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謎の男

「なんなんだよ、アイツ!無茶過ぎるだろ!」

どんどん幻獣を素手で倒していく、謎の男の俺動きを見ると、ただ者ではない雰囲気は伝わってくる。


「あぁ!何よりもあの態度が、オレは気に食わねぇな。」

鳥銃を構えて、俺の援護攻撃をしている

ブラック(昌宏さん)はイライラしている。

『そこを気になっているのは、お前だけだと思うぞ。それにしても…。』

『…八咫烏、お前も引っ掛かってるのか。』

「…妙に戦い馴れしてるよな。っと!」

俺は、敵の攻撃を防ぎながら

ファイアと八咫烏の会話を聞いていた。



「…ごちゃごちゃと、煩いな。さっさと、終わらせるか。"フロスト"」

そう謎の男が言った瞬間

『…フロスト!?アイツのパートナーかよ!?』

「なんだよ、ファイア知り合いか?」

『…ったく、面倒なことになりやがって…。』

俺が聞いても、ぶつぶつ独り言を喋っているだけで、ファイアは答えようとしてくれなかった。



「…変身」

洋服の袖を謎の男が捲ると、

腕には俺達が使ってる

ファントムチェンジャーの様な物が装備されていた。

一瞬のうちに、謎の男は変身をして

俺と少し似たデザインの白い龍のヒーロースーツを身に纏った。




「変身した!?…俺達の仲間なのか?」

「…まぁ。幻獣を倒してくれるって、事は敵じゃないんだろ。多分。」

そんな話をしてい間にも、謎の男はどんどん敵を倒していく。


「んで、真里ちゃんはどー思う?」

〔…変身能力を持っているって、事は何かしら、私たち白幻(はくげん)に関係するとは、思うんだけど…〕


『我は知らぬが、ファイアお前は知っているんだろ??』

『…あぁ。アイツだけは、気に食わないんだよッ!!』

「お前の相棒、燃えてるな。オレ達も気合い入れて倒すか!」

「…そうですね。ファイアも含めて終わったら話聞きましょうよ。」

[話の通じる相手ならいいけど…]


とみんな口々に言うと、俺とブラックは、謎の男の元へと走っていった。


「きみが、誰かは後で聞くとするよ。…敵ではないみたいだしね。」

「そうだな。幻獣がパートナーみたいだし、"ファイア含め"、そっちの幻獣の話も聞かせてくれよ?」


「…フンッ。」

素っ気ない返事しか、帰ってこないがまぁ、一緒に戦ってくれるみたいだ。



そうして、俺達2人と謎の男の3人で

周りに居た敵を倒して

「「アクセス解消」」

俺と昌宏さんが言うと、

変身が解除され変身前の服装に戻った。



謎の男は、ファントムチェンジャーの様な端末を触ると、変身解除され元々の服装に戻っていた。


「まずは…一緒に戦ってくれて、ありがとう。」

「だな。実は敵で、後ろから攻撃する。なーんて、展開じゃなくて助かったよ。」


「…神荒居のラボまで連れていけ。」

「はっ?…まず、名前を名乗るのが筋じゃないのか?」まぁ、昌宏さんの言う通りなんだけど…

「…神荒居のラボに着いたら、教えてやる。二度手間になるからな。」


「真里ちゃん。知り合い?」

チェンジャーに話しかけて、音量を大きくして皆に聞こえるようにすると、

〔わたしは知らないけど…博士(お父さん)なら知ってるかも。〕


〔…こちら、真彦(まさひこ)。連絡が遅くなってすまない。彼をラボまで案内してくれないか、2人とも?〕


「分かりました。」

そう言って謎の男と白幻のラボに戻ることになった。

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