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限界S  作者: SE
2/3

嚆矢濫觴

冒頭だけでもと…

「「サバイバルゲーム?」」


ある日の昼休み峰宮亜衣と優衣は親友の今北千智と松谷由紀から一緒にゲームをしないかと提案されていた。


「そう!VRのゲームなんだけどかなりリアルに作られててまるで本当にサバイバルしてるみたいな感じなんだって!」


そう熱弁するのはこの四人組の中でも群を抜いたゲーム好きである松谷由紀である。

千智は由紀の気迫に押されて二人を誘ったのだ。

しかし、それでも今まで由紀に誘われてもゲームを一切しなかった…どころか一緒に楽しんでいたくらいなのだ。

普通なら二つ返事で賛成するところである。

しかし今回はジャンルが今までになかったものであったため、そう易々とは二人とも首を縦には振らなかった。

が、結局四人でやることになった。

つまるところ三人とも少しは気になっていたのだ。

家に帰ると指定されたゲームをヘルメット型のゲーム機内にダウンロードして、各々が学校で決めた通りに自分のステータスを振っていく。

「えっと…私は基本力作業全般だから適度に【VIT】に振りつつ出来るだけ【STR】に振る…と、さすがに優衣に力仕事は託したくないし、姉として頑張りますか」

そういった独り言を呟きながら亜衣が初期設定を終える。

一度フレンド登録をするためにゲームを終了させて互いのIDをフレンド入力で入れる。

なぜこれをするのかというと、全員の初期スポーン地点が異なるため先にフレンド登録しておかないと一生会えなくなる可能性が高いためである。

かと言って初期地点が点でバラバラというわけではなくある程度この辺りという地域が決まっているためフレンド登録をしておけば互いにどこにいるのかがわかるため会えるのである。


全ての工程を終えれば亜衣は再度ゲームにログインした。


目を開いた亜衣の視界に広がったのは四方八方見渡しても木というなんとも言えない景色であった。

次から本格的にゲームの中の世界へ…

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