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授けるにゃ

「お疲れ様です」

「お疲れ様でした」

「おつかれっした」

「おつかれさま」


 舞台を終えた青年二人、いや、芸人ぱんくばーどの二人。



「うけたな」

「何処がだ。

 三人位しか笑ってなかったわ」

「数えてんのかい。

 ・・・まっ今日は三人でも、これから増やしていけばいいだけだろ」

「前向きだな」

「そら、怪人も倒して、これで新しい力が手に入るんだからな」

「そうだな」

「今売れてる先輩方も、ここで頑張ったらしいし、楽しみだな」


 楽屋の扉を開け、中に入る。


 二人が中に入り、楽屋の扉を閉めると。


「舞台はどうじゃったにゃ」


 この楽屋には二人以外の姿はない。


「どうじゃったにゃ」


 またも楽屋内に声が響く。


「すべりました」

「いや、三人には受けました」

「にゃにゃにゃ、そうにゃかそうにゃか。

 これからもネタ作りに励むのにゃ。

 この話はこれぐらいにしてにゃ、怪人討伐ご苦労じゃったにゃ」

「「ありがとうございます」」

「感謝はこっちにゃ、二人とも、ちぃこうよるにゃ」

「はい」

「待ってました」



 二人は楽屋に置いてある招き猫に近付いていく。


「では、我を拝めるにゃ。

 怪人の力を汝らの力に変換するにゃ」


 声の主は招き猫だった。


 二人は目を閉じる。


「さぁ、目をあけるにゃ」


 二人が目を開けると、目の前に光る球体が現われる。


「さぁ、手を突っ込むにゃ」


 二人は言われた通りに光の中に手を入れる。


「今にゃ」


 声に合わせるように二人は何かを掴む様に手を握り、光から手を抜く


「ではにゃ、スキルに胡坐描くことなく。

 ネタ作りに精進するにゃよ」


「「はい、お疲れ様でした」」


 二人は握りしめた手を開く。


「なんだった」

「そっちは」

「俺はアドリブスキル、マッスルだな」

「効果は」

「効果は瞬間的に力が増すみたいだな、それで」

「こっちはキャラスキル、ツンデレだな」

「そおか」

「そうだ」

「ネタ作るか」

「そう・・だな」


 スキルとは、怪人のエネルギーを糧に潜在能力を引き上げ手に入れることができる力だ。

 スキルにはキャラスキル アドリブスキル ストーリースキルが存在する。

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