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こんなこと あんなこと  作者: ももぷに
うちの母ときたら
11/11

ちょっといい話

毎回、ふざけた話を書いているので、今回は、いい話を書こうと思います。私が、お母さんにしてもらって、感動した話です。

あれは、忘れもしない中3の冬。

そう、まさに、受験のシーズン真っ只中。


私は、まず合格しないであろう難しい高校を希望していて、

99%合格できないと、言われていました。


でも、どうしても、その学校に行きたかった。

そこで、受験勉強をがんばっていました。

塾にも通い、夏には勉強の合宿にまで参加したものです。


そして、試験が終わり、

発表の日が、やってきました。


その日、母は約束してくれました。

「合格したら、すき焼きだよ」


合否の発表は、テレビでやります。

私は、発表が映し出されるのを

じっと待っていました。


そして、私の受験した学校の発表が。


合格したのは、女子では「2名だけ」。

その中に私は…。


その後で、学校へ行き

先生からも、はっきりと合否をしらされ

家へと帰りました。


家に入ると、結果を知っている母が、

すき焼きを用意していました。


母は、「がんばったんだから、合否はいいの」

などと言いつつ、すき焼きを作っています。


「え? なんで? 落ちたのに…」


そう、奇跡は起きず、不合格。


でも、心の中に幸せを呼んでくれた

素敵な合格発表となりました。


あの時は、本当にありがとう。

うれしかったよ。


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