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マジモンの黒歴史掘りおこした話

作者: 秋桜星華

 小学生の頃、小説を書いたことはありましたか?


 ――私はあったみたいです。



 文庫本サイズのノートがでてきました。無印良品で売っている、文庫本ノートという商品だと思います。


 嫌な予感しかしない。


 僅かな希望を抱きながら、ページを開きました――




 数ページが切り取られたあとがあり、最初のページにはタイトルとサブタイトルが書いてあります。ご丁寧に巻数まで。ちなみに一巻しか無いですけど。


 次のページには登場人物紹介。友達に描いてもらったであろうかわいいイラスト付きです。


 あーーー恥ずかしい。


 悶えます。


 そして、目次があります。いちおう五章まで書く予定だったみたいです。


 次のページに、5行ほどのプロローグが書いてありました。


 抜粋します。


「ふつうの家よりほんの少しごうていなわが家で、朝ごはんをたべて、学校に行って、習いごと、宿題、ごはんを食べ、テレビ、ねる。これが昨日までのいたってへいぼんの私の生活だった。そう、昨日までは。」



 ひらがな、句読点まで再現しました。


 はっず。


 まず、ツッコませてください。


 ご飯食べ過ぎや!!!


 あとどうでもいいこと書きすぎや!!!


 平凡な、だわ!!!



 エセ関西弁失礼しました……


 次のページから物語が始まるようです……




 〜〜



 1,小笛家のひみつ


 私、小笠原ほなみ。本っっっっ当にふつうの小4女子。小笠原家の、下から3番目。(上は数えられないほど、いるんだ!!)うーん。他に特徴はないかな。あ、あと、家族がとってもアイドルに、にているんだよね。



 〜〜


 ここまで。


 え、これでおわり……?


 せめて書ききれよ!


 っていうか、だからなんだよ!


 すっごい読む気にならねぇよ!


 よかった、このときの私が小説投稿してなくて……


 ちなみに、原文ママです。


 タイトルが誤字ってるのも、読点が異様に多いのもそのまんまです。



 はぁ〜。


 恥ずかしいですね。


 自分で写していて恥ずかしいです。


 これを読んだら、結構成長を感じられるような、感じられないような……



 ちなみに、この特級呪物の存在はいままで記憶から消されていました。当たり前ですね。こんな記憶あったら書けませんよ。



 もうちょっとページをパラパラすると、白紙のページに紙が挟まれていました。


 マインドマップが書かれている紙です。


 おそらくVRものを書こうとしていたんでしょうね。この特級呪物とは別物で。




 私がこのサイトで書き始めて4ヶ月が過ぎました。


 まだまだ昔を振り返って懐かしむような経歴はありませんが、これからも黒歴史という名の投稿を積み重ねていきたいと思います。


 ちなみに、私はGoogleドキュメントで執筆していますが、そのタイトルは「darkhistory」です。


ここまでよく書いた、私。

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― 新着の感想 ―
ありますよね……! ごはん食べすぎ、で笑ってしまいました(*´ω`*) 微笑ましいです! どんなものかきも、こういう段階を経て大きくなっていくのですよね、きっと……。 私も昔色々書いていた気がしますが…
凄いです。 私が書いていた、高校の時の小説より クオリティ高いです。 ゜+(人・∀・*)+。♪ 友達とさー、二人で書いてました。 めちゃくちゃでした。 ありがとうございました。 あの頃は、毎日が宝石で…
 こんなのはまだ黒歴史とは言わないですねぇ……。 まだ灰色歴史です…。  でも、みんなそんな現在進行形の生き恥を乗り切って、投稿してるんですよね。  ーー恥が怖くて投稿できるかっ(笑
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