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【異世界転生】理想の執事を目指します  作者: 夜空のスピカ
第8章 フェニックス領編
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街と町3


 side:ユーリオン


 ジェードに予定として、大豆の栽培を増やす事、大きい建物を造る事を伝える。

 当然理由を聞かれたので、人を集める建物については話した。

 

 大豆の方は不足している物もあるので、少し待ってもらう。

 米について尋ねたら、領内の北部にある村が僅かに育てているそうだ。

 今すぐ飛んで行きたいが、我慢する。

 ルナマリアに行く時には絶対寄ろう。


 外が暗くなってきたので、今日の話し合いはここまでにした。

 夕食を頂いた後、部屋で休むが、米が頭から離れない。


 もちろん純粋にお米が食べたい気持ちもあるのだが、種麹や米麹が欲しい。

 大豆があっても、種麴が無ければ醤油も味噌も造れない。

 もしかしたら他に方法があるのかもしれないが、他のやり方は知らない。


 にがりが無ければ、豆腐も造れない。

 こちらは海水があれば作れるので、海にも行きたい。

 

 今作れそうなのは、もやしと納豆くらいかな。

 米が無いのに納豆だけあっても淋しいので、もやしを作る。

 食べれるまでに一週間くらいかかるので、水やりは忘れないようにしよう。


「作業は終わったの?」 

「今できる事はね。後は海水と米が必要だから今は無理」

「じゃあ、今から海行く?」

「それは行きたいけど、ここからは遠いよ……」

「ユーリオン1人くらいなら運べるわよ」

「え?」

「え」


 ニクスがとんでもない事を言い出す。

 前にダンジョンで、レベルが上がったらの話はしたけど。


「運べるくらいレベル上がったの!?」

「身体変化が6になったから、子供くらいなら運べるわよ」

「いつ!?」

「ロックドラゴンを倒した時」

「……けっこう前じゃん……教えてよ」

「言ってなかったっけ?」

「……聞いて無いよ」

「まぁ、今言ったし良いじゃない。それよりどうする?」 

「往復でどれくらいかかる?」

「誰かを運んだ事なんて無いけど、1時間くらい?」

「母様に許可を貰いに行こう」


 今は19時だし、1時間くらいなら大丈夫かと思ったのだが、許可は下りなかった。

 夜に1人は危険なので、せめて明日の朝にしなさいと言われる。

 

 街灯のような物は無く、家で灯りを用意するのもタダじゃない。

 なので、夜になるほど本当に暗くなり、寝静まる。


 今日は我慢して明日の朝に海水を取りに行こう。

 

 部屋に戻ろうとすると、母様に後ろから両肩を掴まれる。


「母様?」

「……心配だから今日は一緒に寝ます」

「いや、本当に部屋に戻りますよ」

「………」

「………わかりました」


 母様が譲る気が無い様なので諦めるしかない。 

 ニクスは念話で「おやすみ~」と言って去って行く。


 明日は早起きして海に行こう。



 side:????


 仕事終わりに良い店を紹介してもらい、釣竿などを買った。

 店主に釣りをして良い場所を聞き、早速向かう。


 2時間くらい粘ったが、1匹も釣れない。

 怒りに身を任せ、釣竿を折ってしまいたくなる。 

 ……今日は諦めて宿に帰ろう。


 部屋に1度戻るのも面倒なので、釣竿を持ったまま食堂に入る。

 邪魔な釣竿は壁にかけ、席に座る。 


「なんだ、こんな時間に釣りか?」

「なんか釣れたか?」

「……いや」

「そりゃそうだ……ぷっ」

「「わっはははは!!」」


 よし、笑った奴は全員この場でぶっ殺そう。

 死んで俺の経験値となって詫びるがいい。

 席から立とうとしたタイミングで、笑った奴らがアドバイスをくれる。

 

 場所は問題無くても、釣りやすい時間帯というものがあるそうだ。

 こちらが釣り初心者だと分かると、他にも色々と教えてくれた。


 ……有意義な情報と相殺して、笑った件は許してやろう。

 明日は早めに起きて釣りに行こう。



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― 新着の感想 ―
[気になる点] …主人公とオークは“朝早くに海へ”かぁ!…道が交わるのも…秒読みですな!…ユーリオン達に取っては“数時間後”の事ですがね!…たーのしみだす!
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