妖一死亡
見渡してみると辺りは鬱蒼とした森だった
「ここが僕の新しく暮らす世界か」
時間は少し前に戻る
突然だが、僕は花瓶が頭に落ちて死んでしまい、今は目の前に居る自称神様がなんだかんだと少し上を見ながら一人で喋っているのを、内心でこの神様可愛いなぁ何て思いながら見て居ると、自称神様が僕に話しかけて来た
「貴方が死んでしまったのは私の部下の不手際です。申し訳ありません」
「いえ誰にでも失敗は有りますし神様の御仕事でしたら、僕の想像より大変そうですし何より僕は血縁者も在りません、間違いが僕で良かったです」
「そう言って頂けると思ってました」
あ、この神様可愛いけど少し性格悪いのかな…
「僕はこれからどうなるんですか?」
「貴方には少し質問があります、それにお答えしていただきたいのです」
「分かりました」
その後は趣味や夢などどうでもいいでしょ?と思うような質問が幾つかされてそれに応えていった
「そろそろ本題に入りましょうか、貴方には此方の不手際で死んでしまったので選択肢が与えられます」
「はい」
「貴方の好きな事の中に妖怪と有りましたね、実は妖怪の居る世界があります。そこに貴方が望む物を持って彼方の世界に飛ばすことが出来ます、貴方はそれを望みますか?」
「決める前に幾つか聞きたいことがあるのですが良いですか?」
「ッチ、ええ幾つでもお伺いしますよ」
あれ今小さく舌打ちが聞こえたような?まぁいいか、質問で分かった事は、言葉は通じ 魔法に似た妖術があり 身体能力は向こうでも通じるようにしてくれるらしい、欲しい物も幾つか貰えるようだ神様が言うには「今回は此方の落ち度なのでサービスします」との事らしい、僕は収納機能が付いている大きな布とその中に大量の塩 砂糖 油 水 大小の刃物を貰い、妖術と言うものも使えるようにして欲しいと言った
「それだけでいいのですか?」
「それならば向こうの神様に僕の事を少しでいいので気に掛けてくれるように御願いして貰って良いですか?」
「分かりました。私もわざわざ別の世界に居る貴方を見守るのは面倒ですし彼方の神に言っておきます。あの子も私の頼みならば断らないでしょう。あの子に貴方へ定期的にコンタクトを取るように言っておきます」
うん、この神様絶対に性格悪いな!それに隠すつもりもなくなって来てるし。
「御願いします。僕はその世界に行きたいです」
「彼方での成人が15歳です。何歳位で行きたいですか?」
「14歳でお願いします」
「でわ、その様にし飛ばします。貴方が彼方で幸せに過ごせますように」
神様が最後により一層美しい 愛おしげな笑みで此処を見ていた。有難うございましたと、頭を下げた所で目の前が暗くなった。
応援 ダメ出し、待ってます。