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長い旅の行く末に。  作者: 鷹
1/2

疑心

はじめまして。鷹と言います。

初めての作品ですので、緊張しております。

楽しんで読んでいただけると嬉しいです。

 初めに言う。これは僕の旅の記録である。


   



     愛とはなにか、好きとは何か____________________

 

 哲学的な問いに、答えが出ないまま毎日のように悩んでいた。この話を始めたら終りが見えないが、一つだけ言わせてほしい。

 相手から好きだと言われれば、当然のように「付き合う」か「振る」かの二択になるわけだ。そして、これを見ている君達の中にも、なんとなくの気持ちで付き合った人はいるに違いない。もちろん、告白をされて、好きだから「はい」と答えた人もいるだろうし、思いを寄せたり、寄せられたリ。人によりその形は様々だ。

 なら、これを見ている全ての人に問う。

 はたして、相手は、自分のことを本当にすきなのか?愛しているのか?

 相手が自分のことを好きだといってくれるから?手をつないでくれるから?キスをしてくれるから?Hをしてくれるから?

 それは、決して証明とは言わない。好きや愛してるは、言葉に過ぎない。手をつなぐなんて誰とでもできるし、キスやHも顔の好みと言う問題をクリアすれば問題ない。これは、私の偏見だが、現に体だけを求める男女は存在する。

 要するに、「愛」というものに明確なものは存在しないし、それを証明することは誰にもできないわけだ。

 早い段階で、答えを出してしまえば、お互いの「子ども」が明確な愛の形ともいえる。



 君たちは今、僕が「愛」について激しく語っていることに、疑問を抱いているだろう。それ以前に、僕が病んでいると思う人の方が多いに違いない。

 簡単に話すと、僕は二週間しか付き合っていない彼女に振られている。「病んでいるか?」と聞かれた、答えはもちろん「YES」だ。

 ただ、振られただけでは、僕はこの話を書こうとは思わない。たったの二週間だが、僕にはとても長く感じた。それこそ、一か月、おおげさに言うと半年ぐらいかな。

 とりあえず、そんな長い二週間のなかで思ったことは「今日、ドラマの撮影?」「どこかにカメラがあるの?」などの、アホな感想だけだった。もちろん、僕は俳優や役者ではない。そこらへんにいる一般人だ。このような経験をする人はまず、いないだろうし、僕自身、こんな体験をするとは思っていなかった。

似たような、経験をした人がいるなら、ぜひ話をしてみたいものだ。

 現実は、ドラマのようにハッピーエンドでは終わらない。



 君がもし、最後まで信じた人に裏切られた時。周りの人間すべてが信じられなくなる。

 長年付き合った「親友」でさえ、「家族」でさえ、他人の考えがわからず、「絆」や「愛」のような目に見えなものに頼ることができない。

 ある日、親友に言われた。「みんながみんな悪い人間ではない」と。

 だから僕は、一人で旅をすることを決めた。ヒッチハイクをしながら、人の優しさに触れ、親友の言葉が本当だと証明するために。今日からの日々を、僕の長い旅を文字として記していこうと思う。

 


 


 

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