07 転末
以下は、悪巧み発覚の転末。
おニューのペアルックでにこにこ顔のふたりと、
計画成功を確信してにこにこ顔の俺。
仲良く『平和の館』へとご帰還。
そこでカミス君とばったり。
突然鳴り響くアラーム音は、
今はカミス君所持の槍『リセマラ』から。
驚いたカミス君が、すぐに『リセマラ』と念話。
そして判明した驚愕の事実、
なんと『リセマラ』は"つくも神"としてなら、ロックされた能力を自力で全て使用可能。
つまり『特攻勇者ノノカ 第4巻 ノノカと危険な遊戯』にて、
『のんびり園長さん』ミスミさんが使った『読心』スキルすらも使えるのです。
そして、俺の邪念を察知した『リセマラ』が『読心』で裏の計画を看破、
計画を知らされたカミス君は動揺を隠せず、問い詰められてみんなにバレバレ、
後はご覧のありさま。
そう、この世には完璧な計画なんてものは無いのです。
『上手の手から水が漏れる』と言うのなら、
上手に生きることが出来ない俺なんかからは、
だだ漏れするのが当たり前。
この異世界の神サマは、
イベントごとがスムーズに進むのがお嫌いなようですね。
では観念して、今回のお仕置きを受け入れましょうか。