町探検
しっかりと宿で休んだあと、
光一達は町探索をすることになった。
町には、鍛冶屋や雑貨屋、教会なんかもあった。
その中に一際目立つ建物が一つ。
光一「これは...」
ナリ「孤児院ですね」
孤児院を見ていると、
向こうから子供達が走ってくる。
子供「ノアちゃんとアル姉ちゃんだ!」
アル「おぉ! お前ら!」
アルとノアは子供達の方へ向う。
それを見た光一とナリオスはフリーズしてしまった。
光一、ナリ(え? 知人?)
そんな事を思っていると、誰かが近づいて来る。
職員「アルさんのお友達ですか?」
ナリ「はい、そうです」
光一「いえ、違います」
ナリオスは笑顔で返したが、
光一は正面から否定した。
職員「えぇ、友達でないなら...」
光一「ただ冒険者のパーティが同じ "だけ" です」
光一は淡々と語る。
こんな感じに職員さんと話していると一人の子供が話しかけた。
男の子「この人達は誰?」
男の子が不思議そうに聞く。
光一達が少し反応に困っていると、
職員さんが優しく答えた。
職員「この人達は冒険者さんですよ」
男の子「え! 冒険者さん!」
男の子は"黄色い"目を輝かせて光一達を見つめる。
男の子「凄い!僕も冒険者になりたい! 」
職員「コラコラ、冒険者さん達を困らせちゃダメですよ、向こうでみんなと遊んできなさい」
そう言われた男の子はアル達の方へ走って行った。
男の子が見えなくなると職員さんが話した。
職員「あの子の名前は『レイン・マルタプル』親に捨てられた可哀想な子です」
「捨てた親は、あの子の事を「気味が悪い」っと言って私達に...」
その場の空気がかなり重くなってしまった。
少し間を空けてナリオスが言った。
ナリ「でも、レインくんが今幸せならそれで良いじゃないですか」
光一(ナイスフォロー!)
ナリオスのフォローのおかげで職員さんが笑顔になりその場の空気も軽くなった。
その後は光一とナリオスも子供達と一緒に、
広い庭を使い子供達全員と鬼ごっこなどをして遊んだ。
遊んでいるとすぐに昼になってしまい子供達がご飯を食べる時間になったのでそのまま解散。
光一「いやぁー めちゃくちゃ楽しかった」
まだお昼だったので、
ギルドの簡単な依頼を受ける事にした。
前回シレッと持ってきた魔石がCランク相当だったので、チョコバナナのパーティランクが、
F ➡ D へと一気に上がったので出来る依頼も一気に増えた。
何か良い依頼がないかとみんなで探してると、
一つの依頼に光一の目が止まる。
光一「魔獣の討伐か...」
光一はその依頼が気になり受けるか全員に聞いた。
ナリ「良いと思います」
ノア「私もそれで良い」
アル「嫌だ」
"全員解釈一致"したので光一はその依頼をすぐに取り、
速攻受付に出した。
まぁ、今まで森で様々な魔物や魔獣を倒してきたので
光一達からしたら、赤子の手をひねる様なものだから、
超楽勝の依頼。
だが今回は魔物じゃなく魔獣なので討伐確認には死体が必要なので、
荷車を持って行かなきゃいけないのは少し面倒くさい。
光一達は荷車を押しながら森の道を進んでいた。
光一「マジで荷車邪魔」
レイン「そんな邪魔?」
光一「そりゃ、荷車が無ければダッシュでぇ...」
全員 「「「レインがいる!」」」
光一「え! いつから!?」
レイン「孤児院からついて行った」
光一達は全く気づかなかなかった
光一「ノアちゃん気づかなかったの?」
ノア「気づいてた」
光一「言ってよ...」
そんなことを言っているとナリオスが耳元で言った。
ナリ「光一さんヤバイです」
「レインくんがいるので光一と私以外戦えません!」
何故かと言うと、
レインがいるため変身だけでなく、人間離れした動きも出来ないためノアは戦えない。
死体を持って帰るのが依頼の条件なので、一発で敵をグチャグチャにするアルも戦えない。
よって今戦えるのは光一とナリオスだけ。
光一「マジで...」
ノア「魔獣達が近ずいて来てる」
肩を落としている光一に容赦なく魔獣は襲いかかってきた。
茂みから飛び出してきた魔獣を光一は神器でぶん殴る
光一「俺が倒すからナリオスは倒したやつを糸で縛っておいて」
ナリ「分かりました!」
光一が魔獣を倒す度にレインが、
「スゴイ!」 「カッコイイ!」 などと言うので、
光一は調子に乗っていた。
飛びかかってくる魔獣を光一が神器でぶん殴っていると、
一匹レインの方へ飛んで行ってしまった!
さらに魔獣も仕留めきれてなく鋭い爪と牙を突き出し、
レインに襲いかかろうとしていた。
アルとノアは戦っていなかったっと言うのもあり反応に遅れてしまい。
ナリオスの糸も距離と速度的に間に合わない。
光一「レイン危n...」
全員が助けようとした。その瞬時だった、
ここら一帯全てが "凍て"しまった。
それと同時にノアとアルが吹き飛ばされてしまった。
あたりが急に寒くなり、
全員の吐く息が白くなる 。
光一「二人共大丈夫?」
ノア「一応大丈夫」
アル「大丈夫な訳あるか!」
二人の安否はとれた。
そんな中ナリオス驚きながらずっと何かを言っていた。
ナリ「嘘 この寒さ、まさか...」
光一「ナリオスは大丈夫?」
ナリ「! はい大丈夫です」
ナリオスが答えるまで少し間があった。
光一「ナリオス、どうしたの?」
ナリオスは絶望した様な顔で言った
ナリ「この寒さ、」
「ただの『魔力適正』です」
全員に衝撃が走る。
その時、レイン(?)が自身の体に付いた砂を軽くはらい、こちらを見る。
"瑠璃色の瞳"が輝き口を開く。
レイン(?) 「 誰? お前ら 」
レイン・マルタプル
年齢 9歳
誕生日 2月1日
身長 134cm
体重 30kg
趣味 遊ぶこと
特技 裁縫
好きな食べ物
焼き鳥
オマケ
職員さんがよく話してくれる"おとぎ話"が好きで、
よくお話の真似をして遊んでいる




