表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【異世界転生】理想の執事を目指します  作者: 夜空のスピカ
第7章 フォレスティア森聖国編
61/216

出発の前日



 朝ベッドの上で目覚めると、寝袋との違いが良く分かる。

 寝袋でも寝れなくは無いが、やはりベッドの方が休めるし、疲労も回復しやすい。

 

 ストレージにベッドを入れていく事も考えるが、容量は無限ではない。

 何があるか分からないし、我慢できる所は我慢するべきか。


 テーブルの方に視線を向けるが、繭に特に変わったところは無い。

 明日は、いよいよ出発の日となるが、ハクアの進化は間に合うだろうか。


 旅の準備はもう完了している。

 なので、今日は日課の鍛錬などを除けば、予定は無い。


 別に過酷な旅になる予定は無いが、明日からはゆっくりとは過ごせない。

 今日は英気を養う事にしよう。


 朝食を済ませた後は庭で鍛錬を行う。

 準備運動を行った後、ソウルイーターで素振りをする。


 鎌の扱いを教えてくれる先生がいなかったので、これまでは独学だった。

 もちろん前世でも、大鎌などゲームでしか使った事は無い。


 でも、今はジャックがいる。

 ジャックなら、正しい扱い方を教えてくれるのではないか。

 

 ジャックにお願いしてみると、快く了承してもらえる。

 まずは自分の動きを見てもらい、悪い所を指摘してもらう。


「主殿、何かの動きを参考にしているようですが、剣のように扱っている部分があります。

 大鎌は特殊な武器となりますので、剣の型や動きは一旦忘れた方が宜しいかと」


 ジャックの指摘は、正鵠を射っていた。

 僕の動きは、ゲームキャラやジャックの動きを見様見真似したものに過ぎない。


「まず、剣と鎌の違いについて説明しましょう。

 剣であれば、素早い連続攻撃や汎用性のある動きが可能です。

 しかし、鎌は振り切る事に比重を置いた形状になっているので、重い一撃が大事です。

 なので、実力が近い相手なら、剣や槍との斬り合いは避け、己の間合いを維持するべきです。

 後、主殿は小柄なので、縦斬りでも横斬りでも、そのまま一回転させた方が速いです」


 説明を受けた後、鎧に憑依したジャックに模擬戦で指導してもらう。

 ジャックは鎌術のスキルを失っていたが、知識は残っているので、良い鍛錬になった。

 今後もジャックには先生になってもらおう。


 午後になると、セバスチャンが来てくれた。

 明日から暫く王都を離れるので、見送りも兼ねてくれているのだろう。


 いつものように、為になる話を聞かせてくれるので、本当にありがたい。

 今は座学に近い時間ばかりだが、もう少し成長すれば実技的なものを教えてくれるそうだ。

 早く成長したい。


「ユーリオン様、道中気をつけねばならない事を伝えておきます」

「夜行性のモンスターとかですか?」

「それもあるでしょうが、一番危険なのは人です」

「人ですか?」

「トラブルを装い、助けを求めるふりをして近づいてくる盗賊がいます。

 道中で休む時に旅人同士でまとまり、賊やモンスターに数で対抗する場合があります。

 しかし、その中に賊が紛れていたり、他の者を囮に自分だけ逃げる者もいます」


 少し楽しみにしていた旅だったが、段々と恐ろしいものに思えてきた。

 だが、知らずに後悔するよりはずっといい。


「教えてくれてありがとうございます。道中は油断しないように気をつけます」

「あまり怖がらせたくは無いのですが、人は何よりも残酷になる事があります。

 今回の旅が、ユーリオン様にとって楽しく有意義なものになる事を祈っていますよ」


 セバスチャンを外まで見送り、夕食の時間までは勉学に励む。

 夕食を食べ、お風呂へ入った後は自室に戻る。 


 寝る前に荷物の確認を済ませる。

 忘れ物が無い事を確認できたので、今日は早めに就寝する。

 明日は朝食を食べたら出発となるので、朝が早いのだ。




評価とブクマをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ