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番外9話「ある休日のひとコマPart.3」

 3


 私はそれを黙って聞いていた。いや、何も口をはさめなかったといった方が正しいのかもしれない。

「…………なんか、ごめんね。さっきはあんなふうにいっちゃって……」

 ようやく口から出てきたものは、そんな言葉だった。

「別にいいよ。だけど一つ約束して」

「なに?」

 私がそう言うと、あさひはにっこりと笑ってこう言った。

「お兄さんのこと、絶対にあきらめないで。ゆうひは死んじゃってもう戻ってこないけど、芹奈ちゃんのお兄さんはまだ生きているんでしょ? だったら、きっとまた…………会えるから」

「でも……」

 無理だよ。きっとお兄ちゃんは帰ってこない。

 そう言おうとした

「大丈夫。私も協力するし、きっと美琴も沙織ちゃんも手伝ってくれるだろうし、それに・……」

 でもそれは、あさひの言葉に遮られた。

「……信じていれば、きっと会えるから」

 冷静に考えれば、信じるだけで再会できるのならば、捜索願なんてこの世界中のどこを探しても見当たらなくなるだろう。しかし、現実にはそんなことはない。

 でもこのときは何故か、あさひの言葉を信じてみようと、そう思った。

「うん」

 そう言って私たちは墓地をあとにした。


なんか短いような気がする…………

どうも、マチャピンです。

一応これでこの番外は終了したんですが、この3話の合計文字数が2200字程度って何なんでしょうね?

まあ、それはさておき後は「みうのき」でGW編を数人やったら「みうのき」の第1っ章は終了します。

それではみなさんごきげんよう。

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