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【異世界転生】理想の執事を目指します  作者: 夜空のスピカ
第6章 2度目の炎のダンジョン
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エレナ、冒険者登録する


 side:ユーリオン


 当たり前の事だが、この世界には電化製品が存在しない。

 テレビどころかラジオも無いし、電子レンジも掃除機だって無い。


 近い物は、氷の魔石を使用した冷蔵庫のような物くらいだ。

 流石に電化製品を作るのは難しいが、類似品ならと思ったのだが、甘かった。


 電子レンジがあれば便利なのだが、再現できない。

 鉄製の箱を用意して、火の魔石で中身を温めればと思ったが、火力調整が難関だ。

 

 掃除機も外側を作るのは、そう難しくは無いのだが、吸引力の問題がある。

 風の魔石で吸いこむとして、こちらも風力調整が難関だし、魔石がゴミに塗れそうだ。


 うーん、アイデアはあるし、電気の代わりに魔石という手段もある。

 だが、物と魔石を接続する為に必要な、術式の知識が不足している。


 魔道具の製作に関しては、専門家の知識が必要不可欠だな。

 せめてミキサーくらいは欲しかったが、今は諦めよう。


 とりあえず、魔道具に使う用の魔石は確保しておきたい。

 実験に失敗すれば壊れるだろうし、予備も必要だ。

 ……ダンジョンへ行きたいな。


 後、数日もすれば出発となるから、二泊三日くらいで潜りたい。

 母様の元へ向かい、お願いしてみる。


「だ……どうして?」 


 反射的に駄目と言おうとしたが、一応理由は聞いてくれるという事か。


「1番の理由は魔石ですが、素材やレベル上げも目的に含まれます」

「……深くは潜らない?」

「はい、ダンジョン攻略や宝箱が目的では無いので」

「危険な事は避ける事、それと一泊二日で戻ってくるなら良いわ」

「ありがとうございます」


 駄目で元々だったが、許可してもらえた。

 信頼を裏切る真似はしないように気をつけよう。


 お昼前には準備を整え、冒険者ギルドへ向かった。

 最初はニクスとハクア、それにピエリスで行こうと思っていた。

 

 だが、話を聞いたエレナも来たがった。

 なので、エレナの冒険者登録をする事になったのだ。

 

 幸いにも冒険者ギルドは空いていたので、登録は直ぐに受けてもらえる。

 エレナが説明を受けている間、ピエリスと依頼の掲示板を見てみる。


 依頼は基本的に早い者勝ちなので、良い依頼を受ける為には、開店直後に来る必要がある。

 だから、お昼前のこの時間は、空いているのでタイミング的に丁度良かった。


 冒険者ギルドのルールで、基本的に依頼は1つしか受けられない。

 優秀な者が複数の依頼を達成してしまうと、下が育たないからだ。

 

 なので、2つ目以降として受けられるのは、一週間以上放置されている不人気な依頼だ。

 内容と報酬が不釣り合いだったり、条件が厳しかったり、依頼主に問題があったりと色々ある。


 前回は依頼を受けられなかったので、せっかくだから今回は依頼を受けてみたい。

 ただ、ピエリスからすると、目ぼしい依頼は残っていないそうだ。

 

 金銭目的という訳では無いので、ダンジョンのついでに達成できそうなモノが良いな。

 残っている依頼の中なら、21階層以降に出現するフレイムスパイダーの討伐が達成しやすいか。

 欲しいのは素材で、魔石は要求されていないので、こちらの条件にも合う。


 エレナの登録も完了したようなので、依頼を持って受付に向かう。

 正式にパーティー登録するか聞かれたが、今回は止めておいた。

 メリットもあるので、今後も冒険者として働く事があるようなら、考えておこう。


 ダンジョン行きの馬車に乗って向かうのだが、揺れが酷くお尻が痛い。

 普段乗っている馬車とは質が違い過ぎる。

 ストレージから3人分クッションを取り出し、応急処置とする。


 前世で車の乗り心地を知っていただけに、普段使用している馬車にも不満があった。

 だけど、一般的な馬車に乗った事で、いつもの馬車がどれだけ快適だったか身に染みる。


 ……ダンジョンへ着く前に体力を奪われそうだ。






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