裏切った先(ホラー)
私たちは仲良し5人組だった。
あかり、ゆみ、かおる、さつき、みずきの5人。
小学五年生の時にしたこと。
あかり「ねぇ!私たちずっと友達だよね!」
ゆみ「うん」
かおる「当たり前!」
さつき「約束だよー!」
みずき「指切りしようよー!」
あかり「指切り?」
みずき「『指切り拳万嘘ついたら針千本飲ます指切った』ってやつ!知らない?」
ゆみ「いいね!」
かおる「やろうよー!」
5人は真ん中に小指を立てて集まり。
頷きあって歌い出した。
5人「指切り拳万嘘ついたら針千本飲ます!指切った!!」
あかり「約束だよー!!」
ゆみ「うん!」
かおる「絶対ね!」
さつき「嘘ついたらダメだよ!」
みずき「嘘ついたら針千本飲ま〜す!(笑)」
そうやって約束した。
中学生になり、新しく仲良くなっためぐみが仲間入りし、6人グループになった。
それでも、ずっと友達だと……仲の良い友達だと思っていた……
ゆみ「あかりさ!うざいんだけど!!」
かおる「消えてくんない??」
さつき「きもい」
みずき「来んなよ」
めぐみ「ストーカーかよ」
理解できなかった。
あかり「どうして?そんなこと言うの……私達友達でしょ??」
ゆみ「え、まだ友達だと思ってんの??」
かおる「頭おかしいんじゃない?」
さつき「みんなあんたのことなんて大嫌いなの……なんでわからないの?」
みずき「いつも自己中でうざかったんだよね」
めぐみ「私が来るまでみんな我慢してたんだって?可愛そうね……我慢させられて」
あかり「意味わかんない!じゃあ、なんで今まで私と一緒にいたの??離れれば良いじゃない!!」
ゆみ「そんなの決まってるじゃない」
かおる「ほんとに馬鹿ね」
さつき「まじでわかんないのw」
みずき「良いように利用してただ〜け。もう用済みってわけ、わかる??」
めぐみ「ってことで、あんたはこのグループから追放!さっさと出て行ってくれる??」
ゆみ「あ!犬としてなら入れてあげてもいいよw」
私はそれを聞いて絶望した。
あかり「ひどいよ……」
私の声は……誰にも届かなかった。
そして、
私に対するいじめが始まった。
ゆみ「ねぇ、いつまで学校来るの?」
かおる「お前の居場所なんてないんだよ!!」
さつき「さっさと消えなよ」
みずき「いっそ死んじゃえば??」
ゆみ「あんたの顔なんて見たくないからさ!」
あかり「ひどい……ずっと友達だと思ってたのに……約束したのに……」
かおる「約束??」
さつき「そんなのしたっけ?」
みずき「知ってる?友情に絶対はないんだよ?崩れれば終わり、そんなもんでしょ?」
あかり「そんな……」
ゆみ「まず、あれを今だに信じてるのあなただけよ?」
かおる「みんな、お前が嫌いなのに。絶対なんてあるわけないじゃん」
さつき「ほら、さっさと消えろよ!!」
みずき「しねよ!しね!しね!しね!!!」
毎日毎日同じことを言われ続ける日々。
もう生きたくない。
ごめんね○○○
味方してくれたのに……教えてくれたのに……
信じなくて……
「私にはもう無理です。ごめんなさい。今までありがとう。さようなら。」
そう○○○にメッセージを送り。
私は学校の屋上から自殺した。
あいつら4人に、怨みを込めて。
復讐すると誓いながら……
あかり「約束は守ってもらうよ………嘘ついたら針千本飲ま〜す。って言ったでしょ? ふふ……」
私の意識はそこで途切れた………
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