プロローグ
見切り発車と暇つぶしで書きました
ピピピピピピピピッ
(眠い)
俺はそんなことを思いながら目覚まし時計を止めた後、布団から出て寝癖を直すため洗面所へむかいまし....たと、そして鏡に映る主人公の情報ステータス
名前 山田 鋼機
性別 男
身長165センチ
どこにでもいる髪型そして黒髪、けだるげな目、
中性的で少し男よりのちょいイケメンのどこにでもいる高校2年生だ。
ただ他の人と違うところをあげるとするならば、
思考速度が速いというところだろうか。
その後は、朝ごはんを食べて今は学校、今日は少し早く来てしまった。
そのためかクラスには俺を除いて四人組が固まっている、とりあえず暇だから四人組を観察。
(あの子は)
確かこの高校の人気美少女、長本 結城。
さらさらした黒髪のロングヘアー、綺麗な黒目、凛々しい顔立ち、身長は女子の平均より少し高い。
次に桐原 永司、キンキラの金髪、力強い黒目、顔はナンパしてそうな顔つき、背は男子の平均より少し高い、とりあえずイケメン。
親しみやすいので男子、女子とわず、学校で友達にしたいやつ一位だったと思う
その次は、栗原 純子、柔らかな茶色い髪、澄んだ茶色い目、幼さを感じさせる顔つき、背は女子の平均よりちょっと低め、結城が綺麗なら、純子は可愛いだ。
もちろん人気。
そして最後に荒山 颯天、爽やかな茶髪、純粋な茶色の目、爽やかなイケメンである、背は男子の平均と同じぐらい。
こちらも人気、とりあえず死んどけって言っとけばいいのかな?
(今日も暇だなぁ)
そんなことを考えながら、スマホでなっちゃおうサイトの小説を、読もうとしたところで床に魔法陣のようなものが出てきた。
「はっ?」
(なんだこれっ!?魔法陣?まさか異世界転移かっ!!)
その時の俺は、立ち上がりはしゃごうとしたところで声が聞こえた。
「なんなのこれっ!?」
困惑する結城。
「変なのが浮かび上がってるぞっ!」
叫ぶ永司。
「もしかして魔法陣じゃないですかっ!?」
そういうの知ってるんだの純子。
「とにかく教室から出るぞ!」
みんなを連れて教室から出ようとする颯天。しかし、扉は開かなかった。
「なっ!扉が開かない!」
そうして皆がパニックになっている中俺は……
「イヤッハァァァァァァァ!異世界転移だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そして魔法陣がより一層輝き、その言葉を最後に俺たちは教室からいなくなった。
(う~ん、どこだここ?)
辺りを見回すとまず目に入ったのは床や壁は石で出来ており、正面には扉、周囲には俺を囲むように人が立っていて、
そして倒れているさっきの四人組と今気づいたことなのだが、おそらく教室にでたものと同じ魔法陣が真下に書かれていた。
そうして観察していると誰かが叫んだ
「勇者様を召喚したぞ!」
「あぁ、後は勇者様方次第だな!」
そうして辺りが様々な言葉に満ちていると同時に俺は思い出す。
(そうだ!たしかあの時教室に転移魔法陣らしきものが出たんだった、それで輝きが一層まして光にのまれたんだったか)
そしたら異世界転移っと、そういえばあの時嬉しさのあまり叫んじまったな、聞かれてないといいなぁとそんなことを思っていると
「う、う~ん、はっ!皆大丈夫かっ!」
とそんなことを言いながら起きた颯天に続くように、他の三人も起きだした。
「目が覚めたら知らねえ天井だしなんだここ?」
お前がそれを言うのかと永司。
そして言葉を発することなくあわあわと混乱する純子。
「っ!?誰ですか!?あなた達!!」
と警戒する結城。
(異世界に来たのは嬉しいが、それはそれとしてここで喜ぶのは雰囲気的に違うし、四人組はまだ混乱しているだろうし、多分責任者みたいな人来るだろうし待ってみるか)
と考えたところで声が響いた。
「落ち着いてください、勇者様方」
その言葉とともに出てきたのが、歳は同じ17くらいで綺麗な金色のさらさらした髪を肩まで伸ばし、翡翠色の瞳、整った顔立ちのまさに物語にでてくる理想のお姫様が純白のドレスに身を包み頭にティアラをのせて現れた。
お姫様らしきというか十中八九お姫様だろうが、四人組はまだ混乱している。
というか混乱度ちょいましたか?実は俺もちょっと相手が喋ってる言語日本語だから、ちょい混乱ってそういえばさっきの人たちの言葉も日本語だったな。
(四人組はまだ混乱しているだろうし、ちょっと気になることを聞いてみるか......言語が通じてるor同じ理由は後で調べるか)
「あの~すみません、質問いいですか?」
とお姫様?にいうと視線が俺に集められる......なにこれなんか気まずいんだけど
「えぇ、お答えしますがまずは国王に会っていただきたいのです」
「「国王!?」」
と四人組は同時に叫ぶ、息ぴったりですね。
(て、ふざけてる場合じゃねえな)
「えっと僕たち、礼儀作法とか知らないんですけど?」
ようやく混乱が落ち着いてきたというか一周回って落ち着いたのか颯天が聞く、聞きたいことはそれだけじゃないだろうに。
「礼儀作法などは大丈夫です。それよりも皆さんにはとにかく理解していただければと思います、その為にも国王と会って話を聞いて欲しいのです。」
「な、なるほど」
「とにかく話はそのあとです。ついてきてください」
そう言いながら扉を開けて歩いていく。
「ど、どうしよっか?」
「危険はなさそうだけど......」
「何かあったら逃げればいいと思う」
「颯天に賛成だな」と
と四人組は相談して決めているが俺はもう扉の外に向かって動いていた。
「って、そこの君ちょっと待ってよ無警戒に動くのは危険だよ!」
と声をかけてきたがそれに対して俺は
「確かに危険だけどだったらもうとっくに何かされてるんじゃないか?」
そう言いながら、部屋の外に出た。
今現在謁見の間にいます、例の四人組も一緒です。
謁見の間って凄いですねー、国と国王を守る騎士に国の経済などを管理する大臣、そして国王の近くに騎士団長らしき人と宰相らしき人がいる。
で目の前の階段の上で玉座に座っているのが国王、歳は50くらいだろうか、イケオジよろしく、立派な髭を生やしたTHE国王様がいた。
「勇者様方まずは最初に謝らなければいけない、急に私たちの都合で呼び出してしまった、この通りすまなかった」
国王は頭を下げた、そのことに皆驚きそれに対して颯天が
「あ、頭をあげてください!」
と、慌てて言う、国王が頭を下げるこの行為をなんとなくで察したのだろう、ちなみに四人組はまだ混乱中、というか頭が追い付いてこれてないようだ。
(いや、俺がおかしいだけか)
「さて、では自己紹介からいこうか、私はこの国の王ガルスタ・ルヴィアそして隣にいるのは、私の娘、アリス・ルヴィア」
「アリス・ルヴィアです」
そう名乗った国王改めガルスタ国王と隣にいる先ほどの子アリス・ルヴィア、この辺で四人組はだんだん慣れてきたというか落ち着いた。
ここら辺からそれぞれ自己紹介を始めて、そして説明が行われた。
案の定と言うべきか、ここは地球ではなくオードラスタという世界であることと、今いるここはルヴィア王国の王城でそれ以外にも説明されて分かったことがある。
魔法の存在、魔物と魔族、勇者と魔王、この三つを簡単に説明する。
まず魔法、これは魔力を消費して魔法を使う、これは定番だな。
次に魔物と魔族、魔物は人を襲うものと襲わないものがいるとして知られている、これが基本的な常識だそうだ。
で、魔族だが魔物説明と以下同文だが違う点をあげるとすれば人間と同じ知能を持っている、それに加えて高い戦闘力を持っていて基本的に敵対することが多いが敵対しないで、友好的なのは稀にいるか油断させて襲うかのどちらからしい。
最後に勇者と魔王、勇者は基本的に異世界から召喚したものを示す、魔王は基本的に魔族の中で一番強いものを示し魔族の頂点に君臨するらしい。
これが今説明されたことだ。
小説って大変(´・ω・`)