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読み切り集(全ジャンル)  作者: 新城真理亜
3/3

裏切った先(ホラー)


私たちは仲良し5人組だった。


あかり、ゆみ、かおる、さつき、みずきの5人。


小学五年生の時にしたこと。


あかり「ねぇ!私たちずっと友達だよね!」

ゆみ「うん」

かおる「当たり前!」

さつき「約束だよー!」

みずき「指切りしようよー!」

あかり「指切り?」

みずき「『指切り拳万嘘ついたら針千本飲ます指切った』ってやつ!知らない?」

ゆみ「いいね!」

かおる「やろうよー!」


5人は真ん中に小指を立てて集まり。

頷きあって歌い出した。


5人「指切り拳万嘘ついたら針千本飲ます!指切った!!」


あかり「約束だよー!!」

ゆみ「うん!」

かおる「絶対ね!」

さつき「嘘ついたらダメだよ!」

みずき「嘘ついたら針千本飲ま〜す!(笑)」


そうやって約束した。


中学生になり、新しく仲良くなっためぐみが仲間入りし、6人グループになった。


それでも、ずっと友達だと……仲の良い友達だと思っていた……



ゆみ「あかりさ!うざいんだけど!!」

かおる「消えてくんない??」

さつき「きもい」

みずき「来んなよ」

めぐみ「ストーカーかよ」


理解できなかった。


あかり「どうして?そんなこと言うの……私達友達でしょ??」

ゆみ「え、まだ友達だと思ってんの??」

かおる「頭おかしいんじゃない?」

さつき「みんなあんたのことなんて大嫌いなの……なんでわからないの?」

みずき「いつも自己中でうざかったんだよね」

めぐみ「私が来るまでみんな我慢してたんだって?可愛そうね……我慢させられて」

あかり「意味わかんない!じゃあ、なんで今まで私と一緒にいたの??離れれば良いじゃない!!」

ゆみ「そんなの決まってるじゃない」

かおる「ほんとに馬鹿ね」

さつき「まじでわかんないのw」

みずき「良いように利用してただ〜け。もう用済みってわけ、わかる??」

めぐみ「ってことで、あんたはこのグループから追放!さっさと出て行ってくれる??」

ゆみ「あ!犬としてなら入れてあげてもいいよw」


私はそれを聞いて絶望した。


あかり「ひどいよ……」


私の声は……誰にも届かなかった。

そして、

私に対するいじめが始まった。


ゆみ「ねぇ、いつまで学校来るの?」

かおる「お前の居場所なんてないんだよ!!」

さつき「さっさと消えなよ」

みずき「いっそ死んじゃえば??」

ゆみ「あんたの顔なんて見たくないからさ!」

あかり「ひどい……ずっと友達だと思ってたのに……約束したのに……」

かおる「約束??」

さつき「そんなのしたっけ?」

みずき「知ってる?友情に絶対はないんだよ?崩れれば終わり、そんなもんでしょ?」

あかり「そんな……」

ゆみ「まず、あれを今だに信じてるのあなただけよ?」

かおる「みんな、お前が嫌いなのに。絶対なんてあるわけないじゃん」

さつき「ほら、さっさと消えろよ!!」

みずき「しねよ!しね!しね!しね!!!」


毎日毎日同じことを言われ続ける日々。


もう生きたくない。


ごめんね○○○


味方してくれたのに……教えてくれたのに……

信じなくて……


「私にはもう無理です。ごめんなさい。今までありがとう。さようなら。」


そう○○○にメッセージを送り。


私は学校の屋上から自殺した。


あいつら4人に、怨みを込めて。

復讐すると誓いながら……


あかり「約束は守ってもらうよ………嘘ついたら針千本飲ま〜す。って言ったでしょ? ふふ……」


私の意識はそこで途切れた………


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