015 戦闘
木陰から、ひとつの顔がゆっくりと現れた。鎧の輪郭、歩幅、背の立ち方――先ほどまで追っていた騎士そのものだった。鋼の衣が葉影を削るようにきらりと光り、静寂の中に異様な存在感を放つ。
騎士は異常なほど慎重だった。何度も振り返り、草むらの縁や小さな石ころにまで視線を走らせ、追跡の気配を探る。やがて道端にしゃがみ込み、手早く何かを拾ってはまたゆったりとした足取りで廃屋へと向かう。その歩みは不自然なほど緩慢で、まるで「見ろ」と言わんばかりに周囲の注意を引こうとしているようにも見えた。
──罠かもしれん。
その思いがメナスの胸を刺した瞬間、背後から刃の冷たさを含んだ声が降ってきた。
「動くな。」
背後から鋭く研ぎ澄まされた声が飛んだ。
「ゆっくり、こっちを向いてもらおうか。」
振り返れば、そこに立っていたのは昨日の襲撃で斧を振るっていた男だ。ディルと刃を交えていたあの一人。接触距離の近さ、打ち合いの感触――この男が近接戦で一枚上であることは、直感で理解できた。
男の眼が冷たく光る。間違った答えを告げれば、その場で斬り捨てられるだろうという確信めいた威圧が漂っている。
「誰に雇われた。ウォルか?」
問いは単純だが、含意は深い。メナスは肩をすくめ、静かに応じる。その声は風に溶けるように落ち着いていた。
「冒険者たるもの、守秘義務ってのがあるだろ? 言えねぇよなぁ。」
皮肉を含んだ返しだった。男は一瞬眉を顰めるが、すぐに鼻先で笑ったような吐息を漏らす。だが、その応答を交わした刹那、別の気配が背後を刺した。
追っていた騎士が、いつの間にかメナスの背に立ち止まっていたのだ。
──やはり、こいつは繋がっている。
もし騎士が無関係なら、この状況で平然と背後に立つという愚は犯さない。そう確信した瞬間、騎士が淡々と口を開いた。
「そいつの依頼者はウォルで間違いない。昨日、わざわざ自室に呼んで密談していたからな。」
その一言で、メナスの脳裏で何本もの線が同時に繋がる。騎士と守備隊が密に通じているという事実。だが昨日の場に、この騎士の姿はなかった。──ならば、別の情報提供者が存在するということだ。ウォルの調査結果と照らし合わせれば、符合する部分は多い。
しかし、今の焦点は一つ――物的証拠だ。言葉と告白だけでは、何も変えられない。たとえここを生き延びても、彼らの結びつきを示す確かな形が必要だ。
──あの廃屋を探るしかない。
だが、敵に挟まれているこの状態。まずはここからの脱出が必要である。メナスの思考は、冷静に、そして次なる一手を探していた。
斧を担ぎ直した賊が、じりじりと地を擦りながら迫ってくる。刃の重みを誇示するようなその歩調は、獲物を追い詰める狼のそれに近い。
「おまえには悪いが、情報は吐けるだけ吐いてもらう必要があるな。」
低く唸る声が森に響く。鋭い殺気が空気を裂き、わずかに草葉の揺れまで硬直させた。
メナスは一歩も退かない。あえて唇の端を吊り上げ、挑発めいた声音で応じた。
「はっ。動くんじゃねぇぞ。てめぇらがそれ以上近づけば攻撃を開始する。挟めば勝てると思ってんのか?」
その右手に光が集い始める。青白く揺らめく魔力の灯。わざと見せつけるように掲げると、森の陰影がちらつき、敵の目に鮮烈な閃光を焼きつけた。
だが、内心では冷や汗が背を伝っていた。廃屋で見たわずかな痕跡――藁の寝床、足跡の重なり――それらを必死に組み合わせ、敵の数と配置を推し量ろうとする。だが、思考は追いつかない。点はまだ線を描いていなかった。
「ふん……時間稼ぎかっ!」
賊が唾を吐き、斧を大きく振りかざして突進してくる。巨躯が土煙を巻き上げる。
メナスは即座に身を翻し、あばら家の反対方向へ飛んだ。挟撃を避けるための回避。走りざま、鋭い声で口術を紡ぐ。
「我が力、我が想い。汝を射止める形となり──降り注げ!」
右手に収束した魔力が光矢へと変じ、数十の閃光を伴って宙へと舞い上がる。
「下がれ!」
騎士が咄嗟に叫ぶ。賊は声に従い飛び退く。直後、矢の幾本かが突き刺さり地面を穿った。
「くそっ……」
低く呟く騎士。その眼差しには苛立ちよりも冷静な分析が浮かんでいる。魔導士は詠唱を要する――つまり接近戦に弱い。それを理解した彼は、矢継ぎ早に攻め込もうと踏み込んだ。
だが、その無防備な突進に、メナスは一瞬奥の手を考える。
――無詠唱・無動作で放つ理の矢。
メナスの切り札だ。殺傷力に優れ、発動までの隙もない。しかし使用できるのは八発…いや、先ほど口術を使ってしまったので四発のみ。まだ敵の全容が見えぬ今、使うには早すぎる。
代わりに振り下ろした手が空を裂く。宙に待機させていた矢の群れが一斉に飛来し、騎士を襲う。
騎士は木陰に身を滑らせ、その全てをかわした。次の瞬間、互いの視線が交錯し、沈黙の睨み合いが生まれる。
先ほどの攻防ほんのわずか、騎士に対してメナスの反応が遅れた。その刹那を、敵は見逃さない。彼らの眼差しが告げていた――「まだ奥の手を抱えているな」と。
騎士も賊も、その一瞬の間合いの中に、見えぬ奥の手の重みを感じ取っていた。下手に踏み込んで命を散らすわけにはいかない。この躊躇いこそがメナスの望んでいた時間だった。
脳裏に浮かぶのは、廃屋に残された藁ベッドの数。居住というより、行き来する者の立ち寄りに過ぎぬ拠点。ならば大規模な集団ではない。そして気づく。
この膠着の最中、敵はメナスの注意を「別の伏兵」に向けさせようとはしていない。つまり
背後に潜む別働隊の可能性は著しく低い。
「……なるほどな。」
冷静に状況を整理するメナスの目に、わずかな光が宿る。
問題は――この戦闘をどう収めるか、だ。
騎士を逃がせば、奴は「証拠を掴まれた」と悟り、闇へと身を隠して二度と手の届かぬ存在になるだろう。だが、もし斬り伏せてしまって、あばら家に何の物的証拠も見つからなかったとしたら……自分は「騎士を殺した者」として追われる身になる。ウォルの口添えが通るという保証はどこにもない。現実は冷たい。しかも時間は限られている。騎士も賊も、ここでの会合を仲間に告げている可能性は高い。
戻りが遅れれば、奴らの仲間が探索のための人員がこの地に差し向けられるだろう。
「……厄介だな。」
思わず吐き出した本音は、森の湿った空気に吸い込まれていく。四方を葉と幹に囲まれ、視界は絞られる。足元には落ち葉と小枝が散り、どんな小さな音もひときわ大きく響いた。
「そうだな。厄介なところを見られた。」
騎士が同じ言葉を反芻する。その声音には皮肉と、観察者に向けられた冷たい宣告が混じっていた。まるでメナスの一挙手一投足を記録しているかのように、言葉は彼の背中に突き刺さる。
「騎士たる者が、こんな賊と繋がって……大した稼ぎにもならんだろうに。」
メナスは言葉を投げながら、じりじりと体を動かした。弧を描くように歩を進め、二人の位置を常に視野に収めながら間合いを測る。単独であれば勝算はある。だが相手は二人。連携が噛み合えば、わずかな差が命取りになる。だからこそ、連携を取りにくい位置取りを強いることが肝要だ。メナスの思考は冷え、細かな歯車が瞬時に回り始める。
――仕留めるべきは騎士ではなく、賊だ。
騎士を討てば確かに大きな手柄にはなる。しかし、証拠の不足という致命的なリスクを抱える。それに対し、賊を討つことは世間的な正当性を伴う。賊を討ち、――「騎士に利用されていた者を討伐した」として振る舞えば、自分が疑われる余地は格段に減るはずだ。さらに、賊の所持品や道具からは、騎士との繋がりを示す痕跡が残されている可能性もある。
メナスの意図を察したか、騎士もまたメナスと正対するように移動し始める。しかしその選択は、思わぬ誤算を含んでいた。騎士が円を描くことで、二人の距離は自然と開いた。物理的援護を行うには、互いの距離は短いほど有利だ。だが今、二人は離れ、賊は孤立している。援護の糸は断たれ、賊は露出する。
メナスの口元に、微かだが確かな笑みが差した。冷たい風が葉を撫で、遠くで鳥が一度鳴いた。獲物に向ける視線はもう定まっている。狙うべきは賊だ――彼を討ち、得られる証を懐にしまう。それがこの場から生きて帰るため、そしてウォルの調査を形あるものにするための唯一の道筋なのだ。
「我が力。我が想い。汝を射止める形となり、降り注がん――」
再び紡がれたメナスの口述は、森を揺らす鐘のように空気を震わせた。直後、宙に漂っていた光の矢は掻き消え、彼の掌から新たな閃光が滴り落ちるように生まれる。詠唱はすなわち戦端を開く合図――戦いは再び始まった。
「行くぞっ!」
賊と騎士が同時に突進する。二つの影が左右から迫るその圧力に、森の空気が張り詰めた。
メナスは即座に手を振り下ろし、矢を賊へと解き放つ。賊は先のやり取りから学んでいたのだろう、木陰に身を滑り込ませ、矢筋を鮮やかにかわした。
さらに近接してくる騎士との距離を開かせるために、一部の矢は軌道を歪め、騎士の頭上から降り注ぐ。
「――っ!」
声にならぬ息を吐き、騎士は後方へ跳躍した。狙い通りに距離が開く。追い打ちのように別の矢が降りかかるが、騎士は後退しながらも冷静に、丁寧に回避を重ねていく。
その隙を突き、賊が木陰を縫うように接近してくる。
メナスは距離を取ろうと飛び退いたが、その行動を賊は読んでいた。
「行けぇっ!」
斧が唸りを上げて放たれ、回転しながら空気を裂く。メナスは身を翻し、刃の風圧を肌で感じながらも辛うじて避けた。しかし着地は乱れ、草地に膝を打ち、体が崩れる。
起き上がる間もなく、賊の拳が頬を撃ち抜いた。視界が一瞬白く弾け、脳髄が揺さぶられる。だが本能が先に動き、メナスは受け身を取り、地を蹴って立ち上がった。
二撃目を狙う賊の影が目前に迫る。
メナスは咄嗟に身を捻り、後ろ回し蹴りを振り抜く。風切り音が耳を裂き、賊の顔を掠めた。賊は驚愕の表情を浮かべ、必死に重心を逸らすが、すでに崩れた体勢を立て直す余裕はない。その隙を逃さずメナスは足払いを繰り出す。
体勢を崩していた賊はまともに喰らい、無様に地面へ叩きつけられた。
「はぁっ!」
メナスはそのまま馬乗りになり、拳を振り下ろす。だが体格差は歴然だった。鍛えられた肉体が拳を受け止め、ほとんど通じない。
迫る騎士の影。そこに一瞬視線を飛ばした隙に、賊が太腿のベルトから短刀を抜く。その担当の反射光がメナスの目に映る。
「――くっ!」
必死に賊の腕を押さえ込むも、力は拮抗する。じりじりと刃先が迫り、太腿へと喰い込まんとする。背後からは騎士の足音、十数メートルの距離まで詰めている。
無詠唱。無動作。理の矢が二条、閃光のごとく走った。
「――がッ!」
一矢は賊の右腕を貫き、短刀を握る力を奪う。もう一矢は胸を穿ち、血煙とともに大きな穴を開けた。肉体が弓のように反り返り、吐血とともに無力に地へ崩れ落ちる。
急いで、賊の死体から離れ迫りくる騎士の刃を、ほんの紙一重でかわしながら後退した。剣の軌跡が鼻先をかすめ、冷たい風が頬を切る。剣の軌跡は鼻先を掠め、頬を切る冷たい風を残す。皮膚が裂けたわけではないのに、火照るような痛みが走り、命の線を寸前で刈り取られた錯覚に思わず身が竦む。
(迷いがない…この男、命を賭してでも斬り伏せる気か。)
メナスは奥歯を噛み締め、心中で舌を巻いた。目前で理解のできない攻撃が飛んでいたのである。常人なら恐怖で足が竦むはずの距離を、騎士は容赦なく踏み込んでくる。
メナスは掌をかざし、何かを撃ち放つ“ふり”をした。実際には魔力は放たれない。だが、一瞬何が起こるか分からぬ騎士の足が止まる。その逡巡を逃さず、メナスは後方へ跳躍した――が、背に硬い衝撃。木の幹だ。
「しまっ…!」
声が漏れるのと、騎士が踏み込むのは同時だった。振りかぶられた剣が袈裟懸けに振り下ろされる。幹を深々と抉り、鋼が木肌を裂く鈍い音が夜気に響く。メナスは身を伏せ、その一撃を回避する。鋼の刃が幹を深々と抉り、動きを封じた。最後のチャンスとばかりにメナスは全身の力で騎士の腹にめがけ体当たりを仕掛け相手のバランスを崩そうとする。
しかし、鎧に覆われた膝が脇腹にめり込む。
「がっ…!」
肺から空気が絞り出され、視界が波打つ。地面を転がりながら見えたのは、騎士が腰から予備の剣を引き抜く姿だった。
(まずい――っ!)
メナスは頬に手を当て、体内の魔力の流れを強引に制御する。痛みが消えるわけではない。だが、霞んでいた意識と思考が少しずつ研ぎ澄まされていく。立ち上がる暇はない。騎士は既に剣を構え、突進してきていた。
「我が力。我が想い――」
詠唱を耳にした騎士の速度が増す。刃が閃き、唱え終えるより早く斬撃が奔った。メナスは横に飛び退き、土を抉る刃をかろうじて避ける。剣を扱う以上、間合いが急激に伸びることはない。その間合いを読み切れば、回避は可能だ。だが、同時に詠唱を続ける余裕も残っていない。
二撃、三撃。剣閃が嵐の様に降り注ぐ。メナスは間合いを見切り、身を捻る。鋭い刃は寸前で空を切り裂く。
(剣筋は素直…だが、このままでは…!)
呼吸が荒くなるのを感じながらも、騎士には焦りの影が一切ない。むしろ、反撃を警戒しつつ、一太刀一太刀を確実に刻むように放ってくる。その慎重さは、持久戦へと誘う意図が透けて見えた。
(やはり、救援を待っているのか……この落ち着き、厄介だな。)
メナスの胸奥に冷たい苛立ちが芽生える。時間が過ぎれば過ぎるほど、この場は自分にとって不利に傾く。
騎士は息を詰め、わずかに間合いを取り直すと、剣を低く構え直した。横薙ぎの構えを取る。この騎士にとっての必殺の動きなのであろう。メナスの喉奥から、小さな舌打ちが漏れた。木々の配置、足場の悪さ。この薙ぎの攻撃を躱すのは非常に難しい状態である。どうやら、騎士は攻撃をしながら死地へメナスを追いやっていたようである。
「回避はできんぞ。言い残すことはあるか。」
騎士の声は感情を削ぎ落とした氷刃のようで、通告の域を出ない。
「案外優しいねぇ、おめぇも。」
先ほどのダメージで体は重く、筋肉は悲鳴をあげている。だが、魔力の流れは既に正常に整っており意識は澄み渡っていた。メナスは半身を開き格闘の構えを取る。両手に魔力を集中させており、迎撃の意思を示す。
「詠唱はさせんぞ!」
騎士は、一気に間合いを詰め剣が横へと振り払われる。だが、メナスは同時に一歩踏み込んでいた。メナスは迷わずに騎士の剣を持つ手に自身の拳をたたきつける。拳自体には力は籠っていない。ただ、魔力の性質を“衝撃”へと変質させていた。
拳が交わった瞬間、メナスと騎士が同時にはじかれ体が飛ぶ。爆ぜるような衝撃が林間に響き渡り、両者は木々に叩きつけられる。土煙が舞い、葉がざわめき落ちた。
「っ…!」
メナスは頬に触れ、荒く息を吐く。意識が飛びかけるのを無理やり引き戻し、再び魔力の流れを整えた。渾身の魔力を衝撃に変換した、その威力は大きかったようである。
メナスは左肩を強く打ったらしく、左腕はほとんど言うことを聞かない。呼吸のたびに脇腹が軋み、内臓にまで衝撃が響いていた。だが、それでも彼は立ち上がる。
一方、鎧に身を包んだ騎士は、太い幹に叩きつけられたまま動かない。頭部を守る兜の隙間から、荒い息も聞こえなかった。昏倒しているのか、それとも――。
メナスはわずかな逡巡の後、倒れた騎士をうつぶせに転がす。自由に動かぬ左腕を使わず、器用に右手だけで縄を操り、背中から縛り上げた。思った以上に時間を要したが、なんとか手首を固めることに成功する。さらに足首をも縛り、動きを封じた。
手を払い、無力化した騎士を見下ろす。
(気を失っている…いや、振りをしているだけかもしれん。)
わずかな疑念が胸に残る。しかし今は、それを確かめる余裕すらない。
「…急がねぇと。」
呻くように呟き、メナスは身を翻す。
この場に留まることは危険だ。救援が現れれば、今の体では対処できない。あばら家を探し、証拠を掴む。この騎士も連れて戻る必要がある。
痛む脇腹を押さえながら、彼は木々の影を縫うように進む。左腕はぶらりと垂れ、頼りにならない。それでも足を止めることは許されなかった。
割と遅筆です。エピソードを一つ書ききったら、週1で投稿します。
何かあれば、感想の所かXのDMでご連絡いただければ幸いです。
→ https://x.com/feally_leaf
あとがきで、何かしらの設定を1話ごとに描いておきます。
設定 - 015
メナスの奥の手
理学魔法に長けたメナスは、無詠唱かつ無動作で魔法を発動する奥の手を備えている。この技術を扱える者はルベリア王国でも数名しかいないと言われている。
通常、魔法の行使には「溜め・イメージ・発動」の三段階が不可欠だが、彼はあらかじめ「溜め」を済ませ、自身の衣服や肉体の一部と「イメージ」を結びつけておく。これにより、実戦では発動の瞬間に意識を集中させるだけで、極めて迅速かつ正確な魔法行使が可能となる。
もっとも、この秘術には厳しい制約がある。保持できる「溜め」は最大八つまでであり口術と併用する場合は四つにまで減少する。さらに即応できるのは比較的単純な術式に限られるが、複数の「溜め」を消費することで威力を増幅させることも可能である。ただし複雑な魔法には適さず、一度使い切れば再準備に長い時間を要し、戦闘中に行うのはほぼ不可能である。
そのためメナスは、この秘術を主に不意打ちや決定打に用い、瞬間的な効果を最大限に引き出す戦い方を得意としており、仲間からも一撃必殺の切り札として認識されている。




