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異世界モブは忙しい!  作者: 枕の高さは50㎝
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プロローグ

興味を持っていただきありがとうございます。

長い付きあいになる人も短い付き合いになる人もよろしくお願いします



-----あぁ、また一人やってくる。地球の闇は深いなぁ。さぁ皆さんお仕事の時間ですよ----




ふと目を覚ます。目の前は真っ暗だ。目が開いていてもつぶっていても変わらない。

雅彦は暗闇の中からスマートフォンを探し、それを開く。いきなりの強い光で目が霞む。暗い部屋が少し明るなったところでスマホに映る時間をみると2時を少し過ぎたところだった。

(はぁ、まだこんな時間なのに目が冴えてしまった)

ふと喉の渇きを覚え、冷蔵庫を開けるがなかにはお眼鏡にかかる飲み物がなかった。

(コンビニでもいくか)

自分にはなにもない。そう雅彦は思っている。

この25年ずっと脇役みたいな人生だ

頭もよくなければ運動が大して出来るわけでもない

他人に誇れる特技もない、そもそも、友人などいない。

生きていても仕方ない。そんなことを考えながら寝た日にはいつも眠りが浅くてすぐ起きてしまう。

起きたらまたそんな事を考えてしまう。

不幸ではない、不幸ではないと自分に言い聞かし自分を慰めるが、どうしても明日への活力がわかない。

自分がこんなに寂しい人生なのは世界のせいだという結論におちるが、心の底ではそうでないと知っているため、また同じ考えに戻る。

そんな事を無気力に考えているとコンビニまでもうすこしの所に来た。

目の前の道路を渡ればコンビニに着く。

また無気力に物思いにふける。

すると、突如強い光に当てられる。

クラクションの音と強い衝撃で雅彦の意識は暗闇に引き込まれていった。



真っ白な空間の中に背もたれが何処までも長く、高級そうな椅子が置かれている。よくみてみると真っ白なローブに身を包んでいるブランドの美女が座っていた。

その神々しさを感じる美女は静かに、優しく、語り始めた。

「あなたは死にました。トラックに轢かれて即死でした。」

(もしかしてこれって。)

「しかし、貴方はまだ若い。とても勿体ないので私の世界に転生し、その世界を救ってください。あなたは選ばれたのです。」

(やっぱりだ!いつもいつも妄想していた異世界転生だ!妄想が現実になる!僕は選ばれた人間なんだ!やっぱりそういうことだったんだ!)

雅彦はニタァっと笑う

「あなたが転生する世界は剣と魔法の世界です。」

(そりゃそーだろ、それでチート能力をくれるんだろ?早くしろよ)

「いきなりそんなことを言われても困ると思います。だからあなたには特別な力を差し上げます。」

「これからがんばってください。」


「はい!」

雅彦は嬉々とした顔で、そして、はっきりとした声で答えた。

その瞬間また視界が曇っていく

その中で雅彦は美女ハーレムをつくろうだとか、英雄になるんだとか考えていた。

皆さんは主役になれてますか?

自分の人生誰かの脇役だと思ってませんか?

それでも、脇役一人一人に物語があって

もうそれはその物語の主役といえるでしょう!

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