5】【集中 Lv.4】【回し蹴り Lv.4】【殴打 Lv.2】【気配遮断 Lv.1→2】【不意打ち Lv.1→3】【見切り Lv.2→3】【投石 Lv.2→3】


呪文:


アビリティ:

【進化の可能性 Lv.-】【超成長 Lv.-】【食材の見分け Lv.4】【消音 Lv.3】【槍術 Lv.1→3】【暗視 Lv.1 NEW!】


耐性:

【打撃耐性 Lv.5】【毒耐性 Lv.4】【水耐性 Lv.4】


称号:

【異世界人】【採集家】【釣り師】【穴掘り名人 NEW!】


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ステータスの上がり幅を表記することにしました。

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