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【異世界転生】理想の執事を目指します  作者: 夜空のスピカ
第7章 フォレスティア森聖国編
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78/216

フォレスティア森聖国14


 side:ユーリオン


【名:ユーリオン】【種:ハーフエルフ】【性:男】【年:5】【レベル:40】

【魔法適正】『光/30』『闇/30』『火/50』『水/50』『土/40』『風/50』『無/70』

【称号】『王族(グランファーレル/フォレスティア)』『竜殺し』

【加護】『創造神の加護』『フェニックスの加護』

【スキル】『魔力操作Lv8』『魔力具現化Lv8』『魔糸操術Lv8』『身体強化Lv6』『格闘術Lv4』

『剣術Lv3』『槍術Lv2』『弓術Lv4』『鎌術Lv6』『光術Lv1』『闇術Lv1』『火術Lv4』『水術Lv5』

『土術Lv5』『風術Lv5』『算術Lv6』『家事技能Lv5』『気配察知Lv6』『危険感知Lv6』

『傀儡化Lv6』『傀儡操作Lv6』『威圧Lv6』『罠師Lv.4』『暗殺Lv.5』『狂化Lv.3』『不屈Lv.6』

『交渉術Lv.5』『熱耐性Lv.6』『恐怖耐性Lv.4』『支配Lv.4』『召喚術Lv.2』

『自己再生(小)Lv.3』『念話Lv.3』『結界Lv.6』『遠視の魔眼Lv.5』

【EXスキル】『記憶継承』『言語理解Lv6』『ストレージLv7』『鑑定Lv8』『隠蔽』『錬金術Lv7』

『付与術Lv1』『???』


 ロックドラゴンを殺した事で、レベルが上がり、いくつかのスキルレベルも上がった。


 『ストレージ』は今回、容量が大型スーパーから大型デパート並みに進化した。

 正直言えば、前回が温度調節と仕分けだったので、今回は時間調整なのではと期待していた。

 容量が大きいに越した事は無いので、時間調整は次のレベルアップに期待しよう。


 『鑑定』も上がった事で、見れる情報が増えた。

 見ようと意識すれば、対象の過去も知る事ができるようになった。

 もっとも、かなりプライベートな情報になるので、使う機会が有るか分からないが。


 『錬金術』は精度や速さも上がったが、1度錬金したものは複製が行えるようになった。

 複製と言っても、もちらん材料は必要になるのだが、同じものを複数作る場合に楽になる。


 新しく解放されたEXスキルが『付与術』だ。

 正直最初は、嬉しくはあるが疑問に思った。

 解放されるのが遅かったEXスキルなのに、付与術?と


 この世界には、付与術を使って魔道具を作製する職業が有り、職人もいる。

 才能と努力は必要になるが、学んで得る事が可能なスキルだ。


 もちらんEXスキルではなく、普通のスキルである。

 まぁ、学ぶ時間や手間をかけずに済んだので、無意味とは思わないが。


 まだレベルが低いので、一般的な付与術との違いが分からない。

 でもきっと、神様がEXスキルにしたのだし、何かしら意味があるのだろう。


 思う所はあるが、ずっと欲しかったスキルなので、嬉しくてテンションが上がる。

 これで作りたかった道具が作れる。


 もうすぐフォレスティア森聖国を去るので、もっと色々見たかったが、今日は引き籠ろう。

 レベルが低いし、まずは簡単そうなミキサーを作ろう。



 side:フォレスティア森聖国国王メトシェラ


 アメリアが帰国すると聞いてから、落ち着かない日が続いた。

 孫とは初顔合わせとなるので、少し緊張する。


「一人称を『余』とかにして、威厳を出した方が良いかな?」 

「……似合わないから、止めておきなさい」


 妻のローザに相談したが、一蹴された。

 

 アメリア達が到着したようで、事前の打ち合わせ通り、最低限の人数で会う。

 数年ぶりに会う娘の無事な姿を見ると、安堵する。


 孫は一目見ただけで、アメリアの子だと分かった。 

 幼い頃のアメリアに良く似ている。

 

 まだ謁見の間であるというのに、突然ボルサムがアメリアを抱きしめた。

 昔から妹であるアメリアを可愛がっていたからな、我慢できなかったのだろう。


 ユーリオンのくれた『トランプ』というものは実に興味深い。

 もちろん、これ1つで様々な遊び方があるのも凄いが、何より気になるのは技術力だ。


 これほど高品質な紙を、同じ見た目で大量に作れるなど、驚異的だ。

 ヒューマンは短命だが、その技術力には目を見張るものがある。


 私とローザ、ボルサムとアメリアの家族4人だけの時間をとった。

 魔法を使い、声が外に漏れぬようにする。

 

 ユーリオンがトランプを作った事、そして転生者である事を聞かされた。

 驚くと同時に、あの技術力がヒューマンのものでない事に安心する。

 ならば、言わねばならない事がある。

  

「アメリア、私達に言うのは最低限の情報だけにしなさい」

「……分かっているわ……伝えておいた方が良い事だけ」

「分かっているなら良い」


 知らないのと知っているのでは、大きく行動が変わってくる。

 私はアメリアの父である前に、ユーリオンの祖父ある前に、この国の王だ。

 時には家族としての情を捨て、国を生かす為に動かねばならない事もある。


「でも、アメリアに子ができるなんてね」

「……私も妻にはなっても、母になるなんて思わなかった」

「ユーリオン可愛いわね」

「うん、自慢の子」


 ローザとアメリアの言う通りで、嫁には出したが、子供ができるとは思っていなかった。

 もちろん可能性としては有ったが、エルフの出生率は低く、多種族が絡めば更に下がる。

 その子供が転生者ともなれば、神様の関与を疑ってしまうレベルだ。


 ローザとアメリアが子を持つ母同士で盛り上がると、ボルサムと目を合わせ、お互い苦笑する。

 この日は数年ぶりの家族水入らずで、長い時間語り合った。

 

 ロックドラゴンの群れが、我が国に進行しているとの情報が入った。

 ユーリオンが向かう事になったが、交渉が失敗しても良いから無事に戻ってきてほしい。


 ユーリオン達は戻ってきた時、悲痛な面持ちだった。

 交渉は失敗したのだろうが、駄目で元々なので、気にしなくていい。


 それよりも戦いの準備だと思ったら、全て殺してきたと言う。

 ……え?……9頭全部?……え?

  

 私が困惑していると、アメリアがユーリオン達を連れて行ってしまう。

 ……せめて詳細な報告を得る為、ピエリスかアイリスのどちらかは置いて行って欲しかった。


 結果から見れば、我が国の損害はゼロで問題は解決した。

 ユーリオン達が戦わなくても、何頭か殺し、撃退はできただろうが、損害をゼロにはできなかった。

 

 なにか礼をしなければと考えていたら、余計な事を言い出す奴がいる。 

 恥知らずな馬鹿を止めようとしたら、ユーリオンに止められてしまった。


 ユーリオンは素材を餌に決闘を了承させた。

 馬鹿は既に勝った気でいるが、ホントにもう………。

 

 代々戦闘や狩りを生業とする家系で、本人の実力も悪くないのだが、頭と性格に難がある。

 明日の決闘で、少し灸をすえてもらうと良い。


 ユーリオンが観客が欲しいと言ったので、告知したらかなり集まった。

 賭け事まで始まっているようだが、流石に国王の立場的に賭けれない。

 勝ちが確定しているのに……無念だ。


 ピエリスとアイリス、アコまでは分かるが、ボルサムもユーリオンに賭けている。

 あいつは次代の王だろうにズルいぞ……私も!……あ、はい、駄目ですか……そうですか。


 ユーリオンの実力を知らない者達は、ユーリオンに賭けていないのに、ユーリオンを応援している。

 まあ、可愛い少年と大人の男(難有り)が戦うのだ。

 賭けの対象はともかく、どちらを応援したいかは決まっている。


 結果は予想以上にユーリオンが男をボコって終わった。

 アメリアと視線があった時、アメリアが止めなかったら、もっと酷い事になっていただろう。

 見た目はあまり変わっていないが、服の下は大変な事になっているはずだ。


 まあ、これであいつも懲りた事だろう。

 まだまだ若いのだし、これを機に自分を改め精進してほしい。


 ユーリオンがロックドラゴンの素材を大量にくれた。

 解体代としては多すぎると言ったら、プレゼントと言われてしまった。

 王としてはありがたいが、祖父としては申し訳無さを感じてしまう。


 第2宝物庫にある物の中から、好きな物を選ばせてあげよう。


  

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