一章 三十二話 『死に物狂い、霧中の夢』
ルナリアが走る。一瞬、風が吹いたような錯覚。
瞬きの直後ミツキの眼前にルナリア。跳躍の奇跡など使っていないのにその軌跡が見えないほど。
「速、い!」
側頭部に向けた回し蹴り。腕を構えて、上に流してかろうじて受け切る。が、
「が、あっ!」
残った片足を使い宙返り。そこから空中で器用に身体をひねってみせ、蹴りの追撃。それがミツキの脇腹へと吸い込まれる。そのまま横に吹き飛び、壁に激突。ダメージが蓄積する。
呼吸が途切れ、痛みで思考が鈍る。それでも追撃を警戒。急ぎ周囲を視界に入れるが。
「いない……!? どこ、に……っ!! 閃光!!」
上空、天井を伝い迫るルナリア。それを蹴って一気に接敵。そのまま攻撃に移るのではなく反撃を予測。横に一度飛び退いたのちに再度接近。
「反応はいいですわね。失うのが惜しいくらいには」
「ぐ、あ、が、あ……ふ、ぅ……」
アッパーカット。そうして浮いた体に打撃。その連打。一瞬で何度の攻撃を与えたかわからないほどに、早く、鋭く。
「ぐ、お……爆、炎!」
攻撃から逃れるために魔法で小さく爆発を起こすミツキ。自身もそのダメージを負いながら離脱。対するルナリアは魔力が走るのに気づくとすぐさまバックステップ。衝撃を逃す。
攻撃を囮に。視界の外を動く。思考の穴、暴力的な攻撃の雨霰とは裏腹に、的確にそれをつくスタイル。魔獣のように滾る魔力にそぐわない叡智の結晶。
「はあ、はあ、くそ……追いつくのでやっと……」
肉体の損傷を回復魔法で癒す。それでも疲労は蓄積したまま。
対してルナリアは息一つ荒げない。生物としてのスペックの差。長期戦は不利。
「出力拡張!」
再度接近するルナリアに対し魔力球を番えるミツキ。それを警戒し、ルナリアは左右のステップを加える。狙いを絞らせないように、小刻みに。
「炎陣!」
使うのは炎の網。拡張したそれを大きく横に拡げルナリアの動きを遮る。さながら檻の如く。しかし。
「それ、さっき見ましたわよ?」
檻が完成する前に抜け出す。右。高速で動くルナリアは本来であれば捉えること能わず。
「ドンピシャ! これで獲れる!」
ここまではミツキの予想通り。どちらに逃れるかは賭けだったが、運よくそれも当たる。数少ない反撃のチャンス。彼が選ぶのは。
「雷霆!!」
地面を伝う雷撃の群れ。それが範囲を狭めルナリアへと走る。
「分かり易い。構えでおおよその予測はつきますわね」
しかしルナリアは飛翔。強く地面を蹴り高く跳ぶ。「雷霆」は空振りに終わる。
「昇れ」
「!」
ミツキもこの状況まで予測していた。だから仕込んだ魔力球。上へと連なるように残弾二つ全て。
一つ目の球に直撃。そして、そこから誘導。上のもう一つへと伝播。
ルナリアは空中。身を捩ることはできても逃れることはできない。不可避の雷撃が走り、命中。黒煙が立ち昇る。
「よっし! これで行動不能! 話、聞いてもらい」
「く、はぁ……久しぶりだと、流石に、痛みますわね……」
しかし、ルナリアは健在。強力な魔獣といえど魔力球二つの強化を受けた雷撃。その直撃を受けて無傷ではいられない。
それをルナリアは右腕で受けた。その直後、切断。雷撃の効果をその右腕だけに留めた。
「そんな、無茶してまで……」
「言ったでしょう? 私は魔獣。この程度なら、明日には治りますの」
片腕を落とす痛みに顔を歪めながら答える。痛々しいが、あまりに雄々しい。一国を統べる存在が放つ王威に気圧されるミツキ。
「っ! でも、これで」
ルナリアは片腕を失った。それによる影響は攻撃の軟化だけに留まらない。バランスの変化による肉弾戦全体の弱化。図らずも状況は好転したとミツキは考える。
「残念、慣れていますのよ? この程度、淑女の嗜みの範疇でしょう?」
その想像が当てはまるのは、あくまで一般人ならば。散々見せつけてきた彼女の強さ。それに一切翳りなく。
「ぐ、ふぅ……!」
鳩尾に向けた蹴り。呼吸が死ぬ。数秒、いや、常人ならば数分蹲るほどの苦痛。苦痛、苦難、耐久になれているミツキも思わず体を屈める。
「私の痛み、もう少しありましたわね」
頭を掴み持ち上げ、蹴る。二度、流れるように両足を回して吹き飛ばす。脇腹を狙われたことで再度呼吸が止まるが。
「は、はっ、はっ……なれて……きた……」
立て直す速度が上がる。因果集積による学習効果。それがここで功を奏す。
しかし、ミツキには虎の子の魔力球はもう無い。魔獣戦で想定外の出費を重ねたが故に。
魔力も残りわずか。無駄遣いはできない。
「……もう、諦めてはいかが? あの球、もう無いのでしょう? 多分魔力を集めたものでしょうけど、あなたの魔力では即席には作れない。詰みですわね」
原理も暴かれた。ハッタリが効く相手ではない。経験値も違う。能力も上。
それでも負けられない。
『自分の心には従うといい』
思い出すのはリベラの残した言葉。届くかはわからない。それでも目の前の彼女に伝えなければ。
だから、自分の力で勝たなければいけない。ゲルダやカイを待つ選択肢もある。だけど、それでは彼女はミツキの言葉を受け入れないだろう。
自分で、自分が、勝つ。それは譲れない。
「あなたに勝って、それで伝えるんだ」
「……強情な人。何を言うかなんて分かりきっていますけど」
再度接近するルナリア。片腕を失ってなおその速度に衰えはない。
ミツキには勝算があった。
まず、ルナリアの殺意の無さ。あれだけの速度を出せるにもかかわらず、ミツキは未だ五体満足で意識を保ったまま。確かに魔力での強化は怠っていないが、それでも温すぎる。でも、その理由も分かる。きっと自分と同じだから。
次に、援軍の不在。魔獣の追加が無いのは、恐らくだが国内の警備上これ以上ミツキ一人には割けないのだろう。油断とも言い換えられる。恐らく玉座まで招いたのもそれが原因。自分で事足りる、そんな自尊。
この穴を突き、たった一つの勝ち筋を通す。それだけが、今の彼に残された唯一。
「ぐ、そ……!」
「器用に受けますわね。なら、これは?」
左腕でのストレートを右手で流し受ける。その後に放つは勢いを利用した左脚の蹴り。それがミツキの脇に突き刺さるように飛ぶ。
「何度目すか! もうなれたって!」
ミツキはそれを受け止め逆に脇で固める。狙うのは骨折。右手を失ったルナリア。その反対、左脚を奪うことで行動不能の状態に持ち込むことを目論む。
「甘い! ……っ!?」
しかしルナリアは固定された足を軸に回転。右脚でミツキの顔面を打ちにかかる。
流石に反撃を見越していたミツキ。回転の途中に固定を解き、背後へと大きく飛び退く。それによりルナリアを空中、不安定な状態に置く。綻んだ一瞬。着地に手間取り隙を晒す。
ミツキは腰から短刀を抜き、魔法を流す。込めたのは雷。身体に突き立て肉体の停止を引き起こす一手。五体満足であれば不足だっただろうが、片腕を失い質量の減少した今のルナリアなら十分通る。
「これで! 決める!」
投擲。回転をかけ緩やかな放物線を描き宙を進む。それに一拍遅れてミツキも直進。
一瞬の攻防、その最中。ルナリアは思考する。投擲された短刀。それを弾くのは容易い。しかし雷撃の付与が懸念事項。刺さらずとも触れれば僅かなりとて隙が生まれる。ミツキの本命はそこ。武器を隠れ蓑にした別軸にこそ危険があると判断。受けるのではなく、体のバランスを崩しながらも躱すことを選択する。
そして、その後に巡るは反撃の好機。決定打を与えにきているミツキ。それをすかされたとあらば混迷するは必至。ギリギリまで引きつけて大きな一撃を打ち込む。まずは頭部への拳擊。本命ではない。それを当てれば死んでしまうから。だから最初と同じように崩しに使うだけ。きっとミツキならそれを受け切る。彼なら、きっと。
では、本命は如何にするか。ここまで攻撃を喰らわせても怯むことなく立ち上がってくる。ならば、致死の限界までぶつけ、立ち上がれないようにするしかない。腹部。そこに全霊を叩き込む。内臓へのダメージは免れないだろうが、即座に治療すれば命は助かるだろう。それで砕く。ミツキの目的も、その心も。
「最後の勝負ですわね……! 来なさい!!」
ミツキの速度が上がり、投擲した短刀にあと一歩で追いつく。その直前。ルナリアに命中するコンマ一秒前。彼女の体が揺らぎ、刃を最小限の動きで躱す。
「っ!! こん……にゃろ!」
そして飛び込むは拳擊。ルナリアの想定通りにミツキは両腕でそれを上に弾く。無防備を晒す腹部。ほんの少し、躊躇う。もしかしたら死んで──
否。彼はそんなに弱くない。この一撃で絶命するのなら、ここまで傷を負ってなどいない。僅かに過ぎる恐怖を振り払うように脚を振り抜く。それは流麗な軌跡を描き。
「ぐ、ぷ……! ……あ」
ミツキの腹部に吸い込まれるようにクリーンヒット。常人であれば絶命するほどの衝撃。それが。
「っ……!! な、んで……!?」
ルナリアの左脚へと跳ね返る。威力を増して。身体を吹き飛ばすほどに。
「他力本願、その上で博打だった……でも、あなたは賢くて、優しいから。きっとこうなるって思ってました」
ミツキの切り札。奥の手。彼の力では無いそれの正体。ルナリアも知っているはずの、予想外。
武器を囮にした本命の攻撃。カイとの組手で学んだこと。魔獣ではなく人間を相手にするのを前提とした知識。ルナリアなら、それを読み切った上で決着を狙いにくると信じていた。そこに構えていたのは、奥の手。
「あの竜種の、竜鱗……!! なんであなたが……!?」
◇
王都突入後、インターバルの一日。その一幕。
「アテナさんの竜鱗ってどこまで操作できるんすか?」
ミツキからアテナへの「頼み事」。それが。
「……操作できるのは私の視認している範囲までだな」
彼女の竜鱗の貸与。および操作。
「マジすかー! いいアイデアだと思ったのになあ!」
アテナは魔力生命体。女王ルナリアの能力の射程内かも知れず迂闊に姿は晒せない。
しかしながら、アテナの現状はルナリアには未だ知られていない。無論、ミツキたちに同行していることなど知る由もないだろう。
だからこそ、その能力が機能するのであれば何よりも頼れる切り札になり得る。ミツキはそう考えていた。
「でも、正直ダメ元ではあったんで。大人しく実力勝負で行きます」
勝負にならないほうがいいけど、とこぼすミツキ。それを見てアテナは思案したのち、語る。
「……操作はできない。しかし、その性能を維持したまま少年に貼り付けておくことは可能だ」
自分の身を守る鎧。それを貸し出すのはつまり、自分の身を犠牲に他者を守るということ。通常ならば選ばないだろう選択肢。それでもアテナは迷いながら決定した。
どうしようもなく甘い彼が、そのままで困難に勝てるようにと。そんな願いを込めて。
「貸し出せるのはほんの少しだ。私にも使う用があるのでな。そして使い方は君に一任することになる」
「俺次第で、生かすも殺すも決まる……それに、一度バレたらアテナさんも危険……ですね。うん」
アテナが生きていて、ミツキたちについていると知れば彼女は再び手中に入れんと画策するはず。ミツキにアテナの生死が重くのしかかる。
「ありがとうございます。アテナさんが味方でいてくれて、よかった」
それでも彼は笑ってみせる。アテナの存在、その心強さに。そしてその能力が、何かを守れるものであったことに。
「──それは、こちらのセリフだよ、少年」
聞こえないように、小さく。それでも届くように言葉を紡ぐ。得難い出会い。変わっていくのは幼きものだけではなく。幾星霜の時を経た竜もそれを確かに噛み締めていた。
◇
「くそ、くそ、くそ!! あと少しだったのに!! あと少しで!!」
右腕と左脚の欠けた身体で欠けない覇気を放ちながら、ルナリアは吠える。
「ルナリアさん……俺は……」
「無限の魔力。万能の力! それさえあれば、私が! 私だけが!!」
「魔獣だけ、傷付けばいい国ができたのに!!」
「──あなたは、やっぱり」
ミツキと同じ。誰かを守りたいと願い進む者。夢物語と笑われるそれを、大真面目に目指してきた。何年も、何十年も、何百年も。
「最初、握手した時に言ってましたよね」
『──あの女王の本質を暴きたい。もし、それが邪ならば』
「あれは、影武者の彼女に向けて言ったんじゃなくて、あなた自身に向けたものだったんだ。あなたは俺たちを始末したかったって言ってたけど、それにしては王城の警備が甘い。もっと上手く出来たはずなのに。あなたの本当の目的は」
王城の警備が薄いのは国全体に警備を行き渡らせるため。限界を前提に組んだシステム。それならばそもそもミツキたちを誘う必要などなかっただろう。そこにあった意図は。
「──ええ。私のしてきたことが、正しかったのか。それを外のあなたたちに判断して欲しかった。それが間違っていたというならば、大人しく渡して退こうと思っていた。でも」
気の遠くなるような時間。正しいかもわからずに。確かな指標などないままに。誰一人、いや、頼れるものが一人また一人と消えていく中で。彼女は見失っていた。だから今再び初代との日々を辿っていた。無限の魔力という過ぎた代物を得た今、本当にそれを自分が振るっていいのか。その答えが知りたくて。
「──見てしまったから。人が。人間が。みんなが。幸せに生きている姿を。間違っても、それでも前を向いている彼らを」
旅を経て変わるのは幼きものだけではない。アテナと同じように、ルナリアもまた変わっていった。失っていたものを取り戻し、より強く。自分の根幹にあった願いを叶えたいと。
「人間は強い。だけど」
初代を目の前で失ったあの日。忘れることのできない喪失の記憶。やるべきことに埋もれていた彼女の核。
「──あまりに、弱い。簡単に死んでしまうではないですか」
あれだけ他者に幸福を与えたのに。多くの偉業を成したのに。義父は、ほんの小さな魔獣の凶撃で簡単に命を落としてしまった。
その時に誓ったはずだった。いつの日か、必ず自分が。
──誰も傷つかないでいい世界にしたいと。
「無限光があれば、叶うはずだった。全ては無理でも、この国くらいは……! なのに!!」
「いいですよ」
「──は」
「それは、あなたが使ってください。俺はこれが言いたくて、ここまで来たんだ」
無限の魔力。全能の具現。善が蔓延るこの世界であっても、誰もが手を伸ばすはずのキセキ。
「──ふざけないで!! そんな言葉、信じられる、わ、け……」
信じられないのが当然。でも、ミツキは動かない。目の前の彼女はもう戦うこともできないのに。いつでも彼はそれを奪って逃げられるのに。
この状況でなければルナリアは疑う以外なかっただろう。奇襲のための甘言だと。騙し打つための謀略だと。
しかし、今のミツキにはそれをする理由などない。だから、信じざるを得ない。彼は本気で放棄しようとしているのだと。そしてそのために彼は、ここまで。
「なん……で……これはそもそも、あなたの……」
「知ってたんですね。うん。これでも色々考えたんです。この旅は知らないことが知れたから」
多くの出会い。多くの知見。ゲルダと同じ。ミツキはまだ小さく、若い。だから崩しては築くの繰り返しで自分のカタチを組み上げていく。
絶対に取り戻したいと思っていた。そのために努力を重ねてきた。でも自分の願いの本質はあくまで。
「人が幸せであってほしいんです。だから俺じゃなくても、まあいいかなって。それに」
ミツキという一人の人間。いくら万能の存在でも。全能を手に掴もうとも。
「──限界、あるみたいだから。だから多分、俺よりルナリアさんの方が、救える」
デスパレートで知った人の手が届く限界。自分にもそれがあること。それならば、より広く手を伸ばせるものに託すべきではないか。彼はこの旅の中、その葛藤を抱えて進んできた。
「もしルナリアさんが悪い人だったら別だったんですけど。今、そんな状態で、そんなことを泣いて叫べる人なら、大丈夫」
「泣い……て……?」
気づかないうちに頬をつたう一筋の涙。それを見てミツキは決断した。自分の核を捨てる選択。
この喪失は忘れられない。それでも、彼女の方がと考えながら生きるよりはずっといい。そんな自分勝手だと笑って。
「ミツキくん! 大丈、ぶ……」
「ゲルダ! よかった。無事だったんだ。ちょっと俺もう限界近くてさ……」
座り込むミツキに慌てて駆け寄るゲルダ。おおよその状況把握は出来たが、やはり混乱する光景。ディアーナと名乗っていた彼女がボロボロの姿でいることとミツキが笑って力を抜く姿でなんとか全てが終わったのだと理解する。
「ディアちゃん……じゃなくて。ルナリアさま、だね。あの奇跡、貰って」
「ああ、それはいいよ。あげることにした」
「──ミツキくん、いいの?」
短いやり取りで真意を悟る。訊ねるのはそれが彼の真意か知りたいから。真意ならば。
「うん、大丈夫。行こう。カイも心配だ」
ミツキは折れない。それ以上何も聞かずに、ゲルダはミツキに肩をかしながら玉座を出る。
「ミツキさん! ……良かった。早く行きますよ!!」
慌てて飛び込んできたカイ。ミツキを心配して急いだだけとは思えない形相。只事ではないようだ。
「……なんかあった? ──いや、そうか。デスパレートのあれだ。大体分かった。カイはここからサポートお願い。ゲルダと俺は飛び降りるから着地も任せる」
「……あなたならそう言うと思いましたよ。分かりました」
肩をかしていたゲルダを逆に抱えて玉座の奥、バルコニーへと走るミツキ。
「あと、ディアさんはルナリアさんだったから! 報連相、よろしく!」
そう言って飛んでいくミツキに魔法を送りながらルナリアに一瞥。冷たい眼。少なからずあった彼女への情が一転して悪意に変わる。
「……僕は、信頼とか裏切られるのは嫌いなんで。ミツキさんが選んだことなら何も言いませんが」
「わた……しは……」
頭の回転が速いカイ。それ故に何があったかなど簡単に理解してみせる。本来であれば止めただろうがことは一刻を争う。だから端的に。
「この国に、魔獣の群れ。潜んでいたのと、忍び込んできたの。あなたの手駒だけでは間に合わない数です」




