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【異世界転生】理想の執事を目指します  作者: 夜空のスピカ
第9章 ルナマリア神聖国編
158/216

出発



 荷物も片付けたし、掃除も済ませてある。


 生きている卵はストレージに収納できないので、手に持つしかない。

 荷物なんて言ったら、卵に怒られてしまうかもしれないが、そこだけは少し不便だ。


 出発の時間前にはマリーだけでなく、オリビア様と教皇猊下まで見送りに来てくれた。

 マリーは来てくれるかなと思っていたけど、オリビア様と教皇猊下は流石に予想外だ。


「もっと一緒に居たかったです」

「また会えますよ」

「約束してくださいますか?」

「はい、必ず」


 マリーと握手をしながら別れを告げる。

 次に会えるのがいつになるかは不明だが、そう遠くは無いだろう。


「ユーリオン殿下、昨日はありがとうございました。本当に見違えるようになりました」 

「いえ、喜んで頂けたのなら、参加した甲斐がありました」


 軽い気持ちで参加してしまったが、却って気を遣わせてしまったのかもしれない。

 別れの挨拶は昨日の内に済ませてあるのに、見送りにまで来てくれるなんて。


「ユーリオン殿下、お暇な時で構いませんので、あの子に手紙を書いて頂けますか?」 

「手紙ですか?」

「直接読む事はできませんが、それでもあの子の励みになると思いますので」

「なるほど、分かりました。帰国した際には必ず」

「ありがとうございます」


 別れの挨拶を済ませ、馬車を進ませる。 

 ここからは数日かけてグランファーレル王国に帰国する予定だ。


 フォレスティアやルナマリア、他国を見た事で良い刺激になった。

 旅は人を豊かにすると言うが、その通りだなと思う。

 良い出会いも多かったし、いずれ招待できるよう領地を回復して発展させなければ。


「ぼくは悔いているんだ今までの事を!

 貧しいブクマと評価だったんで野心を持ってしまったんだ!

 バカな事をしでかしたよ 読者に懇願してブクマと評価を得ようだなんて!」

「気をつけろ! 信じるなよそいつの言葉を」

「ヌムッ!?」

「俺は生まれてからずっと各サイトに行き、色んな作家を見て来た。

 だから悪い作家と良い作家の区別は〝あとがき〟で分かる!

 こいつはくせえッー! ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーッ!!

 こんな作家には出会った事がねえほどなァーーーッ!」


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