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第4話 初の依頼を教えてよ!

冒険者として依頼をこなすべくケントとリヴィは冒険者ギルドへとやってきた

「見よ!ここが冒険者ギルドだ!」


「おーーこんなに大きいんだねーー」


「王都では国王城に次ぐ二番目の大きさだと思う。ただ冒険者が依頼を受けるだけの場所じゃなくて、中には図書館などの施設も併設されてるんだ。」


「としょかん?」


「家で本を見ただろ。ああいう本がたくさん置いてあるんだ。」


「へー、おもしろそう!はやく入ろ!」


そうして俺たちは建物の中へ入っていった。


とりあえず受け付けの人に依頼の情報をもらうか。

それにしてもやはりか。


「ねぇケント、なんか周りの人たちが私たちのことやたら見てる気がするんだけど」


「気にしなくていいよ。」


はやく済ませよう。


「すみません、依頼を受けたいのですが。」


「はい、承知しまし……ケント様!?お戻りになられてたんですね!」


その声がギルド内に響いた瞬間


「やはり『英雄』だぞー!!」

「すげー本物の『英雄』だー!!」


あちらこちらから歓声が上がってあっという間に辺りを囲まれていた。


「えっ!えっ?」


リヴィもかなり驚いている


だからできればすぐに済ませたかったんだけどなー


「皆さんすみませんが先に依頼だけ受けさせてもらえませんか?」


「それならちょうどいい依頼がありますよ!ケント様にぜひ受けていただきたい高難易度の依頼が!」


「えっいや今日はそんな難易度高い依頼を受けるつもりは……」


「こちらですね!とある街外れの山に巨大な魔物が現れたようでして、調査しにいった人たちもみな帰ってきていないんです。調査ならびに魔物の討伐ぜひお願いしますね!」


聞く耳を持ってない!

しかも周りの人たちまで期待の眼差しを向けてくる……

しかしリヴィにいきなり難易度の高い依頼に同行させるわけには……


「やります!!」


「リヴィ!?初めての依頼の難易度じゃないぞ!」


「もちろん分かってるけど人が困ってる話を聞いたら受けるしかないじゃん!」


こんな優しかったっけこいつ


辺りから歓声が上がる

「よく言ったお嬢ちゃん!」

「なんて優しい心の方なんだ!」


リヴィが『えっへん』と言わんばかりのドヤ顔を見せつけたのちにニヤニヤして言った。


「もし危険な目に遭っても助けてくれるでしょ、『英雄』さん」


そうだ魔女だったこいつは


「はぁ、分かりました。その依頼は俺たちが責任を持って果たします。」


「よろしくお願いします!ケント様!」


「さて、とりあえず出発は明日にするとしてこのあとはどうしようか。」


リヴィにそう話しかけたのに背後からものすごい視線を感じた。


「ケント様!ぜひ私たちに『英雄』の冒険の話を聞かせてください!!」

「ぜひ私たちの店にいらしてください!」

「私たちのところもぜひ!!」


「あーはい、皆さんありがとうございます……」


一気に来すぎだろ!まったく対応できないし!

リヴィの方は大丈夫か?


「あなた『英雄』とどんな関係なの?」

「まさか恋人だったりして〜」


「ないです!あんな変態!まぁ向こうがどう思ってるかは知りませんがね〜」


「えーすごい!どうやって気を引いたんですか?」


「いや〜あんな男は―――」


うん。だいじょぶそう。


急に腕をぐぃっと引っ張られる

「『英雄』!さっそく参りましょう!」


「えっどこへーー!?」


結局俺とリヴィは街の人たちに連れまわされて王都を巡った。

さすがに強引すぎだと思ったがリヴィにも親切にしてくれてリヴィも楽しそうだったのでよしとした。


その後俺たちは王都のホテルに泊まることにした。


「ほてるって私の部屋より狭いのね。」


「そりゃあんなバカ広い部屋と比べたらな。それに今お金ないし。二部屋とれたんだから勘弁してくれ。」


「まぁそうね一緒の部屋じゃないだけマシね。」


よかった。機嫌とれた。


「それはそうとみんなあなたのことを『英雄』って呼ぶけどなんでなの?」


「あーそれか。別にあの人たちが勝手にそう呼んでるだけさ。一応冒険者ランクは1番上だし。」


別に嘘は言っていない


「そんなことより今日もいろいろと危うかったけど、他の人に自分が魔女だってバレるんじゃないぞ。魔女は人間からしたら畏怖の象徴なんだから」


「えーひどくない!?何も悪いことしてないのに……いやしてるかも……。もしバレたらどうなるの?」


「記憶喪失なのをいいことに国全体がお前を仕留めようとしてくるぞ」


「ひえ〜〜」


まぁそれでもこいつはなんだかんだ返り討ちにしそうだが。


「まぁとりあえず明日は俺の言う通りに行動してもらうぞ。」


「はーい」



翌朝、依頼出発を伝えにギルドの前に来ていた。


人が集まる前にさくっと済ませよう。


そう思ったのにふいに声をかけられた


「本当に戻っていたんだね、ケント」


その声を聞いて一安心した。


「ミリト!久しぶりだなー!」


ミリトの後ろからもう1人顔を出した。

「私もいるよー!ケント!」


「ソラリス!久しぶり!」


1人取り残されたリヴィが聞いてきた。

「えっと、ケントこの2人は?」


「ああ、この2人は俺の幼馴染で一緒によく依頼をこなしてたんだ。いろんなところに冒険に行ったりもしたんだ。」


するとソラリスがぐいっと前に出てきた。


「初めまして!私は冒険者をしてるソラリス・リーサス。こっちは一緒に冒険者をしてるミリト!」


「どうも初めましてミリト・ドゥーコーです。」


リヴィが少しテンパっている

「初めましてリヴィーシャ……です。えっと、記憶喪失のまじy」


「はーーい!ストーーーップ!面会時間しゅーりょー!」


あっぶねー!昨日魔女だってバレちゃいけないってあれだけ言ったのに!先が思いやられるな!


ミリトがボソッと言った

「やはりか……」


まさか、バレたのか……!


「まさか本当にケントが彼女を連れて帰ってきたとは」


「………は?」


「いやービックリしたよねー。昨日の夜近くの街で依頼受けてたら、あの『英雄』さんが数ヶ月ぶりに帰ってきてしかも彼女を連れてたって聞いてミリトとダッシュで帰ってきたもん!」


何だよその噂!世間じゃそんなことになってるのかよ!世の中怖!


「違うぞ2人とも!リヴィとはいろいろ複雑な事情があって一緒に冒険者をしてるだけだから!本当!」


リヴィも顔をブンブン横に振っている。


「本当〜〜?」


ソラリスがニヤニヤしている。


「そうだよ!今だってこれから依頼出発するところだし!」


するとソラリスが何か思いついたように言う。


「じゃあ私たちも一緒にいかせてよ!2人のこと近くで見れば本当かどうかわかるし!」


うーーんどうしようか。2人にリヴィの魔法が見られたらすげー疑われるけど、逆にこの2人ならリヴィを守ってくれてリヴィが魔法を発動しないで済むかもしれない。


悩みつつチラッとミリトの方を見る。


「ふふ。」


いや、『ふふ』じゃねーわ!まあ仕方ない


「そうだな2人とも久しぶりに一緒に冒険したいし一緒に行くか。」


こうして俺たちは4人で依頼へ出発した。


次回、トラブル発生!?

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