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君を救いたい

作者: 咲夜


気づいてしまった。



今、自分がする選択が世界を左右することを


それでも僕は迷わない


たとえ、この世界が滅んでしまう選択であっても




他の人だったならこの選択を悩んだことだろう

世界の運命を握るときがくるなんて誰も思いはしないだろう。そんな夢のような現実が今、僕の前に立ちふさがる。




君を救うことができるのなら、世界中の人を敵にまわそう





こんな選択をする僕は決してヒーローではないだろう

そして僕はヒーローになりたいとは思わない



ただ君を救いたい


平凡な人生を送ることしかしてこなかった僕にどこまでのことができるかわからないが


僕を救ってくれた君を助けたい



君にその気がなかったとしても、僕は確かに救われたんだ。

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