プロローグ
物語というものは、ある視点からそこで起こる状況を見たものであるが、ここでの物語とは視点は読者であるあなた自身である。これより、あなたはこの物語を読むことによって同時に語り手になってもらう。勝手ですまないが頼まれてもらいたい。しかし、突然語り手になれと言われても戸惑うに違いない。だから手を貸そう。これから私とあなたはパートナーだ。私は一度この物語を経験しているから、この先何が起こるのかは知っている。あなたは今思っただろう。それなら読者の視点で物語るのではなく、私の視点で物語ればいいのではないかと。それでは意味がないのだ。私はこれから起こる物語において「悪役」なのだから。あなたは今まで悪役が語り手になる物語を見たことがあるか?そんなものを読んだところでどうせ捻くれているさ。つまり、ひねくれ者の私ではなく、一般的感覚を持ったあなたがこの物語の視点にならなくてはいけないんだ。さて、そろそろ決心はできたかな?私はあなたの頭の中に入りあなたをサポートする。物語のキーポイントであなたが迷わないように道しるべになる。困ったら心の中で私に話しかけなさい。あなたは時間旅行を経験したことがあるかい?そうかはじめてなら少し驚くかもしれないが、まぁ大丈夫だろう。
では、あなたがこれからすべき最も重要な役割。あなたがこの物語の視点として動く最大の目的を教えよう。
『私を殺せ』