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50.協力悪巧み

アスリズド中央国王宮に設えられたとある客室。



「ぅ…グァ………ィギ……」


ある者は蹲り、苦痛に顔を歪ませ。



「…ん…フフフ……ぁぁ……」


またある者は恍惚とした笑みを浮かべて地面に倒れ伏し。



「ハァハァハァ……、…ニシシシ……!!!」


はたまたある者は冷や汗を流しながら机上の素材へと狂気的な眼光を向けて。




そこでは正に混沌と呼ぶに相応しい光景が広がっていた。


しかし、その原因が誰一人として予想すらつかないのが現状だった。

ならばどうなるか?


「ちょ~っと、実験させてくださいね……♪」

「あぁ…!ズルいですよ!是非とも私にも…!」

「ほんの!ほんの少しで良いから切り取らせて欲しいなぁ…!?」


そう言って苦痛で抵抗が出来ない者達から次から次へと引き摺られて連れて行かれる。

仲間であるはずの彼らに対しても一切の容赦など、狂人集団にあるはずもない。


「…ゥグ……!や、…めろぉ………!?」


懇願する声は誰にも届かない。あるのは日々自分達が実験用動物へ向けるものと全く同じ性質のそれ。

遠慮も、慈悲も、躊躇も、罪悪感も。


どこにもありはしない。



実験材料になり下がった彼らがただただ実感するのは、恐怖と絶望、そして身に降りかかった不幸への嘆き。


次の瞬間、耳を(つんざ)く悲鳴がそこら一帯から上がった。




彼らがなぜこのような状態に陥ってしまったのか。



それはルナが呪詛を術者へと送り返す、謂わば“呪詛返し”を行ったからだった。


混合魔術での解呪は呪詛そのものを“消去”してしまうため術者に影響を及ぼさなかったが、マコト宰相に掛かった呪詛に関しては“剥離”させた事で呪詛の核が残存した。


しかし、彼らが現在に至るまで何十、何百と呪詛を込めてきた中で失敗作は少なからず存在する。であるにもかかわらず、なぜ今回だけこのような事になっているのか。


それは『呪術』というスキルの特性が関与している。


まず、呪術は術者が定められた行動を起こすことにより、私怨が模るものである。

日本で比較的有名な呪詛に“丑の刻参り”というものがあるが、それらと似通った性質を持ち合わせているのだ。


相違点に挙げられる部分は『魔力』が関与するか否か。


異世界の呪詛は魔力が本質の核を担う。そのため、誰かに術を掛けた場合には宿主の魔力に寄生して状態異常を作用させているのだ。

当然、相応の魔力がなければ呪詛は発動しない。魔力を持たない物質に呪詛を付与しても、魔力を失えば空気中に霧散する。ルナの結界に阻まれたように。


であるならば、“呪詛返し”を行うためには何をすればよいか。


それは術者へと帰結するだけの魔力を与えて、野に放つだけ。



ひとつひとつは小さな呪詛。

でも、それが塵のように積み重なれば、それはいずれ峻岳となる。


しかも、それが異世界人で、女神レイアの加護持ちで、魔王を討ち果たさんと訓練を受けた強者。


むしろこの程度で済んだことは奇跡である。が、本人たちからすれば正常な判断能力を喪失させられていた方が良かったのかもしれない。自業自得であるが。




そんな地獄絵図が繰り広げられている所にコンコンッと場違いな軽快な音が扉から響いた。


しかし、誰も目の前の事に無我夢中で気が付いた者はいない。


そうこうしているうちにまたコンコンッとノックがあった。そしてまた誰も対応に動き出さない。

すると、痺れを切らしたのか外側から扉が抉じ開けられた。


「…本当に人間は理解できないな……」


許可なく入室した来訪者はこの集団に紛れてもそこまで違和感がないであろう地味な色味の衣服に身を包んだ屈強な男性である。

その男はこの惨状に顔を顰めてなおズカズカと歩みを進める。


「実験とやらは順調か」


話しかけられた代表役の眼は固定されたままで声が届いていないのが明白だった。

溜息をひとつ吐いてから男は片耳を引っ掴み、再度耳元で問う。


「その耳は飾りか。ならば切り落としても良いな」

「イタイイタイイタイッ!何をするのであるかァッ?!……ってアナタでしたか。もう少し優しくしてほしいですなァ」

「もう我は三度も待ってやったぞ」


不機嫌な表情を男は見せ、それに対して呪術士は飄々としている。


「そうでしたかな?それは失礼ィ。それでどのような用件で?ワタクシ見て分かる通り今とても忙しいのですよ?」

「では手短に話すとしよう。他国の人間共から酒を貢がれていて困っていてな。貴様にくれてやろうと思うて持ってきてやったぞ」


そう言って男は時空魔術の収納から酒瓶を大量に取り出していった。

これに呪術士は口端がどんどん吊り上がっていく。


「それはありがとうございます!ワタクシはお酒が大好きなのですよォ…!」

「それは持ってきた甲斐があった。我らはこれから長きに亘り共存関係を築いていかねばならないからな。これくらいのご近所付き合いはするさ」

「ええ、ええ!感謝いたしますよォ!」

「それでこの声は何だ」


特段の興味もなさげな表情で男は尋ねた。


「いえいえお気になさらずに。ただの発作のようなものですから」

「ならば良いがな。それでは我は失礼するぞ」

「ええ」



踵を返してスタスタと戻っていく男の顔には侮蔑の感情が浮かんでいた。








一方、その頃。


「で、具体的に何するの?」


三澄君は掛けていたタオルケットを剥ぎ、胡坐をかいて問うた。

しかし、一泡吹かせてやりたいと思っていても作戦が浮かんでいる訳でもなく。


「…どうしたらいいですか?」

「やっぱり何も考えてないよね!」


私の逆質問に大袈裟なほど肩を落とし、胡乱気な視線をこちらに寄越す。


「ていうか諸々教えて欲しいんだけど。この外交関係に罅入れようとしてる馬鹿ってどこの誰なの?」

「ギルスティア連合国ですよ」


私の問いに釈然としないと言いたげに目を細める。


「そ。あそこって最近どっかの民族と統合された新国家でしょ。全体がグルなの?それとも単独で暴走しているだけ?」


その問いかけに私の顔は苦虫を噛み潰したようになっているだろう。


レズリー様達は【天眼】の真価を知らないためごまかしが効いたが、同様の固有スキル所持者にはそうもいかない。


彼の当然の疑問とその無遠慮さに歯噛みした。


「…ほぼ独断専行です」

「その“ほぼ”って何?」

「…そうなるように誘導した人達がいます」

「はあ?!」


会話を傍らで静聴していたレオルドさんが驚愕の声を上げ、その反応を受けて三澄君が非難の視線をこちらに向ける。


「…言ってなかったんだ?」

「き、聞かれなかったから…。それにその黒幕さん、直接は手を汚してないんですもん…」


しどろもどろで苦しい言い訳を聞いた彼らは呆れて盛大な溜息を溢した。


「だからって依頼主には報告しないと駄目だろうが」

「ほう・れん・そう。どこの世界に行っても大事だよ」

「すみません…」


ふたりからの叱責に項垂れて謝罪を口にする。


【天眼】で詳細を把握した注釈欄に記載があったが、羅列されている事実だけを読み解くに、検挙は不可能だと諦めた。ならば余計な情報は必要ないと判断を下し、尋ねられない事をこれ幸いにと自分の心だけに留めた。


でないと、もしダメだった時に憎悪の念に囚われそうな気がしたから。


「で、唆したのは誰なの?」


ふたりの双眸に睨まれて蛙のように身を縮こまらせ、正直に正体を吐く。


「…ケンタウロス族の族長さん、です…」

「「ケンタウロス族?!」」


この黒幕の真実に二人は同時に驚愕の声を上げたが、それはまったく対照的な反応だった。


「本当か?!」

「本当の本当に、ケンタウロス族?!あの?!」

「う、うん…」


片や信じられないといった様子で息を呑み、片やキラキラとした期待する瞳で嬉しそうに破顔した。

そのそれぞれの異なるリアクションにお互いに怪訝な表情を浮かべる。


「何であんたは嬉しそうなんだよ?」

「だって、あのケンタウロスだよ!?興奮もするよ!僕たちの世界だと有名な架空生物なんだよ!」

「あれってそうだっけ?」

「いやごめん。そこまで詳しくは僕も覚えてない」

「いや、私もゲームとか映画とかで出てくるくらいしか知らなくて…」


お互いに記憶を頼りにしてあれこれと意見を交わす。私はケンタウロスが何かの眷属か守護主的な奴なのかと思ってたが、どうやら違うようだ。


異世界の自分だけが知らない内容だからか、もしくは私達の緊張感のなさからか、レオルドさんはふくれ面になっていた。


「げえむかえいがか知らんが。ここでのケンタウロス族は伝説上の種族扱いだ。…まさか実在していたとはな」

「ここでも伝説扱いなんだ?!設定はあっちとそんなに変わんないね!」

「そうだね…!」

「…世界的な重大発見なんだが」


私たち二人がワクワクとした表情を浮かべると、ここにいる誰にも理解されないと悟って彼は顔に疲労を滲ませた。


常識や感性のズレで共感できない事が少し申し訳ないような、残念なような複雑な気持ちを抱く。


「ごめんて!つい!」

「私もごめんね…」


それぞれの謝罪を受けてレオルドさんはまた溜息を吐き、気を取り直して口を開く。


「とりあえず話を戻すが、そのケンタウロス族が呪術士を誑かしたんだよな?」

「う~ん…」

「違うの?」

「えっとね…呪術士の人達は祭典で何かしようと元々画策してて、ケンタウロス族の族長さんはそれとなく助言したり、物資を提供したりしてるみたい」


誑かすというほどの行動を起こしているとは言い切れない微妙な所だ。【天眼】にも明確な記述はなかった。


そう結論付けたのは私だけだったのか、ふたりは顔面に手を当てて天を仰いだ。


「…助言も物資提供もって、ガッツリ加担してんじゃん!」

「ルナの基準だと何したら誑かすになるんだ?!」

「えっ、と…あ、悪代官的な感じで悪事に誘ったりしたら…?」


その返答に三澄君は腑に落ちた風で「あ~なるほど?」と呟き、それにレオルドさんは首を傾げた。

それを見て三澄君が悪役らしい下衆びた厭らしい笑みを浮かべて踏ん反り返る。


「これだよね。…『お主も悪よのぉ!』『いえいえ!お代官様ほどではございませぬ!』…って奴」

「そうそれ!」


悪代官役だけでなく、悪徳商人の媚びを売ろうと手で胡麻すりのような仕草も様になっててすっごくそれっぽかった。

三澄君は役者の才能もあると思う。


しかし、まったく伝わらなかったのか、眉を顰められた。


「…訳が分からないんだが」

「解りやすく言うと、お貴族様に悪知恵を吹き込んで共犯者に引き込むんだよ」

「あ~なるほどな。理解した」


漸く納得がいって眉間に刻まれていた皺が解かれ、その様子に三澄君も嬉しそうに笑んだ。


「それは良かった。でもそれってさっきも言った通り共犯者になるように唆すことであって、誑かすとはニュアンス違くない?」

「そうかも。ごめんなさい」


う~ん…難しいな。

日本にいた時は唆すとか、誑かすって事がなかったから実感が湧かなくてイメージもしづらい。


魑魅魍魎蠢くドロドロの社交界に身を投じれば、理解できるのだろうか?それとも全て自己責任な冒険者家業から逃げなければいつか身に付くのだろうか?


…どれだけ想像してもその未来は来ない気がする。


「共犯なのか黒幕なのかは良いとして。問題はケンタウロス族が少なくとも片棒を担いでる事だろ」


逸れていた話題をレオルドさんが本筋に戻した。


それまでふざけて緩んでいた空気を一変させ、瞬時に真剣な表情へとふたりともが切り替えた。

それをすごいなぁ…と他人事の心情で眺めていると、レオルドさんに視線だけで怒られた。


「ケンタウロス族の族長さんだけだよ」

「一人だけで?呪術士達を誑かして支援もしてるんだよね?」

「えっと…呪術士達の祭典参加を後押ししたくらい?」


三澄君は黙り込み、顎に手を当てて熟考を始めた。


鑑定でしたことを把握したけれど、毎回親切や贈答という名目なのだ。しかもほぼ毎回人目がある場所で。


つまり、違和感のない範囲だということ。

今回レオルドさん達が口にしたワインも元を辿れば族長さんの贈り物だ。


許せないと思う気持ちが湧き上がろうとも物的証拠がある訳でも、日本のように犯行映像を撮影できる訳でもない。まして、犯行意思を確認する手段もない。


有力者達はそこを突いて自身の権威を盾に保身へと走ることがこの世界では罷り通ってしまっている。

だから今回もどうにもならないと、私は口を噤んだのだ。


「鈴木さんにお願いがあるんだけど」

「…何ですか?」


顔を上げて彼は私の返答になぜか不満げな表情を浮かべた。

何か私おかしなことを言っただろうか…?


「その前にその敬語止めない?さっきからタメ口になったり敬語に戻ったりしてて気になるんだけど?」

「えっと、三澄君は今宰相閣下なので…」

「それ関係ある?“三澄君”って気安い呼び方してて?面倒だから公の場以外では敬語なしで良いよ」

「…私の事をルナと呼んでくれたらそうします」


一瞬きょとんとした後、ふくれっ面になった。


「…じゃあいいや。それでお願いなんだけど、鈴木さん呪詛特化のポーション持ってるでしょ?それがいくつか欲しいのと、僕が状態異常に掛ったままだと誤認させるために偽装の付与魔具が欲しい」

「特化型はないよ。万能型ならあるけど…」

「じゃ、それで」


万能型は最近何かと入り用で数が少ない。

一応薬草類は残っているから追加で製薬できなくもないし、三澄君一人分くらいなら何とかなるかな…。

でも、今は色々と業務を任されてて時間が取れないから、どうしようかな…。


この軽いやり取りにレオルドさんは信じられないといった表情で三澄君を睨みつけ、怒声を上げた。


「あんた!それがどれだけ希少な品か解って言ってるのか?!」

「?知らないけど。必要だからちょうだいって言ってるだけだけど、何かダメなの?」


その言い草にレオルドさんは絶句して目を見開き、茫然としていた。


今でこそ万能型状態異常回復ポーションが高価だと知っているけれど、少し前の私もあちら側だったんだよね…。

何というか、自分が非常識だって見せられてるみたいな気分になった。


価値を理解していない三澄君は叱られてもなお飄々とした態度を崩さず。


「で、鈴木さん。用意できそう?」

「…かしこまりました。明日には渡せるようにしますね」

「ルナ!!!」


三澄君に向けられていた非難の眼差しが次は私に向いた。

レオルドさんの考えも分かるけれど、でもこれは必要なことだと私は思うから。


「ありがとう。お代は後払いでいいよね?」

「…今回は同郷からの餞別としてお譲りします」

「ルナ?!」


レオルドさんが私の名を呼ぶ声に憤怒を込め、三澄君も驚きに目を見張った。


レオルドさんからしたら、情に絆されて塩を送ろうとしていると捉えたと思う。

でも、これが最善であると心が訴えかけてくるのだから、今回だけ大目に見て欲しい。


「“貸しひとつ”、ですよ?」

「…一国の宰相なのにいち冒険者にいくつも貸し作ってるの、ヤバくない?」

「返す時が来ないといいですね?」

「言うねぇ!」


三澄君は楽しそうにケラケラと笑う。


これから先のどこかのタイミングでこれが活きてくると思う。…たぶん。

もしもの時の保険を握っておくことで私が安心したいだけかもしれないけれど。


「じゃあ、借り分はしっかり扱き使わないとね。【天眼】で鑑定した詳細教えてくれる?」

「先程申し上げた通り、悩んだ際には助言を。贈答品の体で物資提供を。これは今も行っているようです。もしちゃんと知りたいならば、ご自身で調べる事をお勧めします」

「やだよ。だってあれやったら頭が割れたかと思うくらい痛いじゃん」

「は?そうなのか、ルナ」


三澄君の返答に反射並みの速さで反応をとったレオルドさんは私を心配そうに見つめてくる。

なんか、その反応が少しくすぐったい。


「今はそんなに、かな。初めて使った時はあまりの激痛に立ってられなかったけど…」


その当時のことを思い出して遠い目になってしまう。


今みたいに簡易鑑定なんて出来なくて、頭に情報を無理矢理流し込まれるみたいに膨大な記憶とか知識が入ってきて本当に苦しかった。

“深淵”って表示も伊達じゃないなって、後々【天眼】を鑑定して納得するほどの瞬間だった。


今も表情を繕うのが精一杯になるくらいには痛いけれど。

だからこそ、それから得られた力がこのデメリットに見合うほどの強大さだと私は理解している。


「そんな大事なことは早く言え!次からは無理に使おうとするな」

「え、あ、う…ありがとうございます……」


目尻を吊り上げたレオルドさんの気遣わしげな瞳に思わず俯いてしまう。


それがなんか。大事にされてる感じがして頬に熱が集まってきたし、身体もむずむずする…。

何だかちょっとだけ、恥ずかしい。……………けど、嬉しい。




蚊帳の外へ放り出されてこの光景を見せ付けられた真はうんざりした表情を浮かべてベッドへ身体を沈み込ませた。そして、胸の内で「彼女ほしー!!!」と叫んでいたのだった。


遂に50話!!!読んで下さっている皆さんのおかげです!本当にありがとうございます!

そして黒幕はケンタウロス族の族長でした!『各国の思惑』でこの人だけ名前を出さなかったのは後々登場シーンをちゃんと演出するためだったり…。

作者的にはもう少しヒントを忍ばせたかったんですけども、この先を書きた過ぎて端折りました。今後加筆修正をしていきます!内容は変えませんのでご安心を!

サクレイア聖王国に召喚された当初、委員長タイプな真は真面目に、実直に、努力を惜しみませんでした。

しかし、ルナと違って【天眼】の激痛からは逃げ続けたため真価を理解することはなく…。

実力差がどんどん開いていく度に湧き上がる憤怒や羨望、嫉妬などの複雑な激情をどうにか抑えようと頑張ってはいましたが、差は開いていく一方で。

遂にはそのことをクラスメイト達に告げ口した事でルナへの虐めが始まり、自身への誹謗もあって感情の防波堤が決壊しました。

因みに三澄君はルナが偽名を使用している事に少なからず理解を持っていますし、だからあの面会時には人目もあってルナと呼んだのですが…。

次回、閑話で短めです!

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