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夢の物語  作者: 日花梨遊
始まる物語(ストーリー)編
1/14

始まりの1枚

Q.なりたい自分って何?

A.思い描いた理想の自分

Q.それを叶えるには?

A.一歩を踏み出すことが大事


けど、その一歩はどんなものよりも重くて。

だからといって上っ面の理想ばかりを語ってたら叶えるハズがない。

そんなことは誰だってわかる。

きっとみんなそうだから。


「平凡じゃヤダ」「好きなことをやって、精一杯生きたい」

けど平凡じゃなくなろうとしたらケガを負う覚悟しなきゃいけない。

でも叶えたい。見てみたい。

自分達が夢を叶えて、自分らしく、ありのままの姿で。

まるで夢のような、キラキラと輝いていてずっと晴れ渡っていて。

何度でも羽ばたけて、色んな色が混ざり虹色の景色になる。

そんな劇的な世界を沢山の人に届けたい!

その日まで...僕達は進み続ける。

この道を、夢と仲間と一緒に────────!!!!!!!!

「んっ……朝か.……」


伸びながら呟く。

太陽の日差しが眩しい。


「とりあえず……顔洗おっと……」


ベッドから降り、自室にある洗面台で顔を洗う。


──俺は夢野(はや)。今は16歳で、夢ノ原っていう都市に住んでる、アニメやゲームなどの二次元が大好きな高校1年生!……のはずだったんだが、じつは高校生じゃない!学校もそもそも小学校すらいってないし!流石にそろそろ学びに行かなきゃなぁ……って言っててもしかたがねぇ!今日も今日とて修行したり、ゲームしたりしますか! とりあえず、まずは着替えて朝ごはん食べよっと。


「ふう……さて。着替えますか。」


3分後くらいに着替えが終わる。

あの日から繰り返している普段着だ。


「はー、お腹すいたぁ……」


独り言を言いながらエレベーターに乗り、5階へと向かう。


「ウエヘマイリマス。」


アナウンスが流れた後、扉が閉まり上昇。


「ついた、っと……」


近づくと自動でドアが開く。

開くと食事やバイキング等に使用するための大広間がある。


「おはよ〜……」

「おはよう御座います、勇様。」


”いつもお世話になってるメイドの美華さんだ。

はぁ、このままずっと居てくれたらいいのに。”


「おはよ〜あっ、いつもの!」

「かしこまりました。」


キッチンから美味しそうな匂いが漂ってくる。


(やっぱこの匂いだよな〜腹がなるわ。)


そう考えるうちに料理が運こばれてきた。


「お待たせいたしました。」


勇の前に、

ご飯、わかめと豆腐の味噌汁、そしてハンバーグ。備え付けはコーンとブロッコリー。飲み物はギガビタZというエナジードリンクで構成されたセットメニューが置かれる。


「ありがと〜!いっただきま~す!

ん〜♪やっぱ最高。流石父さんが選んだだけあるわ。」

「ありがとうございます。勇様、少しよろしいでしょうか。」

「ん、何っ?」

「勇様宛にお手紙が。」

「俺に?とりあえず……ごちそうさま!貸して!」


サッと取り、開いてみるとそこに書かれていたのは……


「なになに?」


「弊校への入学願い

貴方を私立夢ノ原市夢野学園の生徒として任命いたします。

明日から弊校の生徒として登校すること。

夢野学園校長」


「⋯⋯なんだこれ? 」

「夢野学園へのスカウト⋯⋯でしょうか?」

「ス、スカウト?!けど……」

「はい、ですがこの感じは⋯⋯」

「普通は自分から行って試験とか面接とかするんじゃないの?!」

「一先ず明日行ってみましょう。そうしなければわかりません。制服も来ております。こちらに。」


ブレザー、シャツ、ズボン、ネクタイが、それぞれ包み紙の中に入った状態で、紙袋の中に入っている。


「すっげぇ、一式揃ってる……」

「勇様、以前から学校に行きたいと申しておりましたが⋯⋯」

「ああ。これで行ける!」

「良かったです。ではお済み次第またお呼びください。」

「はーい!」


数分すると食べ終わり、美華に片付けを任せて4階(運動館)へと向かった。


「えっと、これをこうして……」


入口近くの機械をいじり、天井からテレビを、床からサンドバックを出現させる。


「あとは……ほい!」


テレビからアニソンを流し、リズムに乗り出す。


「ほっ、ふ~っ♪よし!修行するか!うおおっ……!!」


サンドバックに突っ込み、リズム良く殴りだす。


──ずっとアニメばっかり見ていた。ゲームをしたり、音楽を聞いて、歌ったり……そんな日々が毎日続いていた。行きたいなぁとは確かに思った事はある。けど、中々言えずに終わった。だからこそ、そうやって手紙が来たなら……全力で答えなきゃ!


「はあっ……!おりゃあっ!!」


右手に力を込め、殴ると同時にアッパーで吹っ飛ばす。

──寝る直前の事──

(夢野学園か…軽く調べてみようかな…)


勇は少し考えたあと……


(ん~…調べるより知らない方がいいかな。

俺を…スカウト?するくらいにはいい所ってことだし!)


「……とりあえず、失礼のないように行かないと……おやすみなさい。」


そう言うと目を閉じ、眠りについた。


次回!

「学校探索!~そして再会~」


──Dキャラ紹介!──

さて、今回のDキャラは~?こちら!

・夢野勇

「夢野一族」という普通の人より創造力が何倍も高い一族の1人で、37代目代表者。

アニメを初めとした二次元が好きな白髪、黒目の男子。

子供っぽく夢見がちで、やりたいと思ったことにはマイペースで取り組む。直感で行動し、どんな相手でも勇気を持ってコミュニケーションを取る。

子供の頃からずっとビルにおり、運動は中にいてもできるため、推しのライブ以外では全くと言っていい程外に出たことが無い。


・水瀬美華

勇が子供の頃からお世話になってる茶髪の担当メイド。

雑務から勉強まで、様々なことをする。

誕生日は10月27日。身長は168cmくらい。

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