第四回 よもぎ子 VS まとら (2)
9ターン目、先攻よもぎ子の手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:1/4 AT:1 C僧侶【防魔+1(後)】
後左 HP:2/5 AT:2 C戦士【追撃(前)】
後右 HP:6/6 AT:2 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】
手札:A力の壁 B馬車 B鋼の盾 B魔法の鏡 C火炎弾
山札MC:2 山札SC:14
後攻:まとら
前衛 HP:7/7 AT:2 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】
後左 HP:6/6 AT:2 B商人【アイテム+2(後)】
後右 HP:2/4 AT:2 C店番【アイテム+1(後)】装:B鋼の槍
手札:5枚
山札MC:1 山札SC:12
手札がすでに5枚あるため山札からカードは引けないが、Bランクが場に出たためサブカードが使えないなどということは無くなった。
「とりあえず、B魔法の鏡を使っとくか」
魔法を防ぐ魔法。相手次第では強力な効果だが、今回ばかりは手札の肥やしにしかならない。
「いらないなら欲しい……」
「や、それはちょっと」
渡したところで使えるわけではないが。
「次はこれ!C火炎弾でC店番を攻撃、撃破!」
「たった1枚でこれほどの威力を!?魔法……やはりこの世にあってはならないチカラ……」
魔法が欲しいのか欲しくないのか。
これで後1体やられるとまとらは負けとなるが、切り札であるAランクを場に出すことができるようになった。
「いでよA神の手!」
A神の手 HP:9 AT:3
【アイテム+2(後)】1ターンの間、アイテムの使用回数をふたつ増やす。
【合成+1(後)】1ターンの間、一度だけアイテムの合成効果を得ることができる。
アイテム系MCの最終形、といった内容のスキル構成。高いHPを誇るため、前衛もこなせる。
「神の手ってなに?」
「手先がめっちゃ器用……みたいな」
そういえば、前にテレビでお医者さんがそんな風な呼ばれ方をしていた気がする。
あと、昔のサッカー選手。……ちょっと違うか。
「B馬車を自分の場に使用、C戦士を前衛に回してB錬金術師を攻撃!ターン終了!」
10ターン目、後攻まとらの手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:2/5 AT:2 C戦士【追撃(前)】
後左 HP:6/6 AT:2 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】
後右 HP:1/4 AT:1 C僧侶【防魔+1(後)】
手札:A力の壁 B鋼の盾
山札MC:2 山札SC:14
魔法ダメージ1回無効
後攻:まとら
前衛 HP:6/6 AT:2 B商人【アイテム+2(後)】
後左 HP:9/9 AT:3 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】
後右 HP:4/7 AT:2 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】
手札:5枚
山札MC:0 山札SC:12
「うーん。手札が使えるからといって、何でもかんでも使うわけには……」
無駄に手札を使って、後であれが必要になりました、では意味がない。
「まずB商人でC戦士を攻撃、撃破!」
「くっ……!とうとうC戦士が……」
C戦士は与ダメージ9、被ダメージ7と、十二分に働き散っていった。
そのC戦士に代わってB重戦士が場に出る。
B重戦士 HP:7/7 AT:3
【追撃(前)】通常攻撃を加えた相手に、1点の特殊ダメージを与える。
【反撃(前)】通常攻撃を受けた相手に、1点の特殊ダメージを与える。
「B重戦士……なるべく前衛には出したくないけど、今はそれよりこのカードを!」
まとらはカードを2枚出し、合成効果を発動した。
C万能薬【通常アイテム】対象の状態異常を回復する。
Aオリハルコン【鉱石アイテム】対象に1点の物理ダメージを与える。
【オリハルコン+万能薬】対象のHPを4点回復する。
「この効果でB錬金術師を回復してターン終了!」
11ターン目、先攻よもぎ子の手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:6/6 AT:2 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】
後左 HP:1/4 AT:1 C僧侶【防魔+1(後)】
後右 HP:7/7 AT:3 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】
手札:A力の壁 B鋼の盾
山札MC:1 山札SC:14
後攻:まとら
前衛 HP:6/6 AT:2 B商人【アイテム+2(後)】
後左 HP:9/9 AT:3 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】
後右 HP:7/7 AT:2 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】
手札:3枚
山札MC:0 山札SC:12
「あたしのターン!ドロー!」
C癒しの風【防御魔法】どちらかの場の状態異常をすべて回復する。
Cクイックターン【攻撃魔法】どちらかの場をひとつローテーションさせる。
B破魔矢【攻撃魔法】相手の手札を1枚選んで捨てる。このカードで相手の手札を覗くことはできない。
使いたいカードは多いが使えるカードは少ない。
よもぎ子は次の手番に備え、B鋼の盾をB賢者に装備しB商人に攻撃を加えターンを終了した。
12ターン目、後攻まとらの手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:6/6 AT:2 DF:1 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】装:B鋼の盾
後左 HP:1/4 AT:1 C僧侶【防魔+1(後)】
後右 HP:7/7 AT:3 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】
手札:A力の壁 B破魔矢 C癒しの風 Cクイックターン
山札MC:1 山札SC:11
後攻:まとら
前衛 HP:9/9 AT:3 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】
後左 HP:7/7 AT:2 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】
後右 HP:4/6 AT:2 B商人【アイテム+2(後)】
手札:3枚
山札MC:0 山札SC:12
「あれ来いあれ来い……」
なにやらブツブツ言いながらカードを引くまとら。
「よっし、きたぁ!」
お望みのカードが引けたようでご満悦な様子。
(一体、何のカードを……?)
「ふっふっふっ……見せてあげよう、このデッキ最強のコンボを!!」
たいがい大げさなまとらだが、最強と言うくらいなのだから相当な威力を誇るのだろう。果たしてその威力やいかに。
「と、その前にB鋼の盾をA神の手に装備してB賢者を攻撃!そしてそして合成効果を発動、ミスリル+毒薬!よものMCすべてを毒に!」
「!?」
B毒薬【通常アイテム】対象に毒の状態異常効果を与える。
Aミスリル【鉱石アイテム】対象に1点の物理ダメージを与える。
【ミスリル+毒薬】どちらかの場のすべてのMCに毒の状態異常効果を与える。
「さらにB馬車でよもの場をローテーションさせてターン終了!」
「ひどい……」
毒は4ターン間、ローテーションするたびにダメージを与える状態異常である。
単独でも、放っておけば最大で各2点ずつダメージを与えられるが、そこにB馬車を加えより多くのダメージを与えることに成功した。
毒のダメージによってC僧侶を倒されたよもぎ子は、新たなMCを場に出す。
A聖騎士 HP:8 AT:4
【追撃(前)】通常攻撃を加えた相手に、1点の特殊ダメージを与える。
【かばう(後)】1ターンに一度、前衛の受ける物理ダメージを1点だけ肩代わりできる。
【防御魔法+1(後)】1ターンの間、防御魔法の使用回数を1つ増やす。
高い攻撃力に加え防御魔法も使え、かばうにより前衛の受けるダメージも減らすことができる。
「出たわね、Aランク!……って、強くない!?ずるいずるい」
「ずるくないない」
13ターン目、先攻よもぎ子の手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:5/7 AT:3 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】毒
後左 HP:2/6 AT:2 DF:1 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】毒 装:B鋼の盾
後右 HP:8/8 AT:4 A聖騎士【追撃(前)】【かばう(後)】【防魔+1(後)】
手札:A力の壁 B破魔矢 C癒しの風 Cクイックターン
山札MC:0 山札SC:11
後攻:まとら
前衛 HP:9/9 AT:3 DF:1 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】装:B鋼の盾
後左 HP:7/7 AT:2 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】
後右 HP:4/6 AT:2 B商人【アイテム+2(後)】
手札:1枚
山札MC:0 山札SC:10
ターン開始時のローテーションで、さらなる毒ダメージを受ける。
たった1ターンでMCの数で並ばれた上、ダメージレースにおいても不利に立った。
「あたしのターン、ドロー」
引いたのはC鉄の剣。終盤、確実に仕留める算段もなく不用意に防御力を下げるのはためらわれるが。
「C癒しの風で毒を回復、C鉄の剣をB重戦士に装備してA神の手に攻撃!」
「むむ、回復されちゃったか……」
次のターンでB馬車をもう1枚引けば、そのまま勝利もありえたまとらだったが、そうそう上手く行くはずもない。
「さらにCクイックターンでB賢者を前衛に出し、A力の壁で前衛をガード、ターン終了!」
「むむむ」
不測の事態に備えつつ、B賢者を後衛に逃がす腹積もりのよう。
14ターン目、後攻まとらの手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:2/6 AT:2 DF:1 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】装:B鋼の盾
後左 HP:8/8 AT:4 A聖騎士【追撃(前)】【かばう(後)】【防魔+1(後)】
後右 HP:5/7 AT:4 DF:-1 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】装:C鉄の剣
手札:B破魔矢
山札MC:0 山札SC:10
前衛物理ダメージ無効
後攻:まとら
前衛 HP:7/7 AT:2 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】
後左 HP:4/6 AT:2 B商人【アイテム+2(後)】
後右 HP:5/9 AT:3 DF:1 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】装:B鋼の盾
手札:1枚
山札MC:0 山札SC:10
対戦が始まってから、大分時間が経った。
今日はさほど日差しも強くなく過ごしやすい天気ではあるが、両者とも少し汗ばんでいる。
「B錬金術師でB賢者に攻撃!」
「A聖騎士でかばう!」
盾の防御力と【かばう】の効果により、賢者はダメージを受けない。
「B錬金術師にC鉄の盾を装備して、B関所をよもの場にかける!」
「ああっ」
B関所【通常アイテム】3ターンの間、どちらかの場のターン開始時のローテーションを無効化する。
B賢者の逃げを防ぐ。
「C薬草でB商人を回復してターン終了!」
C薬草【通常アイテム】対象のHPを1点回復する。
15ターン目、先攻よもぎ子の手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:2/6 AT:2 DF:1 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】装:B鋼の盾
後左 HP:7/8 AT:4 A聖騎士【追撃(前)】【かばう(後)】【防魔+1(後)】
後右 HP:5/7 AT:4 DF:-1 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】装:C鉄の剣
手札:B破魔矢
山札MC:0 山札SC:10
ローテーション停止
後攻:まとら
前衛 HP:7/7 AT:1 DF:1 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】装:C鉄の盾
後左 HP:5/6 AT:2 B商人【アイテム+2(後)】
後右 HP:5/9 AT:3 DF:1 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】装:B鋼の盾
手札:2枚
山札MC:0 山札SC:6
「あたしのターン!ドロー!」
C鉄の盾【装備アイテム】装備者のDF+1AT-1
B悪魔の斧【攻撃魔法】対象の装備しているアイテムを1枚捨てる。
B関所【通常アイテム】3ターンの間、どちらかの場のターン開始時のローテーションを無効化する。
A神威の盾【装備アイテム】装備者のDF+2
(うっ……防御魔法が無い……)
B賢者が前衛に縛られていては、手札の消費もままならない。
A神威の盾をB賢者に装備し、B錬金術師を攻撃してターンを終えた。
16ターン目、後攻まとらの手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:2/6 AT:2 DF:2 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】装:A神威の盾
後左 HP:7/8 AT:4 A聖騎士【追撃(前)】【かばう(後)】【防魔+1(後)】
後右 HP:5/7 AT:4 DF:-1 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】装:C鉄の剣
手札:B破魔矢 B悪魔の斧 B関所 C鉄の盾
山札MC:0 山札SC:6
ローテーション停止
後攻:まとら
前衛 HP:5/6 AT:2 B商人【アイテム+2(後)】
後左 HP:5/9 AT:3 DF:1 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】装:B鋼の盾
後右 HP:6/7 AT:1 DF:1 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】装:C鉄の盾
手札:2枚
山札MC:0 山札SC:6
「盾をグレードアップされちゃったか……ならばもう一度、B関所をよもに!」
「また!?」
「そしてB商人にA神威の剣を装備してB賢者を攻撃!」
A神威の剣【装備アイテム】装備者のAT+2
「ええい、A聖騎士でかばう!」
A神威の盾がなかったら、ここで終わっていたところである。
九死に一生を得たよもぎ子だったが、ピンチはまだ続く。
17ターン目、先攻よもぎ子の手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:1/6 AT:2 DF:1 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】装:A神威の盾
後左 HP:6/8 AT:4 A聖騎士【追撃(前)】【かばう(後)】【防魔+1(後)】
後右 HP:5/7 AT:4 DF:-1 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】装:C鉄の剣
手札:B破魔矢 B悪魔の斧 B関所 C鉄の盾
山札MC:0 山札SC:6
ローテーション停止
後攻:まとら
前衛 HP:5/6 AT:4 B商人【アイテム+2(後)】装:A神威の剣
後左 HP:5/9 AT:3 DF:1 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】装:B鋼の盾
後右 HP:6/7 AT:1 DF:1 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】装:C鉄の盾
手札:3枚
山札MC:0 山札SC:3
「かみさまほとけさま……」
念仏でも唱えるかのようにカード引く。
目を細め、おそるおそる覗いたそのカードは……。
A魂の光【防御魔法】対象のHPを4点回復する。
「よし!」
「うそぉ!?」
B賢者のHPを回復し難を逃れたよもぎ子。
「粘るなあ……ドルフィンズも見習って欲しいよ」
「ほんとほんと」
関係の無いところで苦言を呈されるドルフィンズ。
しかし、言われても仕方のない野球を繰り返しているも事実である。猛省を促したい。
B賢者でB商人に攻撃を加え、C鉄の盾をB重戦士に装備してターンを終了。
18ターン目、後攻まとらの手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:5/6 AT:2 DF:1 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】装:B鋼の盾
後左 HP:6/8 AT:4 A聖騎士【追撃(前)】【かばう(後)】【防魔+1(後)】
後右 HP:5/7 AT:2 DF:1 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】装:C鉄の盾
手札:B破魔矢 B悪魔の斧 B関所
山札MC:0 山札SC:5
ローテーション停止
後攻:まとら
前衛 HP:5/9 AT:3 DF:1 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】装:B鋼の盾
後左 HP:6/7 AT:1 DF:1 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】装:C鉄の盾
後右 HP:3/6 AT:4 B商人【アイテム+2(後)】装:A神威の剣
手札:3枚
山札MC:0 山札SC:3
「わたしのターン!ドロー!」
難しい顔で手札をじっと見つめるまとら。
もうB賢者は狙えない。あまりに堅すぎる。
「むむむ……C薬草でA神の手を回復、B長弓をA神の手に装備してA聖騎士を攻撃!」
B長弓【装備アイテム】装備者に【後衛攻撃(前)】を付与する。
後衛攻撃は、通常攻撃を前衛だけでなく後衛にも加えられるようになる効果である。
さっきまで前衛にいたMCに追い打ちをかけたり、これから前衛に出るMCを削るなどといった使い方ができる。
当然、前衛にそのまま攻撃することもできる。
「後衛攻撃!そんなものがあるのか……」
「これで、次のターンさえしのげれば……!」
19ターン目、先攻よもぎ子の手番。
先攻:よもぎ子
前衛 HP:3/8 AT:4 A聖騎士【追撃(前)】【かばう(後)】【防魔+1(後)】
後左 HP:5/7 AT:2 DF:1 B重戦士【追撃(前)】【反撃(前)】装:C鉄の盾
後右 HP:5/6 AT:2 DF:2 B賢者【防魔+1(後)】【攻魔+1(後)】装:A神威の盾
手札:B破魔矢 B悪魔の斧 B関所
山札MC:0 山札SC:5
後攻:まとら
前衛 HP:6/9 AT:3後列 A神の手【アイテム+2(後)】【合成+1(後)】装:B長弓
後左 HP:6/7 AT:1 DF:1 B錬金術師【合成+1(後)】【アイテム+1(後)】装:C鉄の盾
後右 HP:3/6 AT:4 B商人【アイテム+2(後)】装:A神威の剣
手札:3枚
山札MC:0 山札SC:1
「あたしのターン!ドロー!」
まとらの様子からしてA聖騎士のHPを削りきる算段があるはずで、それをどうにかして防ぐか、このターンで決着をつけねばならない。
今ならB賢者が後衛におり、攻撃魔法も撃つことができる。
祈りを込めてカードを引く。
「……きた!このカードなら!」
ビシッとカードをまとら見せつけ、攻撃を宣言する。
「A業火の剣でA神の手に攻撃、さらにA聖騎士でA神の手を撃破!!」
「いやーーん!ウソでしょ!?」
A業火の剣【攻撃魔法】対象に4点の魔法ダメージを与える。
よもぎ子のデッキ内で最大火力を誇る魔法カードだ。
がっくりとうなだれるまとら。
「魔法、恐るべし……」
「やった!はつしょおーーり!!」
「むむむ」
ほれほれ、とまとらにブイサインでアピールし、うっとうしさを贈り返す。
対戦を終え、カードと道具を片付ける二人。
「でも、B商人じゃなくてA神の手を狙うあたり、よももわかってるじゃん」
えへへと笑いながらよもぎ子は、
「こういうのも、カードゲームの作法ってやつなんでしょ?」と言った。
「別に」
「えー!?」
そんなこんなで、よもぎ子たちの初対戦は、よもぎ子の勝利で終わった。
次回は、デッキとか合成効果のリストあたりかと……。




