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【異世界転生】理想の執事を目指します  作者: 夜空のスピカ
第6章 2度目の炎のダンジョン
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2度目の炎のダンジョン2



 初めてとなる11階層に転移した。

 周囲を見渡して見ても、10階層までと大きくは変わらなそうだ。

 

 タイミング的に丁度良いかと、確認を取ってから鑑定を使用する。


【名:エレナ】【種:ヒューマン】【性:女】【年:5】【レベル:11】

【魔法適正】『光/18』『闇/0』『火/20』『水/0』『土/0』『風/0』『無/20』

【スキル】『光術Lv.1』『火術Lv.1』『短剣術Lv.2』『槍術Lv.3』『算術Lv.2』『家事技能Lv.1』


【幻獣種:アラクネ(幼体)】【名:ハクア】【レベル:9】

【魔法適正】『光/0』『闇/10』『火/0』『水/0』『土/10』『風/0』『無/18』

【スキル】『粘糸Lv.4』『毒牙Lv.3』『麻痺牙Lv.3』


 現在の2人のレベルが10前後なので、この階層からは、少し警戒レベルを上げた方が安全だろう。

 ここからは僕が前衛、後衛をピエリスに任せる。

 

 遠視のスキルを使って前方を警戒しつつ、見つけたモンスターは鑑定する。

 それでエレナとハクアに任せて大丈夫そうなら戦わせる。

 あまり過保護すぎると、レベルと実力が合わなくなるので、気をつけないと。

 

 僕の時はレベル1で31階層スタートだったが、2人は普通に攻略してきている。

 多少相性が悪くても、レベル的にも無理なモンスターは居ないはずだ。


 襲ってくるモンスターを撃破しつつ、次の階層に向けて進んでいく。

 自分に熱耐性のスキルがあるので忘れてたが、ニクス以外暑そうだ。

 12階層に降りたところで、一旦小休憩を取る事にする。


「私はまだ疲れてませんし、大丈夫ですよ」

「エレナ、ダンジョンでは疲れたら休むのではなく、疲れる前に休むんだよ」


 ダンジョンでは、いつ、どこから襲われるか分からない。

 休憩中だからと、狙われない保証なんて無いのだ。

 だから、こまめに休憩を取る事で疲労を抑え、できるだけ万全の状態を維持するのだ。

 

 1階層進む毎に小休憩を挟みながら進んでいく。

 13階層を進んでいる時に、他の冒険者の姿が見えたが、近づかないように気をつける。

 仲の良い顔見知りでもなければ、揉め事の1つになりうるからだ。

 

 近づかないのが暗黙のルールではあるが、絶対ではない。

 情報収集で声をかける場合もあるし、依頼を達成する為、素材の交換をする場合もあるそうだ。

 

 15階層まで来ると、エレナとハクアだけでは、少し危なくなる場面もある。

 なので、ピエリスに戦闘の補助をしてもらい、僕は邪魔が入らぬように周囲の警戒を行う。


 こまめに休憩を取ってるとはいえ、暑い中で戦闘を行っているのだ。

 あまり無理をしすぎても身体に良くない。


 18階層を移動中、開けた場所を見つけたので、今日はここで休む事にする。

 僕は土魔法で地面を整えると、ストレージからテントを取り返し、設置は任せる。

 その間に、テントの周囲に糸を張り、何かが近づいていたら分かるようにする。


 結界も張るつもりだし、それなりに安全を確保できる。

 旅の間にも同じ事をするだろうし、良い練習になるな。

 もし、改善点が見つかれば、出発前に対応できるかもしれないし。 


 ピエリスとエレナに食事の用意を任せ、2人から離れる。

 テントから離れすぎても危険なので、注意しつつも少し離れた場所を選ぶ。


 土壁で四方を囲んで周囲から見えないようにし、地面を整えつつ高低差を作る。

 高低差を作ったのは、地面に水が溜まらないようにし、テントのある方とは逆に流すためだ。


 土魔法と錬金術を合わせて、大人が足を伸ばせる浴槽を作る。

 水魔法で水を入れて、火魔法でゆっくり温めれば、簡易お風呂の完成だ。


 僕が入りたかったのもあるが、エレナもきっと喜んでくれる。

 今日頑張ったエレナに一番風呂を譲ってあげよう。


「お風呂の準備できたよ」

「「お風呂!?」」


 2人にもの凄く驚かれる。

 そういえば、お風呂を作るって言ってなかったな。


「うん、汗や汚れを落としたかったし、作ってみた」

「……ユーリオン様、ダンジョンでお風呂だなんて、俺は聞いた事が無いですよ」

「汚れも疲れも取れるし、お風呂が一番だよ。エレナ、先に入っておいで」

「……え、私そんなに臭かったですか?……ダンジョンでお風呂を作る程ですか?」

 

 エレナが涙目になってプルプル震える。 

 一番風呂を譲ったせいか、お風呂を作った理由を勘違いされてしまった。

 

 この後、エレナの誤解を解くのに時間がかかり、湯は温め直す事になった。

 女の子には、あまり気を遣い過ぎるのも良くないのだなと学んだ。








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