表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

0.はじめに


 皆さんは、日本のRPGシリーズと言えば何を思い浮かべるだろうか。

 恐らく真っ先に出るのはドラクエにFF。しかし、その次となると意見が分かれる。

 日本三大RPGとは。その三番目の座は常に喧々囂々の議論となる。

 テイルズ、ペルソナ、ポケモン、意見は様々だが……


 個人的にはサガシリーズを推したい!


 このシリーズは、1989年12月にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売された『魔界塔士Sa・Ga』(ゲームボーイ初のRPGだったらしい)より始まるRPGシリーズ。

 第1作目からほぼ全ての作品が河津秋敏氏のチームにより制作されており、2022年時点でシリーズはリメイクやソシャゲ含めると全17作。

 こうして考えてみるとかなりの長寿シリーズである。


 とはいえサガシリーズとは、実際にプレイしてみると分かるが、どれも非常に癖の強いRPGである。一言で言えば人を選ぶ。

 ドラクエやFFと似たようなものだろうといざやってみると、大概のプレイヤーは悲鳴と絶叫をあげる。そんなイメージ。

 選択肢次第であっけなく終わるイベント、あまりにもあっさり風味すぎるシナリオ、容易に切り捨てられてしまう仲間、壮大な割にあまり語られない世界観、当然のようにあちこちに存在するバグ、そして序盤から理不尽すぎる敵の強さ&量。

 ドラクエの一本道王道RPGや、FFの感動的なシナリオや演出に慣れきっていると、「ふぉえ?(;´Д`)」となってしまう展開が続出する。

 そんなサガシリーズの特徴は、コンシューマ機での最新作たる『サガスカ』こと『サガ スカーレット グレイス』(2016年)でも不変、というか昔より尖ってきている気さえするのだから恐れ入る。



 ほぼ全作品に共通する最大の特徴は、バトルの難しさ。

 レベルという概念が存在せず、バトルに勝利すればそのたびにHPなどのステータスがいくつかアップするという形式が多い。

 しかしこちらが強くなればなるほど敵も強くなっていく作品も多く、いわゆる『レベルを上げて物理で殴れ』が通用しない。

 最悪の場合、もう拠点まで戻れずステータス上げも不可能な場所でうっかりセーブして、現状では突破不可能な敵を前に詰んでしまうというパターンも数知れず。



 しかしそんな困難を、知恵と勇気と時の運で切り抜け、奇跡的に勝利を掴み取った時。

 魂を共にして頑張ってくれたキャラクターたちに、いつしか凄まじい共感を覚えてしまう。

 美麗なムービーだけでは得られない感動、ドラマチックなシナリオだけでは得られない共感。それは、プレイヤー自身が考えに考えてキャラを育て強敵と対峙し、自らの手で掴み取った奇跡だからこそ感じられるもの。

 それがサガシリーズ全作品に共通する最大の魅力ではないかと私は思っている。



 もう一つの魅力は、やたらと癖の強い台詞の数々。

 一言で言えばキレキレすぎる言い回し。

『ねんがんの アイスソードを てにいれたぞ!』からの『な なにをする きさまらー!!』は、未プレイだけど聞いたことがあるというかたも多いのでは。

 特徴的なものがあまりにも多すぎるので、これについては各作品項目でちょいちょい触れていきますw



 サガシリーズはどの作品も非常に癖が強いが、どれもこれも奇妙に人を惹きつける謎の魅力がある。

 それ故、それぞれの作品に多くの固定ファンがついている。

 勿論シリーズ全体を推すファンも多く、私もその一人。

 私はシリーズの全ての作品をプレイしたわけではないが、プレイしたサガシリーズはどれも、良くも悪くも非常に印象に残るものばかりだ。

 中には運命の出会いを果たしてしまった作品もある。


 そんなサガシリーズを、既プレイの作品を中心に、知る限りを語っていきたいと思います!

 順番は……自分が出会った順にということで!!


 ※なお、非常に申し訳ありませんが

『魔界塔士Sa・Ga』『Sa・Ga2秘宝伝説』『時空の覇者Sa・Ga3』の初期サガ3作品、それから『サガフロ2』『アンサガ』、さらに現在一番人気のソシャゲであろう『ロマンシング サガ リ・ユニバース』に関しては未プレイなので、恐らくそこまで多くを語ることは出来ないと思います(「未プレイ作品枠」として語ることはあるかも知れない) ご了承くださいm(__)m

 サガフロ2とアンサガはリメイク、もしくはリマスターが出ればプレイすると思いますので、その時に改めて語らせていただくということで!


 ※また、ネタバレを多く含む語りになると思いますので、その点もご了承いただければ幸いです。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ