ミサイルかいな
「おとうさん、どう、ミサイルかえた」
「そんな、そんなに、ミサイル、いる」
上目遣いで、食い付く程に、サトミに言い寄られ
ケンタは、疑う動作で、口をへの字に曲げる
「なに、なによー、稼ぎもないくせに・・・ミサイルが
必要なのよ」
サトミは、腕を組んで、大きな目を寄り目にして
譲らない
「ちぇっ、稼ぎが悪いって、それは、いいすぎだろう
家にはカケイと言うのが、あんだよ、持って生まれた
運命なんだ、喜ぼう、アッハッハッハ」
家に入り、両足を伸ばしてすわる
「カケイーー、カケイのせいに、する前に、早く
ミサイル買いに行きなさい」
ケンタの仕草に、怒りを表すように薄い眉をつりあげて
サトミは、声が強くなる
「サトミと、ケンタは、生まれたカケイに二人は合わないと、二人の結婚は、間違いだったと言わせたいのか
あーーー、止めよう、メシ、メシダ」
「メシ、メシダーー、ミサイルも買いに行けないで、
早く、早く、行って来なさい」
「メシ、メシダーー、ケンタは、行かん、行かん」
「ミサイル、ミサイルって、そんな科学的なモノは、高いんじゃないのか、ケンタの経済力では、無理だねん、
なんでー、いつものサトミなら、そんな事は言わない、
もしかして、サトミじゃないな」
ケンタは、なんで、サトミが、ミサイルが、ミサイル買って来いとしつこくするのか分からず、地団駄をふんでいる
サトミはいつもケンタに優しかった
雨が降っている中に家に帰って来ても
家の中でケンタの事を待っていた
ケンタが、雨に濡れるよーーーと
心配して、持ってる傘をサトミに渡そうとすると
サトミは、ケンタ、濡れるよーーーと
ケンタが渡す傘を受け取ろうとしなかった
ケンタは、サトミを、サトミの腕を掴んで
一緒に、傘に入ろうと言って、家の中で
二人で傘に入って、雨をしのぎながら
風邪引くね、風邪引くねと二人は、お互いを
頭をゴンゴンぶつけて、笑ってました
サトミは、本当に、本当に、優しいんだよ
あの後、二人して、風邪を引きました
でも、サトミは、ケンタのせいじゃないから
サトミが、傘を忘れたからだよと、ケンタ、早く
風邪を治してと、一生懸命、つぶつぶを除いて
絞ったリンゴジュースをくれたんだ
ケンタは、家の中で、一気に飲んださ
サトミ、美味しい、サトミが、頑張って作った
リンゴジュースが、不味い訳がない
サトミは本当に、本当に、可愛いんだよ
あの時も、仕事疲れで、フラフラのケンタを
家の中で、今日ねーー、今日ねーー、サトミ
ダンス習ったんだ、ねぇー、ねぇー、見る〜
って言いながら、右左にワンツー、スリフォ
ワンツー、スリフォと、何度もステップを
刻みながら、両手を左右に羽根を作る様に
広げて、ステップに合わしながら、ケンタは
サトミが、好きーー、サトミはケンタが好きーーー
と歌いながら広げた両手が、頭の頭頂に来たら
その手を胸に持って来て、ハートの形を両手で作って
デッカいハートの輪を描いて、ステップ取りながら
待ってるんだ、ケンタが、サトミの事好きだーーーーーー
と言うのを
そして、ニコニコしながら、家の中から家の外に
飛んでしまう位、ピョン、ピョン、飛び跳ねて
あーーー可愛いなーー、あーーーダンス、一緒に
踊ろう、ねぇー、サトミ、ケンタにも、その
ダンス、と歌、教えて
今度は向かい合って、一緒に、家の中で、何度も
踊ろう、二人は、すきすきだから
仕事の疲れも、忘れさせてくれるサトミが
好きだーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ケンタは
だのに、どうしたんだ、今日のサトミは
いつもと違う、ミサイル買いに行きなさい
なんて
このままじゃ、二人の家の中が、楽しくない
家の中でのサトミとの暮らしは、夢で、夢だよ
とサトミに耳の側で、言われた様で、ケンタは
どうしたらいいか分からない
サトミ、いつものサトミは、家の中のサトミは
どこにいったんだ
サトミーーーーーーーーーーーーーー
ケンタは、本当に本当にサトミに優しかった
サトミは、いつもの家の中で、楽しく、ご飯を作って
一人で、美味しく、ご飯を食べて暮らしていた
サトミのいつもの、変わらない、日常、暑い事もあるけど
たまに、風も吹くので、けむたくても気にならなかった
一人の楽しい、サトミの家の中での生活は、楽しく、変わらなかった、変わらない日常は、シアワセだと思っていた
家の中でない、家の外では、サトミの家の中には、無い物
が、たくさんの人達を、楽しませてる様に見えた
あの、ブラン、ブランや、スベ、スベは
人達のたくさんの人達が、いる広場を広く、人達を
動かしていた
そんな時、サトミの家の外の、ノックが、した
知らない人達の住人だった
ケンタとなのる住人は、家の外の広場を、動く住人の
一人で、いつも、見かけた事が、あった
サトミとは、家の中と家の外の真ん中のドアで
へだたりしてると思っていた
そこに、ケンタは、ノックをして
サトミの家の中に入って来た
ケンタは、喜んで、サトミのご飯を美味しいねぇー
とムシャムシャか、モグモグと食べて、笑っていた
「サトミ、帰ったぞ、ご飯は、出来てるか」
「ケンタ、お帰りなさい、ご飯は、美味しく出来てますよ」
「そうか、ん〜、ん〜、ん〜、ん〜、サトミ、
美味しいーーー、美味しいーーー、サトミは
本当に料理が、うまいなーーー」
「うん、がんばりました、・・・ケンタが、喜ぶの
ソウゾウしながら、一生懸命作りました」
「そうか、そうか、ケンタは、いい、奥さんを
持って、シアワセだーーーーーー」
「サトミも、ケンタが、夫で、シアワセです
毎日が、楽しいです。明日も、美味しい、ご飯
作ります、アナタ」
「サトミーーーーーーーーー」
二人の愛は、小さいながらも、育んでいた
サトミの家の中の
けむたい、暮らしの中を、仲良く、咳をしても
お互い、笑って、顔を見合いながら
ダキダキ、ダキダキ
して暮らしていた
ケンタは、サトミの家の中での生活を喜んでいた
サトミは、いつも笑っていた
ケンタは、サトミは、シアワセなんだーー
と思っていた
サトミをもっと、もっと、シアワセにしたい
ケンタは、サトミが、嫌がるのを、良いよ、楽しいよ
凄いだろう、楽しくてたまらないだろう
とサトミの家の外の広場に連れ出して
ブラン、ブラン、スベ、スベを教えてくれた
サトミとしては、サトミとしては
二人の家の中での生活が、とてもシアワセで、
このままで、いい、このままで、いたいと思っていた
だのに、ケンタが、サトミを、嫌がるのに、
外の広場に連れ出したりしたから
サトミは、ケンタが、好き、大好き、結婚します
今、二人の愛の、サトミの家の中での生活だったのに
ケンタの、せいだからね、
ケンタがサトミを連れ出したんだからね
あの雨の日、ケンタは、いつも通り
サトミの家の中にノックして入って来た
ケンタは、いつもと変わって見えた
サトミは、聞いた、ケンター、怒ってるの、どうしたの
ケンタは、何も言わず、怒った顔で、家の中のサトミに
傘を渡した
サトミに雨だよーーーー、濡れるよ、風邪を引くよーーー
と言い、ケンタは、濡れるから、サトミは、良いよーーー
と言って、傘をサトミに差した
サトミは、その日は傘が、必要と思わず、持って来なかった
ケンタは、じゃ、サトミとケンタ、傘に一緒に
入ろうーーーーーーーーー
と言って、二人で、雨の中、サトミの家の中で
いつもと変わらない、サトミのご飯をケンター
美味しい、美味しいと食べて笑ってくれた
二人の咳は、いつもより強かった
愛の愛の傘に、雨音の讃美と、咳と咳の誓いの席は
ブラン、ブランと揺れ始めている事を知らせてくれなかった
ケンターーー、風邪引くよ
サトミーーー、風邪は、引くものだよ
そして、次の日、ケンタは、風邪を引いて
サトミの家の中に、来なかった
これなかった
サトミは、いつものように、ケンタが、来るのを
サトミの家の中で、ご飯を作りながら待っていた
いつまで、待っても、来なかった
風邪を引いたのかなーーー
心配なサトミは、家の中の、サトミの家の中の生活から
家の外の広場に出て、ケンタが来るまで、ケンタが来たら
とブラン、ブラン、したり、スベ、スベして
楽しんだ
今までのサトミなら、家の外の広場で、一人で、
こんな楽しく、喜びはしなかった
ケンタが、サトミに、家の中の生活から
家の外の広場の楽しみ方、楽しい事を教えてくれたからで
あった
だのに、
・・・・・・・
あの〜、楽しい、一緒に、ブラン、ブラン
スベ、スベしていい
その住人は、・・・・・・・・
サトミをクルシメタ
その住人は、・・・・・・・・
サトミをコマラシメタ
オトメなら起こるであろう
キセキと言う物がサトミをクルシメ、コマラシメタ
ヒトメボレだった
カオルは・・・イケメンだった
テレビのアニメにいる勇者の短いけど、カッコいい
栗色の髪に、キリリとした茶眼と、笑い顔が、頼り
になる感じの
その日は、ケンタの事が、消えていた
カオルは、楽しく、優しく、強く、サトミを
夢中にさしていた
笑う顔にサトミはうつむきながら、うん、とうなづいた
走る、後ろ姿に、サトミは、待ってーーーと追っかけていた
走り慣れてないサトミは、転んで、膝をケガした
カオルは、背中をそっと見せて、サトミの家の中まで
負ぶってくれた
でも、サトミの家の中には、入って来なかった
入って来れないよーーーーーー
でも、でも、でも、・・・・・・ケンターー早く
風邪を・・・・・・・・
ケンターーーーーーーーーーーーーーー
サトミは、泣いた
ケンターーーーーーーー
サトミは、泣いた
・・・・・・・・・・・・
ケンタ・・・・・・・・・
カオル・・・・・・・・・
サトミは、思い出した
ミサイルだーーーーーーーーーーーーーーー
ニュースで、言っていた
サトミのいる国じゃない外国には
ミサイルと言うのが、合って
そのミサイルを持っていると
お互いの国と国が、仲良く出来ると
だから、サトミも
ケンタに、ミサイルを買いな
と
ミサイルを買いに行かせた
だのに、ケンタは、ミサイルを買いに行くのを
嫌がっていた
ケンタは、サトミを好きじゃないのーーー
ケンタは、サトミを愛しているよねーーーー
サトミは、サトミの家の中での生活を
ケンタとシアワセに暮らした
サトミは、家の外の広場で、ケンタとカオルと
楽しく、ブラン、ブラン、スベ、スベした
何日も何日も、同じ二人と三人の生活が、続いた
ケンタは、いつも通りだった
カオルも、いつも通りだった
サトミは、いつも通りがなくなった
サトミはケンタにミサイル買って来て
と言うけど、ケンタはまだ、ミサイルを買いに
行こうとしない
サトミは、落ち着かなかった
ミサイルは、無くても
仲良く
ミサイルは、無くても
仲良く
出来ていた
サトミは、ミサイルは、・・・無くても
良いんだと思っていた
サトミは、ケンタと結婚する
でも、カオルがいるのに
・・・・・・・・・・・・・・・
ミサイルは、無くても良いと思っていた時もに
ミカエル、サラサラの長髪、物語の妖精色の水色系で、
鼻がスッと高く、目が切れ長の水色眼の口元セクシーな
と
ソード、短髪、額が広く、タレ目の、鼻が小さい団子みたいに可愛い、笑顔が、赤ちゃんのようなホッペのへっくらな
が、
サトミの家の外の広場に現れた
サトミの幼いココロは
破裂を繰り返した
サトミは、家の外の広場で、ケンタ、カオル、ミカエル、ソードと、ブラン、ブラン、スベ、スベ
して楽しんだ
サトミのサトミの家の中での生活は
ケンタと二人、シアワセに暮らしている
サトミの家の外の広場でのブラン、ブラン、スベ、スベ
は、
ケンタ、カオル、ミカエル、ソード
と
楽しく楽しんだ
また、サトミは、ケンタに、ミサイルーーーーーーーーー
ケンタに、寝言で、ケンターーーーーーーーーーー
ミサイルーーーーーーーーーーーー
ケンタは、まだ、まだ、まだ、まだ
サトミにミサイルを買って来てくれない
ミサイルを買いに行かないで
サトミ、カオル、ミサイル、ソード
と楽しく楽しんでいる
サトミは、ケンタと結婚する、します
サトミの家の中での生活は
サトミとケンタ、二人のシアワセな暮らしです
ミサイルーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミサイルーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とサトミの寝言は続いています
サトミも女性なので
サトミの家の中で生活に
近々、カオルを・・・・・・・・・・・
ミカエルを・・・・・・・・・・・・・・・
ソードを・・・・・・・・・・・・・・・・
サトミはケンタと結婚する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その前に
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、サトミとケンタは結婚しますーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ケンターーーーーーーーーーー
ミサイルかいなーーーーーーーーーーーー