八咫烏
「フッ!ハッ!」
変身して、レッドになった俺は、
スケルトンをファイアの力を使って倒し始めた。
「ハッ!…まだ、スケルトン増殖してる!?」
〔太一くん!気を付けて!増援よ!!〕
「やっぱり!昌ひ…ブラックは、まだなんですか??」
〔ブラックッ!応答して!もう着いてるんでしょ!?〕
「幻獣は、コアを狙って…こういう風にな?」
そんな声が聞こえた方を見ると、
味方でもあり先輩ヒーローの
烏原昌宏さんが鳥銃を構えて立っている。
『…戦場に変身もせずに、出向くな。と何度、我が言えば気が済むのだ。』
「八咫烏。お前の小言は聞き飽きてるんだよ。」
『それに何故、我は光を守護しているのに、ブラックなのだ!』
「…たまには、オレにカッコよく変身させてくれよ。」
「真里ちゃん。"チェンジコードオープン"お願い。」
〔…分かりました。オープン完了。〕
『…我を余り困らすなよ?』
「小言はコイツら倒してからにしてくれよ??」
「『変身!』」
昌宏さんは黒い鳥のをかたどった、
ヒーロースーツに身を包んだ
「待たせたな…っと、増援でタロスにゴブリンも追加か。…ぼーっとしてないで、行くぞ!レッド!」
鳥銃の引き金を引いて、何匹かスケルトンを倒した。
『アイツら相変わらずだな。』
「昔っから、あんな感じなのか。」
『八咫烏はアイツの家が守護してきた幻獣だからな。』
「レッド。ファイアと喋ってないで、集中しろよ?
タロスはオートマタたがら、しっかりコア狙って斬らないと、倒れないぞ。」
「はい!」
『…苦手な敵をレッドに押し付けているように、我には見えるのだが…どう思う?ファイア。』
『あぁ。オレもそう思う。』
「…って言われてますけど?」
そう言って、俺は武器の龍剣を握り戦闘体制に入った。
「八咫烏の小言は、話半分で聞いておくのが一番。
これ、先輩からの大事なアドバイスな。」
踊るように、なおかつ俺に弾が当たらないように、銃を撃っている様は、闘い馴れしてみえる。
「…じゃあ、気合い入れていきますか。」