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こんなこと あんなこと  作者: ももぷに
うちの母ときたら
6/11

お弁当で恥をかく

母のお弁当、作るのが大変なのはわかるけど、手を抜き過ぎじゃないの?

私、母のお弁当を学校や職場に、持って行った記憶があまりないんです。


幼稚園から高校まで、ずっと給食でした。

そして、大学では、夜間学校だったので、ほとんど学食。

社会人になってからは、自分で作って持っていってました。


それでも、時々、学校にお弁当を持っていかなくては、

いけない日がありました。


最初に衝撃を受けたのは、忘れもしない中1の春。

部活で初めてのお弁当で、先輩たちと机を並べて食べた日のことです。


大きいお弁当箱でした。

うちで一番大きいタッパーにお弁当が入っていました。


大きくて恥ずかしいな、などと思いつつも

中を開くと、そこには、


大量の白いご飯と、おかずのハム3枚。

それだけです。


しかも、ハムは丁寧に半分に切ってありました。


先輩達は、すぐ正面で美味しそうなお弁当を食べています。

あまりにも恥ずかしくて、隠しながら食べました。


さらに、変わったものが入っていることが、ありました。


それは、枝豆。


普通、お弁当に枝豆は、入れるのでしょうか?

おばさんになった今では、なんとも思いませんが、

まだ、中学生だった私は、なんとなく恥ずかしくて、

残してしまいました。


その他、遠足のお弁当のおかずが、ウインナー2本だけなんて、こともありました。


海へ遠足に行った時のことです。


お弁当を砂浜においてみんなで遊び、

さぁ、食べましょうとなった時、ふたを開けてみると、

私のお弁当は、砂だらけでした。


お弁当が、バスケットに入っていたため、

砂が入り込んでしまったのです。


今は、主人のお弁当を作ったりしていますが、

とても困っています。


お弁当というものが、よくわからないのです。


みんなが食べているようなお弁当が、作ってみたい。

でも、どこかが、違う。


悩む毎日です。


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